和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1342話 】
2017年 04月 21日 談

イタヤモミジ / 傳燈寺境内にて

お天気が良いと家の中に居るのが「もったいなく」思うのは和尚だけでしょうか? 午前中は昨日に引き続き兼務住職先の傳燈寺に出向き、昨日から始まった参道整備工事と池の泥上げ作業の進捗状況を視察しました。傳燈寺の参道は本来石の階段ですが、車道として作られている脇道の幅があまりにも狭いため、車が転回できるように道幅を広げています。また弁財天洞窟の前の池も泥で埋まっており、湿気が寺内に及ぶのを防ぐために泥を排除する作業も行っています。時間の合間をみて書院や玄関の掃除をして寳勝寺に戻りました。

傳燈寺参道脇の車道 と 車道拡張工事

池の泥上げ作業

本堂正面玄関 と 庫裏玄関の掃除

傳燈寺を取り巻く環境は大安禅寺に似て静寂そのもので大変気に入っています。和尚は山の中で暮らして来たためか、寳勝寺のような街での生活にあまり馴染まず、今後は傳燈寺に法務拠点を移したいと思うくらいです。

伝燈寺町の田園風景

さてゆっくりも出来ず、本日は夕刻大安禅寺でイタリアからのお客様を迎える為、一路福井に戻りました。最近は日本の禅寺での一泊体験が外国人の方々に人気があるらしく、卑山での参籠修練も今回で3度目だそうです。本日は15名のイタリア人観光客の方々が参籠修練カリキュラムに随って坐禅・読経・掃除・写経等の禅体験に挑みます。

午後より 参籠修練開講式のようす / 大安禅寺 枯木堂にて

薬石(夕食)のようす / 大安禅寺 書院にて

特に早朝の読経や精進料理は人気があるようで、今後も引き続き参籠修練コースで計画したいとの事でした。大安禅寺も国際色豊かな様相を見せ始めて来たようです。今では「禅」は世界中に広まっている為、ますます人気が出てくる感が有ります。和尚もイタリア語でお迎えしましょう!「Hi-there」「comebva!」ピコ! 友峰和尚より

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