和尚のちょっといい話
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臨済宗妙心寺派 全国宗務所長会議最終日
昨日とは打って変わって穏やかなお天気となりました。三日間に渡った会議も午前中に無事終了し、京都を後に一路自坊に戻りました。宗務所長を拝命して5年目を迎え、法務の実施にも力が入るというものです。教区の発展は延いては我が宗派の発展にも繋がる為、たゆまぬ努力が求められているようです。
会議はさて置き、全国から参加している所長同士の交流ほど意義を感じるものは有りません。教区が違うと本当に何もかもが違う為、懇親会を介しての会話は実に楽しく良い勉強になるものです。まもなく大安禅寺でのお彼岸会ですが、大本山妙心寺参拝の後は気持ちも特別に充実した中で迎えることが出来そうです。真にありがたし。ありがたし。そうそう、今回の会議の中では、花園流御詠歌の発展のため、奉詠の際に使用する鈴鉦を無くし「詠歌」だけにしたらどうかとの提案が有りました。なるほど高齢化の進む中では鈴や鐘を鳴らすのはなかなか難しいとの事で、口だけは達者になっていくなら得意分野を拡充するほうが発展に繋がるという発想でした。ガッテン?反対? いつの世にあっても進歩と調和が課題のようです。
平成28年度 大安禅寺 涅槃彼岸会法要より
来たる三月二十日の「涅槃彼岸会法要」には卑山御詠歌婦人部皆様の素晴らしい声が披露されますので、是非ご参拝ください。果たして鈴鉦があるほうが良いか、それとも無い方が良いのか、じっくりご拝聴ください。友峰和尚より
妙心寺開山堂拝塔
強風の吹き付ける寒い一日でした。終日、大本山妙心寺宗務本所での会議でしたが、終了後には流石に足腰が痛む始末、実に情けないの一言です。会議に参加している全国の宗務所長も随分と若返ったもので、和尚などはいつの間にか古参組で驚きます。
一年に何回か本山での会議に参加していますが、和尚にとって京都は特別な場所で、いつ来ても新鮮な気持ちになるものです。最近では妙心寺・山内寺院が外国人旅行者に大変人気で、今日も多くの観光客が訪れていました。妙心寺山内は約10万坪有るそうですから、外国人観光客にとっては魅力ある異次元空間を体験出来る場所だと思います。全国から集まっている各教区の宗務所長方々ですから会議の後の交流懇親会が盛り上がるのは言うまでも有りません。会議は明日も有りますが、頑張って参りましょう!
ガラリと話を変えて、WBC二次リーグで連日見事な戦いをみせている「侍ジャパン」ですが、小久保監督始め各選手達の素晴らしいチームプレーが勝利を導いているようです。[大和魂」という言葉がぴったりの「侍ジャパン」、勝っても負けても文句なしの選手たちのファイトです。全力投球!これこそ日本人の美しき姿だと日々声援を送っています。 頑張れ日本! 友峰和尚より
さぁ始まりました!「宝勝和尚の楽く楽く法話」です。桜の開花情報と相まって、春の旅行シーズンを迎えました。本日は岐阜県下呂市より元気に満ち溢れたアラシー世代の奥様の団体でしたが、最後まで楽しくお聞き頂けたようです。和尚にとっては久しぶりの楽く楽く法話でしたが、不思議なもので昨日までの疲れもどこへやら、アラシーパワーを頂いてパワー全開!!お話のボルテージも上がる一方でした。やはり和尚にとって「説法」は自分の人生そのものなのかも知れません。
このところずっと霊苑事業に集中していて、かなりの緊張感が続いていましたが、気持ちがいっぺんにリラックスした感じでした。「男は度胸!女は愛嬌!坊主は説教!」とは懐かしいフレーズです。さてリラックスもつかの間、法話後は一路京都に向かいました。今日からの三日間は妙心寺宗務本所での全国宗務所長会議です。参禅は須らく実践を要す!!の言葉の如く、何事もやってみて納得がいくものです。さりとて全てを体験することも不可能な話です。本山での研修は情報交換に意義を見出すものと感じています。「艱難汝を玉にす」で、どのような難しい問題に遭遇しても、縁にしたがって全力投球で頑張って行きたいと念じています。友峰和尚より
