和尚のちょっといい話
「 梅花 雪に和して香る 」 大安渓仙 書
雨模様のお天気となりましたが、例年より遥かに暖かい一日となりました。午前中には卑山責任役員総代・藤田通麿家の年忌法要のため新命副住職と一緒に出掛けましたが、久しぶりの地元お檀家様の御法要修業でした。この時期の故郷は実に穏やかで、大慈峰山の青々とした木々や若葉の芽吹きの匂いが春風に乗って香ってきて心が和むものです。問題視されている新型コロナウイルス拡散のことなど存在しないかのように穏やかです。テレビ番組で人気の「ポツンと一軒家」では有りませんが、今最も安全な場所は人里離れた静かな山奥の住まいだとつくづく思います。
何が功を奏するかわからない現代社会。都会での通勤電車やコンサートホールなど「濃厚接触」は避けられないのが現実で、新型肺炎コロナウイルスの感染拡大はこれからが心配です。ウイルスは目に見えない世界! 心も眼に見えない世界! 黄泉の国も目に見えない世界! 人間はいちど立ち止まって大いに目に見えない世界の安全安心を追求する必要に迫られていると感じる今日この頃です。友峰和尚より
陽気に誘われ 枝垂紅梅が咲き始めました
連日、新型コロナウイルスの全国拡散が報道されていますが、本当に不安が日々増長していきます。午前中には久しぶりに「楽く楽く法話」を催行しましたが、団体客が激減する中での法話となりました。恐らくはもうしばらくすると県外へのビジネスでの出帳や旅行も制限されるのでは無いかと心配されます。本日のお客様は大阪と東京から来寺されましたが、寺院入口やトイレ入口にはアルコール消毒液を完備しての対応となっています。団体のお客様の様子もせっかくの楽しい社員旅行ながらどことなく不安そうに思えたものです。
本日の「楽く楽く法話」にて
通常の法話時間は約20分位ですが、新型コロナウイルスの話題もあって更に力が入り、20分ほども長いお話しとなりました。和尚の法話テーマの「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」の実践が益々大切に思えて来る昨今です。友峰和尚より
寺カフェスタッフの紗希さん と お母様とともに
名古屋市にある ㈱エムエムシー 大竹社長のオフィスにて
今日はバレンタインデーということですが、思いがけず大竹社長さんからチョコレートを頂き感激!名古屋でチョコレートを頂いたのは初めてでした。午前中に、ふれあいパーク霊苑でご縁を頂いている㈱エムエムシーの大竹将人社長と㈱ココ・プランニングの川面専務がホテルまで迎えに来てくださり、大竹社長の御社を訪問をしました。とてもオシャレなオフィスで、そのセンスには感銘したものです。帰り際には女性スタッフの方よりバレンタインチョコレートをお土産に頂きましたが、その気配りを嬉しく思いました。
昨日は名古屋ニューグランドホテルでの会議だったため、1日早く孫たちから手作りのクッキーとお手紙付きチョコレートをもらいましたが、3人の孫たちが口を揃えて「ジイジありがとう!」と言ってくれ、孫達の成長ぶりを嬉しく感じたものでした。もちろん妻からも早々と貰い、こちらはご苦労様のチョコレート。新型コロナウイルスの拡散が心配される中でのホットなひとときでした。
それにしても新型コロナウイルスの拡散は次第にその深刻さを増してきています。お店も電車の中もガラガラ、ニュースではホテルも有名温泉宿もキャンセルで悲鳴を上げているとか。何が起こるかわからない世の中、一寸先は闇だからこそ日頃からの御厚誼を大切にしていきたいと思う今日この頃です。友峰和尚より
