和尚のちょっといい話
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大安禅寺 諸堂修復工事状況 本堂正面の境内にて
まもなく7月お盆月を迎えようとしていますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 7月のことを昔の暦の読み方で「文月(ふみづき)」と言いますが、この「文」とは祖先の霊へのメッセージであり、日頃の家族の健康や消息をご先祖の霊に報告して、7月15日の盂蘭盆にはぜひ自分の家に来て頂きたいとの招待状を出すところから「文月」と言うのだと思います。
式台玄関より 開基堂を望む
7月7日は七夕ですが、実は古来インドではこの日はお盆の入りで、7日から15日まで御先祖の霊にお供物をしていく初日でも有ります。本当の字は「棚旗」で、施餓鬼棚を縁側に飾り、色々なお供え物をしたのち五色の短冊に法名などをしるし、ご先祖の霊をお迎えしたそうです。近年は「仏ほっとけ!」の風潮が蔓延しつつありますから、尚更寺院に於いては丁寧なご供養が求められています。寳勝寺でも盂蘭盆会までに山門入り口から本堂に至る本物の竹に短冊を飾って、御精霊迎えをしたいと思います。檀信徒皆様も是非ご参加ください。
副司寮の渡り廊下
さて、住職研修会も無事に終え、本日は大安禅寺で法務を遂行いたしました。明日からは寳勝寺、少林寺、瑞光寺、傳燈寺の盂蘭盆会の準備に入りたいと思います。どうか皆様も卑山盂蘭盆会ご先祖の霊供養には是非ご来寺下さいますようお待ちしております。友峰和尚より
住職研修会 二日目
爽やかなお天気に恵まれた日曜日ですが、午前9時からは講座第三「人権学習 ~ある心理学者が体験した強制収容所~」と題して長楽寺・岸田宣昭住職による講義が開催されました。講義終了後には修了証書が参加者に渡され、2日間に渡る住職研修会を終えました。71歳になっても修了証書は嬉しく有り難く拝受したものです。
長楽寺・岸田宣昭住職による講義
宗務所長挨拶 と 修了証書授与式
滋賀北陸教区宗務所長として、自分の役職と名前で自分に授与するのも南無不可思議な話ですが、今年も無事に受講出来、大変感謝したものです。研修終了後は一路自坊に戻りましたが、今日は花菖蒲祭の千秋楽とあって多くの参詣者で賑わいを見せていました。仏縁というものは不思議なもので、寺に到着すると同時に金沢野町 少林寺の檀信徒総代・宮崎寒雉様ご夫妻が来寺下さり、さっそくお茶席にてお抹茶を頂いた後、愈好亭にてゆっくり歓談いたしました。
宮崎寒雉様ご夫妻 が 来寺くださいました
また卑山総代の藤田通麿様が和尚大好物の「もぎたてのさくらんぼ佐藤錦(山形県寒河江市名産)」を持参くださいました。このさくらんぼは藤田氏の御友人でも有る日東ベスト株式会社(山形県寒河江市)の大沼社長様より贈られた品を、毎年和尚に届けてくださっています。
先日より健康管理を徹底していますが、自然の果物は本当に有り難く感じます。野菜中心の食生活になってからは、すこぶる身体の調子が良いようです! 胃さん! 腸さん! 肝さん!がとても喜んでいるように思うこの頃です。友峰和尚より
文房流晴心会 野口先生 と お弟子の大門さんとともに
滋賀北陸教区 住職研修会
八日市ロイヤルホテル(滋賀県東近江市)を会場に、本日午後1時より「滋賀北陸教区住職研修会」が開催されましたが、住職であればこそ「己事究明(こじきゅうめい)」は必須の課題でもあります。「死ぬまで修行」とは祖師の言葉ながら、学問に於いても同じことで「もうこれでよい」などというわけが有りません。講座の第一講は「中国禅宗史の特徴」と題して、駒澤大学教授で花園大学国際禅学研究所顧問・小川隆先生の本格的中国語での禅公案を題材にした講義が行われました。実に初めて経験する新鮮な感覚を受けるものでした。