傳燈寺 参道の白梅
終日暖かい一日となりましたが、「暑さ寒さも彼岸まで」とは昔の人は上手く言ったものです。昨日は寳勝寺の春季彼岸会法要が厳修されました。檀信徒墳墓改葬移転がほぼ完了し、その安堵感からか今日は疲れが一辺に押し寄せて午前中は敢え無くダウンしてしまいました。もはや激務には耐えられない程、疲労が蓄積してきているようです。とはいえ、今年から新たに兼務住職となった傳燈寺視察予定が入っており、無理を承知で訪ねました。
既に依頼しておいた畳替えの床板張り替え工事も進んでおりホッとしました。人の住まなくなった建物はみるみる傷んでいきますから、早めの修復が求められています。特に傳燈寺は山を背にした建物で湿気の影響もあり、排水工事なども今後必要になってくると思います。就任してまだ一か月ですが、任命を受けた以上は責任をもって復興にあたりたいと思っています。
傳燈寺町会長 西川様と
和尚にとってはどの寺院も大切で、復興と共に後継者育成にも力を注いでいかなければなりません。和尚の本寺である大安禅寺では文化庁指導のもと大掛かりな全面修復工事が始まろうとしていますが、現在、金沢市内の兼務住職寺院を一か寺ずつ修復に当たっていることも、本寺の修復工事を進める上での重要な経験と勉強になると思います。どの建物にも多くの宮大工師が関わってるだけに、その気持ちを感じ取ることが出来ます。さてそれぞれの兼務寺院の修復を終えた際には皆様是非ご来寺下さい。昔から「家風」という事を言われますが、お寺にも「寺風」というものが有ります。人々に個性があるように、歴史を有する趣ある「寺風」を感じ取って頂けたらと思います。友峰和尚より
法要に先立ち、午前九時より先祖墳墓入魂の儀が行われました
快晴で暖かい春風がそよぐ気持ちの良い一日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 寳勝寺では午前十時半より「春季彼岸会法要」が厳粛に執り行われました。現在、霊苑改葬工事が進められている関係で、檀信徒様はじめ工事関係者の方々も参席しての法要となり、法要終了後には㈱ココ・プランニング中本会長、社長様はじめ㈱豊蔵組・豊蔵社長様のご挨拶の後、工事進捗状況と今後の進め方また先祖墳墓移転の状況について、㈱豊蔵組 現場監督・高島氏ならびに㈱河原市石材・河原市社長様から説明がなされました。先祖墳墓の移転については全て完了し、本日は各家の入魂の儀式が行われたわけですが、和尚も心から嬉しく安堵いたしました。今後は六月完成に向けて、より一層の緊張感をもって進めて行きたいと思っています。
平成二十九年度 春季彼岸会法要の様子
御加担下さいました 宝光寺 御住職
檀信徒説明会にて ㈱ココ・プランニング 中本隆久会長の御挨拶
㈱ココ・プランニング 中本大資社長の御挨拶
㈱豊蔵組 豊蔵享一社長より御挨拶
㈱豊蔵組現場総監督 高島隆義課長より 進捗状況と今後の進め方について御報告
㈱河原市石材 河原市社長より 先祖墳墓移転について御報告
住職より 今後についての御説明
檀信徒説明会終了後、各御家の墳墓入魂式が行われました
昨日、三月十一日は東日本大震災発生から6年目を迎え、震災物故者の総供養が各寺院でなされましたが、その多くの寺院が被害を受け先祖墳墓もことごとく津波で流されたと聞いております。我々の心は祖先とともにあるだけに、言葉を失います。寶勝寺では今、約四百年に渡る祖先墳墓の改葬工事を行っているわけですが、今回は祖霊を弔う「永代墓」が新たに設けられ、有縁無縁の供養墓となっています。先祖供養の大切さはそのまま自分の心の供養でも有ります。思いやりの心は父母の恩、祖先の恩を忘れないところに有る事を思う毎日です。友峰和尚より
