和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1963話 】
2019年 01月 02日 談

大安禅寺御用達  小森庭園主・末政幸憲氏が新年の御挨拶に来寺されました

本当に北陸地方にとっては珍しく穏やかなお正月を過ごしています。今年は暖冬になるとの気象予告でしたが、今のところそのようで有り難く思っています。お正月参賀日は自坊での参詣者応対に当たっていますが、本日は地元県議会議員の年賀式に出席しました。今年は選挙の年だそうで県知事、県会議員、参議院議員選挙が控えており議員皆様にとっては新年早々多忙を極めている様子です。

和尚にとっても今年は例年より法務の仕事が目白押しで、多忙な一年となりそうな気配を見せています。本日の県会議員新年会の席でも地元の多くの同級生に会い、選挙の年ということで地元議員支援の為の応援演説を依頼され、俄かに気忙しくなって来ました。

「 道 」 大安友峰 書

さて、皆様に於かれましては「寝正月」と決め込んでゆっくりされている事と思いますが、昨晩のNHKテレビ番組で「寝正月」の本当の意味を解説していました。元旦から働いてはいけないのは、せっかく「歳の神」が各家に降臨されたのに、その神様を「掃う」ことを避ける為、神様がお戻りになるまでじっとしていると聞いて「成る程!」とガッテンしました! しかしながら、お寺は寝正月とは無縁で「更なる福の神」を呼び込むために参詣者をお迎えしています。明日は金沢寺院での新年御祈祷祭を行う予定となっています。じっとしていては何も進まない世の中! 今年も全力投球で活動していきたいと念じています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1962話 】
2019年 01月 01日 談

素晴らしい新年を迎えることが出来ました! 皆様 明けましておめでとうございます。本年も何卒御法縁御法愛を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。昨晩の除夜の鐘は大勢の参詣者で賑わい、新年ご祈祷祭の後には玄峰副住職が法話をしましたが、穏やかな年越しとなったことを嬉しく思います。

 

午後11時45分より 除夜の鐘

 

平成31年元旦  零時より 新年御祈祷会

玄峰副住職による 新年の法話が行われました

新年法話の後、本堂を参拝される方々

書院にて 年賀式のようす

 

白山頂から登る朝日が全山を照らし、境内の隅々までが神々しく感じたものでした。今年から約12年間に渡って始まる重文諸堂修理工事故に一層感慨無量の霊感を覚えました。さっそく元旦諷経と鎮守堂諷経を行じ、一年の無事を祈願したのち坐禅瞑想に入り、今年の法話テーマである「吾道一以って之を貫く」を念じました。

穏やかな元旦を迎えたことで参詣者の方々も次々に来られ、例年と変わらぬ家族風景を嬉しく思います。さて皆様はどのような新年をお迎えでしょうか? 家族団欒で和やかにお過ごしの事と思いますが、本当に皆様がこの一年無事御多幸である事を心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1961話 】
2018年 12月 31日 談

「吾道一以貫之  亥 図 」 / 大安禅寺 隠寮にて

心配された雪も峠を越えたようで、穏やかな大晦日を迎えました! 天気予報では、元旦も北陸地方は晴れ模様になるとかでホッとしています。当然の事乍ら早朝からやり残し場所の大掃除に入り、夕刻になってようやく総べてが終了! 今年こそはのんびりと大晦日を過ごしたいという願望も虚しく、例年と同じようなパターンとなりました。それはそれは徹底した掃除と整理整頓をしていくわけですが、加齢と共に「終活」を意識しての整理となっているように思います。掃除は広範囲に渡るため一人ではなかなか思うように進まず、おまけに腰痛と闘いながらの作業でいつもより何倍もの時間がかかっているようです。

本日は午後11時45分より 除夜の鐘 が撞かれるため、新命副住職始め職員はその準備に追われていました。大掃除の後の、除夜の鐘撞きです。108の煩悩消除ということですが、108どころか無限に湧いて来る煩悩ですから沢山撞いて頂きたいものです。

夕刻 泰平さんが手作りおせち料理を持参、年末のご挨拶に来寺されました

さて愈々あと数時間を残すのみとなりました!ブログをご覧頂いている皆様方のご多幸とご健康を、除夜の鐘後の「新年御祈祷会」でしっかり祈願したいと念じています。今年一年、皆様には本当にお世話になりました。こころから厚く御礼申し上げます。どうか良いお年をお迎えください!友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1960話 】
2018年 12月 30日 談

 大安禅寺 山中の鎮守堂

早朝より大掃除を開始! まず和尚の自仏堂{瞑想する場所}でも有るアトリエ裏手の鎮守堂から始めましたが、午前中には終えることが出来ました。またその余暇を利用して来年の法話テーマである「吾道一以って之を貫く」の書と画を一気に書き上げました。

 

今日は多くの可愛いギャラリーに囲まれての墨蹟で、本当に力が入りました。完成した時には孫達が拍手をして褒めてくれました!これまで凡そ200枚は色紙に描いたであろう猪の図ですが、ここまで描くと流石に筆のほうが先に走り、勢いの良い猪図が描けたようです。と言うより、今日は何といっても孫達が見守る中での墨蹟でしたから上手く描けたのでしょう!「孫力」の不思議です。孫さん応援ありがとう! そしてアトリエの大掃除も手伝ってくれて有り難う!お蔭で早く済みました!!