駒澤大学教授 花園大学国際禅学研究所顧問・小川隆先生による講義
花園大学時代は漢文を中心とした講義が多く、実際に中国語の発音を聞く事も有りませんでしたから、本日の講義は真に臨場感が溢れ、まるでそこに中国の禅僧が話しているが如き迫力のあるものでした。勿論、小川先生は中国語の先生でも有ります。第二講は岐阜県美濃加茂市、正覚寺住職・足立宜隆師による法話でした。
正覚寺住職 足立宜了師
今日の法話の中では「静」という字についてのお話しがあり、「しずか(静)」とは「青の色が争い凌ぎあい、やがて青々とした中に澄み切って穏やかにいくことを言う」のだそうです。漢字の成り立ちは本当に面白いですね! 因みに「聖人」の「聖」の字は、口が小さく耳が大きいのだそうですよ!言わじ!言わじ! 口は禍の元ということなのでしょうね。友峰和尚より
昨晩 月例木曜坐禅会が開催されました
滋賀北陸教区役員会並びに住職研修会が明日6月22日から23日と2日間、八日市ロイヤルホテル(滋賀県近江市)を会場に開催される為、本日は移動日となりました。昨晩は月例の木曜坐禅会が夕刻6時半より行われ、約1時間半、素晴らしい安息の時間を過すことが出来ました。
坐禅を始めて約50年が経ちましたが、最近では少しの時間でなかなか良い心境を得る事が出来るようになっています。何事もそうですがいっぺんには行かないもので、少しずつ少しずつ心境が深くなっていくものです。究極は「心の安らぎ」を自分のものとする事ですが、それとて長く続くものではなくやはり「継続は力なり」で、長年弛まず坐っていくことが大切だと感じます。
どうか皆さん! 坐禅にトライしてみて下さい! 今までに経験したことのない深い深い安息の心境を体得できます。たった一枚の座蒲団が有ればよいのです。世の中の楽しみには常に「哀情」が付きまとうものです。そうそう「歓楽極まりて哀情多し」なんて言葉も有りましたね。坐禅は無心の境地を体得するに有り!です。大いに坐禅しましょう! 友峰和尚より
約2時間 の 待ち時間 でした
今夜行われる月例木曜坐禅会の準備をしつつ、先般抽選を申し込んでいた東京オリンピック開会式入場チケット当落を調べる為、インターネットに接続しましたが、その瞬間に約90万人待ち! 全体的には600万人とも1000万人とも言われる方が世界中から応募している現実からすると、初めから当選するわけもありません。もし当選するようなことが有れば「逆立ちして地球を一周してみせますよ!」
2時間待った後には当落の結果が判明し、「落選」の文字が生き生きと画面に出ていました。来年の東京オリンピックはテレビで開会式を見学したいと思います。お蔭さまで「逆立ち」の約束は反故と成りました。
昨晩は久しぶりに寳勝寺近くの野町・少林寺に宿泊したわけですが、実に静かで、今後事務整理をするときなどは少林寺で行いたいと思いました。もちろん坐禅会や写経会、法話会などにも最適な環境で、大いに活動の場を広げていきたいと願ったほどです。ところ変われば何もかもが違って感じます! 寺を取り巻く環境すら別世界です! 同じ寺町寺院群の中に有っても寺それぞれに個性が感じられます。71歳になって初めて体験する「禅」の世界なのかもしれません。
アベリア / ふれあいパーク霊苑にて
