和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2077話 】
2019年 04月 26日 談

荒木さんと オペラ座周辺からサンマルタン運河へ移動

今から7年前、サンリス市在住の荒木芳栄さんの友人、マーク・アンリさんが来日した折、親友のフランソワーズさんと大安禅寺に来られ楽しい時間を過ごしたものです。記念にと和尚の禅画を提案したところ、バッファローの水墨画に禅語の賛を希望されたので、特別に描いて差し上げました。大変喜ばれ、その御礼として革製バッグを製作して必ず日本へ送りますとの事でした。 あれから7年の歳月が流れ、今回の渡欧を知ったマーク・アンリさんから連絡が入り、バックが完成したので芸術祭が終了したらフランソワーズさんの会社に取りに行って欲しいとラインで伝えてきました。

フランソワーズさんの経営する会社にて 久々の再会

最終日の今日、荒木芳栄さんが同行してくださり、パリ・リパブリック地区にあるフランソワーズさんの経営する会社を訪ねました。到着するやフランソワーズさん自身が会社の工房を案内して下さり、革製品が出来上がるまでの工程を実演して説明して下さいました。その後、社長室に案内され、約束のバッグを下さいました。

お手製のショルダーバックをプレゼントされました

感激のあまり 思わず合掌しました

セ、マニフィック!素晴らしい!素晴らしい!の連発でした。世界にひとつしかないショルダーバッグです。フランソワーズさんへは、アート・サクレ芸術祭招待記念として、会場に展示された「和」の額を差し上げました。 フランソワーズさん曰く、7年の歳月をかけて制作したとのこと、これはジョークではなく本当の話です。真心こもった自作の革バッグでした。大切に使いたいと思います。

フランソワーズさんも とても喜んでくれました

打ち合わせに来られていた ブランドデザイナーさんにご挨拶

さて、この度のサンリス市「アート・サクレ芸術祭」招待は、これまでに経験した事の無い新鮮な感覚と感動を覚えました。300名にも及ぶ各国から出展されたアーティスト作品との出会いやサンリス市民との交流など、本当に思い出に残る禅の布教活動になりました。催事ディレクター、マーク・イゴネさん荒木芳栄さんに深く感謝と御礼を申し上げます。友峰和尚より

パリ市役所

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