孫達が 掃除を手伝ってくれました

ところで、お掃除で大切な場所は玄関・トイレ・台所・お風呂場ですが、特にトイレは徹底してやらなければなりません。ブログをご覧頂いている皆様に於かれましても日頃よりお掃除されていると思いますが、この4か所のお掃除を徹底してやって下さい! きっと和尚の進言が「なるほど」と納得出来ること間違いなし!何もかもすっかり拭い払って、爽やかな気分で新年を迎えたいものです。頑張って掃除を続けましょう!!ピコ! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第1959話 】
2018年 12月 29日 談

今年もあと2日! やり残しの仕事を急ピッチで仕上げているのですが、時間が足りません!! 自室の大掃除を予定していたものの妻が急遽買い物に行くと言うので運転手として同行!お正月飾り用「仏花」を求めてお花屋さんに行きました。帰寺後は新年来客用干支色紙が不足との職員からの求めに応じ、アトリエに篭ってひとり黙々と描き続けましたが、とうとう腱鞘炎(けんしょうえん)による痛みが襲って来る始末。よくよく腕の関節を見ればなんと! 肘(ひじ)の骨が飛び出していました。

多くの方々から色紙送付御礼の電話を頂きますと痛みの事など何処へやら、頑張って頑張って描きました。新年を迎える「猪」ですから、穏やかな図柄にしたいと念じながら描いています。どうやら依頼された分は描けたので、明日こそ自室と浴室の掃除を徹底したいと思っています。

 

昨年 大晦日 「除夜の鐘」のようす

心配された大雪も峠を越えたそうでホッとしました。昨年は好天気に恵まれた元旦だっただけに、せめてもの穏やかな気候であってほしいと願うばかりです。この一年間、多くの方々から温かい御法縁を頂きながら十分なお礼のご挨拶が出来ていない事を申し訳なく思っています。ブログを通して心から厚く厚く御礼申し上げる次第であります。まもなく大晦日を迎え除夜の鐘を撞きますが、是非御来寺頂きたいと思います。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第1958話 】
2018年 12月 28日 談

大安禅寺 隠寮より

深々と冷え込む朝を迎え、今朝方の気温がマイナス1℃と今年一番の冷え込みとなり境内の風景が一変しました。流石に雪が降ると気温もぐんと下がり、足元から寒気が伝わって来るようです。午前8時過ぎ、越前市在住のお檀家様のお葬儀に出掛けましたが、フロントガラスも凍りつき暫らくアイドリングをしたものの、車内は冷凍庫のようでなかなか温まらない始末! 道中ものろのろ運転で到着時間を心配しましたが、無事9時半からのお葬儀に間に合いました。

近年は「家族葬」が定番になりつつありますが、そのコンセプトは「家」から出棺するという古来からの伝統的形式を守るところに意義が有ると思います。葬儀遂行の法式梵唄(ほっしきぼんばい)内容は実に厳格で、剃髪、納棺、出棺、引導、荼毘、収骨の順に儀式を行うわけですが「家族葬」を「家族達だけで行う葬儀」と捉えるのではなく、あくまで自分の家から葬送する意義を大切にして頂きたいと思います。最近では葬儀遂行の前に儀式の内容を説明をしてから執り行う事にしています。

滋賀北陸教区 花園だより「いもこぢ」が完成しました

人生の「冠婚葬祭」の中でも最も重要な「葬儀」、故人の恩徳を讃え感謝の気持ちと真心を込めて葬送したいと切に願うものです。さて今年も残す所あと3日となりました。明日からは今年最後の自室、トイレ、浴室の大掃除に入る予定をしています。頑張って汗を流しましょう! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1957話 】
2018年 12月 27日 談

傳燈寺 年末大掃除 

金沢兼務寺院・傳燈寺の年末大掃除に職員並びに学生お手伝いさんを伴って「いざ出陣!」 金沢市郊外東長江より夕日寺県民自然園方向に2キロばかり走ったところに傳燈寺町があり、その小高い山中に傳燈寺が有ります。近年、熊やイノシシが出没しチョット危険地域といった感が有りますが、とても静かで趣のある場所です。

