和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1427話 】
2017年 07月 15日 談

第十四代 宮崎寒雉様御寄進の半鐘を撞く 常松寺様

盂蘭盆会施餓鬼会が野町・少林寺で午前10時半より厳修されました。例年より多くの檀信徒方々が参詣され盛大な法要と成りましたが、今日も34℃を超える猛暑日となり、堂内では扇風機がフル回転するも焼け石に水といった感じでした。

約50名の檀信徒皆様が参拝されました

祖先供養の大切さを子供や孫達にも教え伝えていかねばなりませんが、近年の若者達の寺離れには歯止めがかからず次第に供養の意義も風化しつつあります。故人の年忌法要や墓参なども減少傾向に有りますが、それに反比例するかのように大きな天地災害が増え否応なく家族が引き裂かれていく惨状を目の当たりにしますと、複雑な気持ちに駆られるものです。「有りとみて 無きこそ元の姿なれ とは言うものの 濡るる袖かな」太田道灌の妻が亡き夫に対して詠みし歌なれど深く心に響くものが有ります。

維那を勤められた 桂岩寺様

法要終了後、檀信徒会議にて

さて全ての兼務寺院の盂蘭盆会を無事に終了し、明日からは寺カフェに集中したいと思っています。もうまもなく学生たちの長い夏休みが始まりますが、金沢市内の観光地は依然人気が有り県外からのお客様も大勢訪れているようです。今日の寺カフェも若い方々が多く利用され、終日笑い声の絶えない様子でした。ワイワイガヤガヤ、ワイワイガヤガヤ、時間を忘れて大いに歓談して頂きたいものです。卑山のスタッフの皆様も御接客本当にお疲れ様でした。友峰和尚より

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