今から約350年前、大安禅寺の開山大愚宗築禅師は岐阜、京都、兵庫、東京、福井など全国36か寺の禅宗寺院に住職されたとか。禅僧はその境地を点検するために全国に多くの師を訪ねたと言いますから、うらやましい限りです。今晩は坐禅を通して大いに先師と問答したいものです。友峰和尚より
藤田通麿様と共に / 愈好亭にて
卑山責任役員総代 藤田通麿氏が本日80歳の傘寿を迎え、午前中に祝意を述べ記念品を贈呈しました。平成元年、和尚が大安禅寺第22代住職として就任するに当たり藤田通麿氏を責任役員総代に任命し、以来30年此の方、卑山総代長としてその責務を果たして来られたわけですが、この度目出度く傘寿を迎えられました。
この30年の間には、開山堂修復工事はじめ青少年育成道場「枯木堂(こぼくどう)」新築工事並びに本堂雪害復旧修復工事など、卑山の諸堂復興に尽力されて来られました。特に平成3年の晋山式に於いては安下所(あんげしょ・住職の出発休憩所)として藤田家をお借りするなど、本当にお世話になりました。藤田氏は「株式会社アコス(福井市下細江町 冷凍食品開発・製造・販売等)」を創業され、現在会長職に有りますが、来年は創業50周年を迎えられるそうです。本日は目出度き傘寿を迎えられ、記念品として「唐傘」を贈呈させて頂きました。末広がりの縁起物の唐傘! 今後も百歳を目指して更なるご活躍とご健康を祈願してやまないものです。
文房流晴心会野口支部 枯木堂の大作とともに
松雲院 にて
さて、明日の午後6時半より月例の寳勝寺木曜坐禅会が行われます。大いなる御利益は真理を行ずる者に有り! 坐禅こそ自己真実の当体也! 今という 今こそ今が 大事なり 大事の今が 生涯の今!! 坐禅に来たれ!! 友峰和尚より
朝一番に急用で大安禅寺に帰りました。穏やかなお天気の中、北陸自動車道路で一路福井に向かったわけですが、車窓からは夏本番を思わせるほど美しい日本海が延々と広がり、大変気持ちの良いドライブでした。到着と同時に花菖蒲園を見に行きましたが、今年は随分と開花が早かったにもかかわらず今でもしっかりと名残花が参詣者の目を楽しませてくれているようです。
大安禅寺 旧参道の紫陽花
㈱ココ・プランニング 中本社長が来寺されました
この時期の山々は流石に緑が鮮やかで自然と心が落ち着くものです。午後からは㈱ココ・プランニングの中本大資社長が来寺され、久しぶりに愈好亭で歓談しました。まもなくお盆月を迎え寳勝寺では7月7日(日)に盂蘭盆会施餓鬼会が予定されていますが、その前日には「ふれあいパーク霊苑」での合同慰霊祭が午前10時半より修行予定となっています。
修復工事中の本堂を拝観されました
まもなく花菖蒲祭も千秋楽を迎えようとしています。大安禅寺の盂蘭盆会施餓鬼会は8月15日ですが、先祖の恩・父母の恩に感謝しつつ法要の準備に入りたいと思っています。友峰和尚より
霊苑入り口 階段の紫陽花
昨日とは一変して穏やかな良いお天気に恵まれた一日でした。午後より金沢医療センターへ行き、循環器内科で先日、心臓のCTスキャン検診を受けた結果を聞きましたが、本日のからりとしたお天気のように先生から「71歳の御歳にしては大変綺麗な心臓血管です。」と画像を見ながらの説明を受けつつ、先般の急激な不整脈と動悸、息切れは一体なんだったんだろうと先生に重ねて尋ねたところ、「24時間心電図検査結果を見ると”心房細動”が所々に発生するので、恐らく過労とストレスからの症状でしょう。」との診断でした。半年後にもういちど検査をするという事で診察を終えました。
今年は一段と大きな 酔芙蓉の葉
夏 の 豆萩
かたばみ