温かい朝を迎えました。2月とも思えない気温の高さに戸惑いさえ覚えます。日中気温が17℃ですから体の調子が整わないこの頃です。本日は臨済宗妙心寺派「東海地区宗会議員宗務所長会議」が名鉄ニューグランドホテル(名古屋市)で午後3時から開催され久しぶりに出席しました。一年を通して何度か会議が開催されますが、名古屋で行われるのは一度だけの為なかなか日程の調整が取れず欠席を余儀無くされていました。今回は別の所用も有り、早めに予定を組んでの出席となりました。
臨済宗妙心寺派「東海地区宗会議員宗務所長会議」
蔭涼寺 愛知東教区宗会議員
宗務所長の職も8年目を迎え古参の一員となっており、発言には十分に気を付けています。最近は各界で人材不足が心配されているようですが、全国の若き青年僧の中には臨済宗妙心寺派発展のために活発に活動されている方も沢山おられる為、出来得る限りの支援をしていきたいと願っています。現在「僧侶育成審議会」にも所属していますが、各寺院に於ける後継者不足が深刻な問題にもなっています。
圓光寺 愛知西教区宗務所長
参禅は須らく実践を要す!で、机上の論議も大切ながら一刻も早い僧侶育成の為の専門学院創設を願うばかりです。全国には有能な禅の実践住職が沢山おられ、大いに僧侶育成にご協力頂きたいと思います。友峰和尚より
「直心 じきしん」
早朝の気温がマイナス1℃で日中気温が16℃と、半日だけでも15℃の温度差となった本日。いったい気候はどうなってしまったのでしょうか? 例年ですとまだまだ気温の低い日が続くのですが、今年はやはり異常気象としか言いようが有りません。寺カフェを開けたものの観光客を含め通りを歩く人の姿も少なく、午前中で休業としました。現在、庫裏(台所)とふれあいパーク霊苑第2期の工事が進められ、境内は工事車両が満車状態でお客様の便利も考えしばらくは変則的な運営となりそうです。
「 日々是好日 にちにち これ こうにち 」
今年の干支色紙書きをすべて終了したため、今日からは色々な図柄の水墨画を描いていこうと思います。先ずは達磨図から始めましょう!初春を迎え画題は豊富です。多くの方々からの温かいご支援に対しての奉謝品として、少しでも喜んで頂けるような水墨画に挑戦していきたいと念じています。友峰和尚より
「 無 む 」
早朝 枝に雪を積もらせた紅梅
この時期の雪景色には何処となく温かみを感じるもので、和食のお店では早春の山菜「フキノトウ」が出され春の到来を告げています。明日からは再び例年より暖かい日が続くとか、そう言えば昨日のニュースでは南極の気温が18℃を越え氷が急速に溶け始めているそうで、やはり異常気象としか言いようが有りません。今回の新型肺炎コロナウイルスの発症も温暖化現象と深い関わりが有るように思ってしまいます。毎日のニュースでは明らかに気候変動によると思える大洪水や山火事災害の報道がなされているだけに心配は尽きません。
午前 ご法要が修業されました
霊苑奥の院の 枝垂れ白梅
今年は「無事」を法話のテーマとしていますが、本日も午前中に法要を修業しつつ故人の御霊のご冥福をお祈りすると共に、ご家族の「無事平安」を祈念しました。春の到来を心から喜べる日が来ることを願うばかりです。友峰和尚より
鹿児島産の美味しいおミカンです
膝関節炎痛からようやく少しずつ解放されつつ有ります。これ偏に日頃よりご厚誼頂いている方々よりの温かいお見舞の御言葉と御恵送頂いた御品のおかげです。苺にアボカドにミカンなど、ビタミンCを多く含む果物や、サポーターに鎮痛消炎シップ外用薬そして医療器具など、本当に感謝の言葉も有りません。
お檀家様から シップをたくさん送って頂きました
膝専用の 低周波治療器です
