和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1432話 】
2017年 07月 20日 談

ふれあいパーク霊苑管理事務所 川面氏とともに、境内の掃除をしました

「坐禅せば 四条五条の橋の上 行き来の人を 深山木と見て」京都大徳寺開山・大燈国師の御歌ですが、今日はその坐禅会の日。坐禅とは何ですか?と聞かれれば「心が座る事だ」と答えます。では「心が座る」とはどういう事ですか?と問われれば、「なんにも思わぬ心」だと答えます。では「なんにも思わぬとはどういう心境ですか?」と問われれば、「あるがままの心」と答えます。ウム~・・・、さてさて皆様、お分かりになりましたか? 一体、あるがままの心とはどのような心境なのか?「言葉では言い尽くせない深い安らぎ」とでも言いましょうか、どうか実地に体験して頂きたいものです。

竹葉が はらはらと 舞います

何事に於いても言えることですが「百聞は一体験」に如かずです。やってみなければどうにも答えようのない心境の世界ですから、頑張って坐禅にトライして頂きたいものです。勿論、冷たいビールをキュッと飲んでスカッと爽やかになるのもいい気分なのかも知れませんが、どっこい長続きせず一過性の爽やかさでは使い物になりませんね。坐禅は持続する深い安らぎを得るからこそ有り難し有り難し。

霊苑では、宮崎デザイナーによる和エリアの植栽が継続中

擬宝珠、蘭、富貴草の緑に包まれたお

日中友好の朝顔 発芽しています

さて、毎日猛暑日が続いていますが、昨日は和尚も思わず目がくらみ倒れそうになりました。間違いなく老人性熱中症です。家の中に居ても身体が怠くなるほどですから、皆様も十分に気を付けて頂きたいものです。友峰和尚より

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