それにしても驚いたのは心臓の画像で、実に見事な立体のカラー映像で細部に至るまでの血管が写し出され、これが自分の今の心臓なのかと感心するばかりでした。血液検査の結果もほとんどクリアしたものの、血糖値が少し高いということで専門医の食事指導を受けました。本当に久しぶりの診察でしたが、神仏の御加護と感謝いたしました。「病みてこそ道心の起こる候 不幸はこれ道の幸いなり」とは花園法皇様のお言葉乍ら、身に染みた今回の「不整脈」体験でした。 結論! やはり仕事の無理は禁物です! また運動不足も猛省です! 当然、食事内容にも十分気をつけなければなりませんね。「ちょっと一杯のつもりで飲んで、いつの間にやらはしご酒! わかっちゃいるけどやめられね~・・・」 植木等さんの歌を恨めしく感じた「令和の検診」でした。友峰和尚より
寳勝寺中庭のノウゼンカズラ と 承証寺様境内の石榴花
擬宝珠 / ふれあいパーク霊苑にて
大荒れの天気を予想していましたが、幸いに被害もなく梅雨前線も無事に通り過ぎたようです。このところの気候はどうもアップダウンが激しく予想がつきかねます。暑くなったり寒くなったりで、一日の中でもずいぶんと気温の差が有るものです。どうか皆様に於かれましてはくれぐれも御身体大切にお過ごし頂きたく思います。
ふれあいパーク霊苑縁者御家族の 御供養が修業されました
さて日曜日の今日は終日、ふれあいパーク霊苑関係者の法要が本堂内で営まれました。と言いますのも天候不順の為、墓前でのご供養が出来ず急遽堂内での法要となったわけですが、不思議なことに堂内での供養を終えると同時に雨が止むといった具合でわずかの晴れ間をぬっての開眼供養ともなりました。
深い緑の中に咲く 霊苑の紫陽花
わずかの晴れ間に 皆様とともに墓前でのご供養を修業しました
タイム
武藤澄枝 様 が ご友人様と共に 来寺くださいました
午後には野町・少林寺でも長野県から墓参に訪れたお檀家様の墓前供養が営まれ、7月のお盆月が次第に近づいて来たことを感じます。大安禅寺での「花菖蒲祭」には多くの参詣者で賑わいを見せているとの報告を受けて一日の無事円成を願いました。遠隔地に有ってもやはり気になるもので「安全無事」を願わずにおれません。何処に有っても平穏無事であることが一番大切と、感謝の合掌する毎日となっています。友峰和尚より
寳勝寺玄関 の 沙羅双樹
北陸地方は今日明日と梅雨前線を伴った低気圧の通過で大荒れのお天気になるという予報でしたが、幸いに金沢市内は夕刻までは穏やかな一日でした。明日はふれあいパーク霊苑での墓前供養が午前・午後とも予定されている為、今から大変心配しています。
色紙製作 に 専心
不思議なことに最近、卑山ふれあいパーク霊苑にご縁を頂く方々と和尚との過去に何らかのご縁を有する方が増えて来ています。仏教の教理で言えば当たり前の仏縁、と言ってしまえばそれまでの事ですが、本当に有り難いことです。ふれあいパーク霊苑にご縁を頂いた方々と面談している中で分かる事ですが、須らく「万法は一に帰す」とはまさにこれだと合点するものです。
午後1時 ふれあいパーク霊苑にて法要が修業されました
本日午後より法要をされた女性の方も以前に大安禅寺に参詣されており、その折には和尚の「一に掃除…」の色紙を求められたそうで、寳勝寺の志納所に並んでいる色紙を見て驚いたそうです。所が変わっても仏縁は万国一如ということだと思います。
さて、午前午後とも時間の合間を見て色紙書きに専念しました。ようやく和尚の体調も回復傾向に有ります!「過労死」という言葉とは無縁だと思っていた自分でしたが、ギリギリのところで神仏のご加護を得たようです。ずっと続いていた不整脈も正常に戻りつつある今日です。友峰和尚より
寳勝寺の中庭に 花菖蒲が咲き始めました