和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1022話 】
2016年 06月 05日 談

金沢市「第60回 百万石まつり」も今日が最終日。毎年恒例の百万石茶会が兼六園を中心に八か所の会場で開かれました。その帰りに、檀信徒の稲場氏の奥様が卑山に立ち寄られしばし歓談致しました。昨日行われた「百万石まつり時代行列」では約40万人の市民が観覧したと言いますから、実に盛大な祭です。和尚はと言いますと、午前中は飛騨・高山市よりお越しの団体様に「楽く楽く法話」を致しました。

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DSC08646 (500x375)この「楽く楽く」の意味ですが、「楽」という字は木の上にお日様が白く輝いている様子から来ているそうです。そう言えば、楽しい時はなんだか木のてっぺんに登ったような気分になるものですね。和尚もそのような気分を心掛けながらお話をしていますが、さてさてリスナーの皆様には楽しんで頂けましたでしょうか。和尚も随分と歳をとりましたから、「楽く楽く法話」が「ガクガク法話」とならないように、ご用心ご用心!ですね。

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御来山、誠にありがとうございました。

それにしましても最近の気候は相変わらず寒暖を繰り返していますが、どうか皆様には十二分に健康管理に気を付けて頂きたいと思います。なんといっても健康が大切です。午後から気温が上がるなか、時折寺内を吹き抜ける初夏の風は「値千金」です。「薫風自ずから南より来る」という禅語が有りますが、夏の風はいきなりやって来る、それ故に「値千金」なのですね。「六月清風を聞かば 人間恐らく値なからん」、こちらの言葉にも「薫風」を感じます。この時期の風は南からの潮の香りと共に、人々の心を限りなく幸せにしてくれているようです。さて、大安禅寺からは花菖蒲やバラの香りが届けられています。色々な自然の匂いを感じさせてくれる六月を大いに満喫したいものですね。

DSC08651 (500x342)和歌山から訪ねて下さった 中西様 とともに

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