日々のストレッチも欠かさず励行していますが、この度の膝関節炎は歩行が困難になるほどだったため本当に心配しました。また正座も出来なくなり、月参りの際には椅子と机を用意して頂くなど御檀家様にも色々と御迷惑をお掛けしてしまいました。身体のどこが悪くても気力が低下するものです。健康ほど大切なものは無いと自覚しながらも、加齢とともに無理が効かなくなってきているようです。
宝勝寺境内の 枝垂れ紅梅
「一病息災」という言葉が有るそうですが、なるほど和尚もそう実感します! 膝関節炎を患ったことで、普段自由に歩けることが如何に有り難いかしみじみ反省しました。皆様からのご厚情に改めて心より感謝申し上げます。友峰和尚より
再び雪景色の金沢市内! 時々強く降ったりもしましたが、そこはそれ立春を越えてからの雪の為、なかなか風情を感じます。今年初めて境内の融雪と職員による雪かきが行われ、日曜日の寺カフェ開業の準備に追われた朝でした。午前午後とも年忌法要を修業ましたが、法要終了後の応接間から望む中庭の雪模様には春の到来を身近に感じさせるものでした。
本堂にて 年忌法要が修業されました
ニュース報道の大半が新型コロナウイルスの現状を知らせるものだけに、本日も寺カフェ利用のお客様の中に外国人観光客の姿は無く、午前中の法要に出掛ける途中でのタクシー運転手さんとの会話でも、中国人観光客の利用者は全く無いとのことでした。
これほどまでに世界中に深刻な影響を与えている新型肺炎コロナウイルスですが、その正体や感染の仕方がはっきりしないだけに日々不安感が国民の間にも広がりを見せているようです。兎に角、毎日のニュース内容を確認する日々が続いています。友峰和尚より
「2月逃げる」の言葉通り、毎日が矢の如く過ぎて行く感があります。今日は土曜日ということもあってカフェを開けましたが、いつもは外国人観光客で賑わいを見せるものの本日はまったく姿も無く、新型コロナウイルスの影響が更に広がっているように思います。
少林寺にて お檀家様の年忌法要を修業致しました
少林寺先々代住職の奥様とともに
午前中には少林寺でお檀家様の年忌法要が営まれましたが、話題はやはり新型コロナウイルスの脅威でした。昨晩のニュースでも京都有名観光地が観光シーズンにも関わらず閑古鳥状態だと報道されていました。金沢港にも大型クルーズ客船が入港する為、一刻も早い収束を願うばかりです。
さてずいぶん長い間、今年の干支図色紙描きを続けて参りましたが、いよいよ最後の段階に入りました。ネズミの図も雄と雌を区別して描けるようになりましたが、皆様にはその違いがお分かり頂けるでしょうか?実に微妙なのですが、和尚からするとハッキリ区別されています。分かれば幸いに思います。
雌雄の違いが お分かり頂けますでしょうか?
宝勝寺境内は工事車両で満車状態になっており、急ピッチで霊苑第2期工事と卑山庫裏改修工事が進められ、まもなく完成です。痛めていた膝関節炎も次第に回復して参りました。どうやら3ヶ月に渡る干支色紙描きが足腰に影響していたようです。今年は積極的に身体を動かし、健康管理にもさらに気配りしたいと思っています。友峰和尚より
ガチガチに凍った 境内の水がめ
日中気温も7℃と例年並みでしたが、昨晩はあまりの寒さに目を覚ます始末、思わず暖房器具を作動させました。いつもなら布団で十分なのですが、深夜になって急激に気温が下がったようです。
氷点下の 早朝のようす
午前中は大変良いお天気となり、ふれあいパーク霊苑第2期工事も順調に進んでいる様子でした。依然として新型コロナウイルス拡散の影響が金沢市内観光にも及んでいる為、卑山寺カフェも臨時休業となっています。和尚も出来るだけ外出を控え、痛めた膝関節炎の治療に専念する事とし室内ストレッチなどをして一刻も早い完治を目指しています。和尚の心は春夏秋冬の季節の移り変わりに順じ、自然と同化しながら日々を過ごして行きたいと願っています。友峰和尚より
南天 と 石蕗の綿帽子