和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1443話 】
2017年 07月 31日 談

日中友好の朝顔 境内を彩り咲き始めました

「アッチチアッチ!燃えているんだろか~?」なんて郷ひろみさんの歌では有りませんが、もうこのところの猛暑でダウン寸前! 熱中症なんて言葉は昔は存在しなかったように思います。おまけに「火蟻(ひあり)騒動」で日本列島蟻地獄という事なんでしょうか? まもなく旧盆を迎えるわけですが、「地獄の釜の蓋が開く」そうですから、恐ろしい感じでいっぱいになります。うわーっと火蟻(ひあり)が出て来たらどうしましょう?「ひやり」と全身に寒気がします。

ふれあいパーク霊苑・まほろば区  涼水のせせらぎ

午前中には野町・少林寺住職と先代住職の奥様が寳勝寺のふれあいパーク霊苑を見学に来て下さいました。奥様が日々管理されている少林寺の苔庭には実に見事な杉苔が育っています。いつ訪ねても奥様がお庭の手入れをされており、そのお姿には心服してしまいます。今年87歳の齢を迎えられたそうで、本当に頭の下がる思いがするものです。中国の高僧・百丈慧海禅師の有名な言葉に「一日作さざれば一日食らわず」というのが有りますが、まさにその言葉通りの寺庭様(お寺の奥様)としての精進を続けられています。

ふれあいパーク霊苑  毎朝 清掃作業が行われています

アメリカンブルーの花も涼しげです

さて和尚は法務の為いったん自坊に戻りましたが、「死ぬまで修行」の言葉の如く元気なうちは少林寺の奥様のように粉骨砕身して頑張って参りましょう! それにしても大安禅寺の蝉しぐれには圧倒されます。短い命だからこその合唱なのかも知れませんね。どんな名曲を聴くよりも感動するものです。


そしていま、寳勝寺玄関前には広島県福山市 中川美術館・中川館長様より分けて頂いた「日中友好の朝顔」が見事な開花を見せています。こちらも又、短い命ゆえの懸命の開花なのかも知れません。寺を訪れる皆様の目を日々楽しませてくれています。友峰和尚より

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