和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1343話 】
2017年 04月 22日 談

イタリアからの観光客に対する坐禅参籠修練2日目は早朝5時半起床で始まり、朝課(朝のお勤め)、坐禅、粥座(朝食)、写経、拝観の順で修練が行われ、午前9時に散会となりました。今回で3度目だそうですが、ツアーリーダーのマルコさんは禅宗に大変造詣が深く、この秋にも次のツアーが予定されています。

 

粥坐 しゅくざ (朝食)

写経体験

テレビでも紹介されているように、最近は外国人観光客の「寺泊」が人気だそうで、京都大本山妙心寺塔頭寺院でも受け入れています。和尚の兼務寺院先である金沢の各寺も、無住寺院対策の一つの手段として国外観光客の方々への「寺泊」を奨励し、禅寺での修行体験コースを考えています。とにかく現在、各宗派で問題になっている寺院後継者不足は深刻な状況下に有り、一刻も早い対策が求められているようです。

寺内拝観 と 和尚が法鼓を打つようす

和尚の法務が毎日変化していきますが、どの仕事も油断出来ない緊張状態が続いていきます。それもこれもこれから始まろうとしている、大安禅寺諸堂大修復工事の為の準備でも有ります。我が国の文化遺産でも有る重要建造物の保存継承の為に全力を投球する日々が続きます。本日は本当に穏やかな日和となり、修練明けで心地よい気分の上に、天候がさらに心地を良くしてくれました。「気楽に 気さくに 気分良く」そんな一日となったようです。友峰和尚より

 

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