㈱豊蔵組様、小竹様とともに
寳勝寺春季彼岸会が明日の午前十時半より厳修されます。今日は、「ふれあいパーク霊苑奥の院」に改葬されたお檀家様墳墓の入魂諷経が行われました。殆どはまだ工事中ですが、それでも少しずつ霊苑の全体像が見えて来ています。午後からは㈱ココ・プランニング中本大資社長様はじめ工事関係者方々との工事進捗状況確認と打ち合わせが行われましたが、工事が進むにつれてお互いに力の篭った話し合いとなっています。
お檀家様の先祖墳墓入魂式
中本社長様との打ち合わせのようす
今回の寳勝寺霊苑改葬工事で和尚が最も嬉しく感じたのは、奥の院に整備された「三界萬霊塔」と歴代住職の慰霊碑「歴世塔」が復元された事です。祖先を思う気持ちは誰しも同じであろうと思いますが、我々僧侶に於いても釈迦仏法を的々相承されて来た歴代住職の慈恩を奉じる事も大切です。
三界萬霊塔 改葬施工中のようす
多くの方々との仏縁を得ながら改葬工事が進められています。明日は春季彼岸会法要が営まれますが、先祖の恩と父母の恩に心より感謝の真を捧げたいと念じています。さて桜の開花予測情報がニュースで報道されるようになって来ました。本当に待ち遠しいですね!人生、心の花を幾重にも咲かせていきたいものです。友峰和尚より
「桜花無尽蔵」 大安友峰 書
和尚の「ちょっといい話」も今日で1300話を迎えました。誰もが平穏な一日に過ごしたいと願っているわけですが、どっこい無常の現世にあっては中々そういうわけにも行かないようです。自分だけの心の世界ならコントロールのしようも有るのですが、これだけ社会が複雑化するともはや我が身のコントロールだけでは立ち行かない事も多々あります。世の中が複雑になればなるほど、いかに周囲の人達との関係をスムーズに保っていくかが求められているようです。
どなたの言葉かは知りませんが、和尚がよく使う法話の言葉に「おれがおれがの我(が)を捨てて おかげおかげの下(げ)で暮らせ」というのが有ります。なかなか良い言葉だと思っています。我々の肉体は生涯お借りしている物ですから、さらに色々と付け加えていく事はかえって不自由を強いられるようなものです。お借りしている間は日々感謝の気持ちで身体と心を大切に活用する使命があるかと思います。お金でも銀行からお借りすれば「利息」が付いていくように、我々もその利息を「感謝の心」と心得て世の人々に何かお返ししていくことが大切かと思います。
さて午後より女性のお客様が二名来られました。平成26年3月12日から17日までの約一週間、金沢市広坂「しいのき迎賓館」で墨蹟禅画展を開催した際大変お世話になった才田さんと、金沢の町屋改修を数多く手掛けられている建築家の山田さんです。お二方とも金沢市の文化発展に熱い想いを持っておられる方々です。しいのき迎賓館での当時の個展風景はこのホームページで閲覧できますので、是非ご覧頂けたらと思います。素晴らしい個展会場との御縁を才田さんから頂きました事に、改めて「おかげさま」の言葉をかけさせて頂きました。ブログを読んで下さっている皆様に感謝しつつ、頑張って続けていきたいと思います。「南無観世音菩薩」 友峰和尚より
