和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1448話 】
2017年 08月 05日 談

台風5号の影響からか気温がうなぎ上りで、昨日に引き続き36℃を超える猛暑日となりました。皆様には心から「暑中お見舞い申し上げます」。人生いろいろ、女もいろいろ、和尚はよろよろ!!って感じの毎日ですが、本当に日々、色々な事が起きてくるものですね。加齢と共に忍耐力も弱まりますから出来るだけ平穏に過ごして行きたいのですが、中々どうしてそんな甘いものじゃあ~りません。人生、生きている限り色んな困難に立ち向かわなくてはなりません!「負けたらあかん!」この言葉は和尚の口癖ですが、誰に負けたらあかんかと申せば、「自分の心」にですよ。自分の心が一番の曲者(くせもの)で、ついつい弱気になってしまうものです。今月は10日の夕刻6時半から木曜坐禅会が開催されますから、皆様も奮ってご参加ください。

     

「寒熱の 地獄に通う 茶柄杓(ちゃびしゃく)も 心無ければ 苦しみも無し」という世語が有りますが、坐禅三昧になればこの暑さも結構風流に感じるかも知れません。「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」甲斐の国・恵林寺の快川紹喜(かいせんじょうき)和尚の辞世の句です。されど皆さん!熱いものは熱いわけで、瞑想による心の涼しさを味わって頂きたいものです。坐禅に来たれ!! 本日、北條英俊総代様がご来寺下さいましたが、最近では寳勝寺も実にお客様の出入りが多くなってきました。思うに6年前、兼務住職として赴任して来た時は人影のない閑散とした寺院でした。多くの人の集まる寺を願ったこの6年でしたが、ここに来て漸く面目躍如の様相を呈しており嬉しく感じています。「心がふれあってら(寺)!」多くの方と語り合える、そんな寺院を今後も心掛けていきたいものです。友峰和尚より

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