暫らくご無沙汰していたため堂内はかなり汚れていましたが、徹底した掃除ですっかり綺麗になりました。掃除終了後には師走ご祈祷と祖師諷経を厳修し、全員焼香して無事を祈りました。一刻も早く寺院運営を活性化させたいと思っていますが、なかなか時間の余裕が無く今のところはお掃除のみの状況下に有ります。金沢大学を始め近くには多くの地元大学が集合している為、今後は学生さんを対象にしたゼミ・セミナー等に寺を使って頂くなど少しずつ活動して行きたいものです。

祖師諷経 並びに 師走御祈祷

さて、本日で兼務寺院全ての年末大掃除が終了しました。明日からは自坊での大晦日と新年行事に専心して参りたいと思っています。「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も・・・」です。皆様!掃除が一番大切なのです! 心を常に初期化して頑張って参りましょう! 友峰和尚より

傳燈寺町会長 西川氏とともに

友峰和尚のちょっといい話 【 第1956話 】
2018年 12月 26日 談

すわ一大事!年末年始に掛けて超一級の寒波が襲って来るとか? 思い起こせば昭和56年の北陸豪雪の時も、暮れから降り始めた大雪が歳を開けても約1週間あまり間断無く降り続け記録的豪雪になったのは記憶に新しいところです。

㈱伝広社 吉田様 が 年末の挨拶に来寺されました

今年から北陸自動車道や急な坂道などではチェーンの装着が義務づけられたとか! 誰もが口々に、「チェーンなど今まで付けた事が無いのに、どうしたらいいのか?」と困惑気味! 和尚とて此処40年近くチェーンを装着した事が有りませんから本当に大変です。一度練習しておく必要が有るようです。

さて大安禅寺御用達の小森庭園主・末政幸憲氏が、今年も正月縁起物の門松を寳勝寺に寄贈下さり、さっそく職員とともに山門前に据え付けました。写真の如く実に立派な門松です!

合わせて注連縄も飾りましたが、和尚が寳勝寺に赴任して以来毎年寄贈して下さり、心から感謝申し上げております。一年の福寿円満を祈願する縁起物の「門松」! 一年間の無事を祈りたいと思います。友峰和尚より

㈱ココ・プランニング 川面専務とともに

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第1955話 】
2018年 12月 25日 談

今日もこの時期としては異例の穏やかな一日となりました! 昨晩は内孫・永峰2歳の誕生会が一足早く行われましたが、一夜開けて滋賀県在住の娘夫婦家族も合流していっぺんに賑やかさを増しました。普段は静かな環境ですが、5人の孫達の甲高い声が響き渡る活気に満ちた年の瀬となりました。お盆とお正月の二回は必ず全家族の揃い踏みとなり、実に嬉しいかぎりです。

今日は孫の誕生日とクリスマスでも有り、家族揃ってのお祝い晩餐会です。どういうわけか父の代から禅寺に有ってもクリスマスには必ず子供達にプレゼントが配られる習慣があり、所謂クリスマスは世界的お祝い事なのだと思います。和尚も心からイエス・キリストの御誕生日をお祝い申し上げたいと思います。

孫達をじっと見つめていると俄然勇気が出てくるもので、「孫ほど可愛いものは無い」と言うより「孫ほど力を与えてくれるものは無い」と思います。孫達の為にも、いつまでも元気で見守っていてやりたいとつくづく思うものです。さて、年末の帰省ラッシュの報道がなされていますが、本当に無事であることを念じて止みません! 特に交通事故にはくれぐれも気を付けて安全運転での帰省を願っています。注意一秒怪我一生です。もうまもなく新年を迎えますが、無事!無事!無事に皆様と共に年を越しましょう! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1954話 】
2018年 12月 24日 談

師走3連休最終日の今日も比較的穏やかな日和に恵まれ、一年の終わりを惜しむかのように観光客の方々が寺カフェを楽しんでいました。明日は内孫、永峰2歳の誕生日という事で自坊に戻りました。不思議にも25日はクリスマスの日、全国的にはお祭り騒ぎの状況ですが、我が家は家族全員で孫を囲んでのお誕生会! 師走もここまで来ると新年を迎えるための新たな心構えが始まるようで、大晦日を迎えるにあたって除夜の鐘撞きの準備に気持ちが注がれます。

来年度より始まる卑山重文建造物諸堂修理工事のため「鐘楼」も一時解体保存される事となっており、除夜の鐘を撞けるのも来年の大晦日を以ってしばらくの間お休みとなります。卑山の最も大切な寺宝でも有る「大鐘」、約350年ものあいだ休むことなく年中行事や時を告げる役目を果たして来ただけに、今年は一層感謝の気持ちを込めて除夜の鐘を撞きたいと念じています。ブログをご覧の皆様も是非、大晦日の午後11時45分より開始される「ゆく年~くる年」の除夜の鐘撞きにご参加ください。和尚も年が明ければ71歳を迎えるとともに来年は元号も替わりますので「心機一転、不退転」の気持ちで除夜の鐘ご祈祷に臨みたいと思います。友峰和尚より

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