それにしましても今年に入ってからも、大きな事件が次々と発生して不安社会を形成している感が有ります。山中の寺院に住する和尚にあっては一見、世の中の事象とは無縁に思われがちですが、情報通信機器が発達した今日では隠遁生活など出来るはずも無く、刻々と伝わって来るニュースにキチンと耳を傾けています。「このような時は一体どうすれば心が安心できるのか」と問われれば、「諸縁を放捨して万事を休息す」という禅語が有るように、いちど思い切って頭の中を空っぽにして、心の働きを停止することが一番です。何が故にそのことが一番良い方法かと言えば、人間は、いったん記憶されたものは「脳」というディスクに保存されてしまう為、見聞きした事が後から思い出され自分の事のように錯覚して不安を感じてしまうからです。「何にも思わぬが仏の稽古なり」なんですが、なんにも思わない事ほど難しいものは有りませんね。和尚などは長年坐禅をして来たせいか、心がモヤモヤする時は坐禅をすると実に爽快な気分を取り戻すことが出来ます。皆様も是非「坐禅」にトライして頂きたいものですね。「何にも思わぬが仏の稽古なり」ですね。世の中が複雑化すればするほど、坐禅の効能は抜群です。
御先祖墳墓 入魂式諷経 / 寳勝寺ふれあいパーク霊苑にて
さて寳勝寺ふれあいパーク霊苑改葬工事も日々着々と進んでいますが、本日はお檀家様先祖墳墓改葬の新地移転されてより、最初の入魂式の諷経が営まれました。あわせて本堂にて先祖代々法要も厳修しました。来る12日(日)の彼岸会法要では殆どのお檀家様墳墓の入魂法要が営まれる予定になっています。心のやすらぎは御先祖の御供養と共に有る事を実感する毎日が続いています。友峰和尚より
大安禅寺に再び雪景色が戻りました。暦は3月も半ば、12月頃の初雪とは違ってもはや余裕をもって景色を眺めることが出来ます。北陸人にとって、この時期はスノータイヤを外そうか外すまいかと悩ましいのですが、やはり4月の声を聴くまではそのままの方がよさそうです。それにしても春の雪には温もりさえ感じられますから不思議なものです。時折お日様が顔を出しますとみるみる雪が溶けて行き、その情景もまた春が来たことを証明しています。
さて金沢での日々のハードな法務から離れて今日は自坊にあってゆっくり休息しています。70歳近くになって日々無性に、亡き父(先代住職)と話がしたいと思う念を強くしています。今なら何でも話せるという心境なのでしょうか? いや別に理由も無くただ会話がしたいのかも知れません。親父の懐かしい言葉「おい、一杯やらんか!」本当に今こそ父と杯を交わしたいものです。人生とはそういうものなのかも知れません。こんな言葉が有りました「親孝行 したいときには 親は無し」全くにごもっとも、ごもっとも。雪解けと共に心までが緩んでいくような心境です。友峰和尚より
昨晩より気温がグンと下がって寒い寒い朝を迎えました。午前中には久しぶりの雪模様となり、宝勝寺境内にも雪が積もりました。前日までの陽気に慣れてしまっていたせいか、いっぺんに身体が強張ってしまい、思わず朝風呂に入ってほぐす始末!なんとも心身の不甲斐なさを感じたものでした。しかしながら朝風呂のリラックス効果は絶妙で、これからは健康維持の為、寒い時には我慢しないで率先して朝風呂入浴を心掛けたいと思っています。
「春風百花舞」大安渓仙 書
まもなくお彼岸を迎えるにあたり春季彼岸会法要の準備に入りましたが、今年はお檀家様のお墓が新しい墓所に移転した為、いろいろな事務や書類の整理をしました。歴代住職の移転先墓地には歴世塔が建てられる為、開山様始め代々の住職の法名などを確認しましたが、大本山妙心寺宗務本所より頂いたパソコン用「臨済宗妙心寺派 宗派図データベースシステム」のディスクには感心したものです。今やネット時代、パソコンデータの有り難みを痛感致しました。事務の効率化は各寺院に有っても必要不可欠の課題となっています。やれやれ和尚にとって事務処理は一番苦手な分野だけに、パソコンはまさに救世主的存在です。
歴世塔の御真前にて / 平成27年冬 檀信徒墳墓総供養慰霊祭
宝勝寺の春季彼岸会は12日午前10時半から法要が厳修される予定となっています。どうか是非お参りください。暑さ寒さも彼岸まで、今年も早三ヶ月が過ぎようとしています、皆様お元気にお過ごしください。友峰和尚より