和尚のちょっといい話
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昨日は清々しい秋晴れの中、本年度のふれあいパーク霊苑合同慰霊祭と開苑3周年記念法要を厳修することが出来ました。平成29年10月22日に落慶法要を盛大に挙行した時の事が懐かしく思い出されます。

(写真右から) 寳勝寺責任役員総代 北條英俊様と須貝外喜夫様です
「桃栗3年、柿8年」という諺がありますが、あっという間に3周年を迎えたように思います。現在は新型コロナウイルス禍にあってしかも感染が拡大傾向という中で法要を修業する事の心配や不安も有りましたが、無事に円成出来ました事に改めて神仏のご加護に感謝した次第です。


令和2年度 宝勝寺ふれあいパーク霊苑合同慰霊祭並びに開苑3周年記念法要


殿司を務められた 桂岩寺ご住職


本年はウイルス感染防止のため事務局関係者のみでの合同慰霊祭法要でしたが、来年はコロナの問題も収束し、是非多くの方々にご参詣頂けるよう願って止まないものです。

ふれあいパーク霊苑での御法要にて / ㈱ココ・プランニング 会長 中本隆久氏

㈱ココ・プランニング 代表取締役社長 中本大資氏

㈱エムエムシー 代表取締役社長 大竹将人氏

㈱豊蔵組 代表取締役社長 豊蔵亨一氏

㈱豊蔵組 営業部長 江川三次氏

㈱河原市石材 代表取締役 河原市和久氏

㈱アースグリーン 統括部長 中野純三氏

霊苑参道内での 廻り諷経のようす


昨日の法要の様子を卑山ホームページにてYouTube動画で配信させて頂きましたが、どうか「ふれあいパーク霊苑」に御法縁頂きました皆様方の大切な御尊霊に対し、映像を通してお参りして頂ければ幸いに思います。今後も更に墓前御供養に精進して参りたいと念じています。友峰和尚より
秋晴れの爽やかなお天気の中、午前10時より卑山本堂にて「令和2年度ふれあいパーク霊苑合同慰霊祭」に引き続き「開苑3周年記念法要」が卑山総代並びに霊苑関係者出席のもと厳かに修業されました。
本堂での法要後には、ふれあいパーク霊苑永代供養墓「宙(そら)」の御真前にて各々尊霊総供養諷経が執り行われ、霊苑内を一周致しました。今年は新型コロナウイルス感染拡大のため、5月に修業予定だった「ふれあいパーク霊苑合同慰霊祭」が延期になっていましたが、本日無事に法要を円成出来ました事に心より感謝申し上げました。何より心配していた今日のお天気でしたが、本当に晩秋のこの時期としては気温も暖かく良いお天気に恵まれた一日となり、誠に有難く感じたものです。卑山総代様はじめ霊苑関係者皆様には大変困難な時期にありましたが、ご出席を頂き心より厚く御礼申し上げる次第です。本当にありがとうございました。友峰和尚より


明日の法要を目前にして早朝より準備に追われましたが、夕刻には全ての設えが完了出来ました。 最近強く思うのですが、これまでは行事の際に一人で十分に設えが出来ていたのですが、今では誰か加担してくれる方が居ないと大変時間がかかります。


幕を吊るときなど、梯子に登る際に足がガタガタと震える始末!実に情けなく不甲斐ない自分の姿に驚くばかりです。今後は必ず加担して頂ける青年僧にお願いしようと強く思いました。「なんでも人に頼まず自分でやれ!」とは師匠の遺訓なれど、もはや和尚には通用しなくなってきたようです。

ジャーナリストの北川氏 と ㈱ココ・プランニング 中本大資社長とともに

さて、ぶつぶつ言いながらも何とか準備完了出来、ホッとしました後は明日の本番を迎えるのみです。「備えあれば憂いなし」です、今少し吟味して頑張ってやりましょう!!

玄関の掃除中


㈱ココ・プランニング 川面専務 と 職員による映像撮影打ち合わせ
さてさて光陰の過ぎゆくままに今年でふれあいパーク霊苑開苑3周年を迎えました。今から6年前に当時、東京都「いせや」の社長をしておられた中本隆久氏との出会いが今日のふれあいパーク霊苑開苑のご縁となりました。

中本隆久氏 2017年10月 本堂修復落慶法要並びにふれあいパーク霊苑竣工祝賀会にて

中村修二氏 2017年10月 本堂修復落慶法要並びにふれあいパーク霊苑竣工祝賀会にて
そしてもうひと方、和尚とは約40年以上のご厚誼を頂いている㈱アイソウシャ会長・中村修二氏との御縁が寳勝寺墳墓改葬の原動力となったことに感謝の真を捧げたいと思います。友峰和尚より

北條総代様ご夫妻が来寺されました
明後日11月27日 の午前10時より「ふれあいパーク霊苑合同慰霊祭」並びに「開苑3周年記念法要」が営まれる為、本日はその準備に入りました。今年は新型コロナウイルス禍にあるため感染予防を考慮して事務局関係者のみでの法要修業となっており、法要の様子は午後よりYouTubeを通じて宝勝寺ホームページにて動画を配信する予定です。

法要に出席されるため卑山責任役員総代・北條英俊様ご夫妻が来寺下さり、応接間にてご挨拶を兼ね歓談しました。また当日、殿司(お経を唱える役)をお願いしている桂岩寺住職様と法要修業の前打ち合わせをしましたが、ふれあいパーク霊苑も今年で3周年を迎え、月日の過ぎゆく速さには只々驚くばかりです。開苑当初の落慶法要が懐かしく思い出されます。本当に今日まで沢山の方々の御法縁と御法愛を得ながら3周年を迎えることが出来る事に深く感謝を申し上げたいと思います。

桂岩寺ご住職と 法要修業の打ち合わせ




さて、午前中には日頃寺カフェの仕入れでお世話になっているコーヒー屋さんの水野さんが営業を兼ねて来寺され、ドリップのコーヒーの美味しい淹れ方について実演して下さいました。


インストラクターの水野氏に 珈琲の美味しい淹れ方を教わりました

なるほと!さすがプロと感心するほどの深みのあるコーヒーを頂きました。もちろん、今日のデモンストレーションを今後に生かしたいと思っています。本当に学びの多いことに気づく毎日となっています。友峰和尚より


「 閑 日 」
3連休を終え今日は火曜日で休寺日でしたが、何もしないでじっとしていると次第に手足がこわばる感じがするため色紙書きをしました。

「 和 」

「 一期一会 」
何事もそうですが「日々これ新たなり」で、懈怠の心は加齢に伴い身心の働きを急激に衰えさせていき、墨書などをするとき如実にそのことを実感するものです。

「 行雲流水 」
私の母は寺の受付で御朱印書きを担当していましたが、晩年口癖のように「友峰、指先が上手く動かないわ。」と言いつつ筆を走らせていたのを思い出します。確かに母が80歳を越えたあたりから、字に力が無くなっていったように感じたものです。毎日書いていても斯くの如しですから、日々怠りなく筆を持つように努力しています。

「 福 」

「 日々好日 」
さて今日の書画色紙ですが、如何でしょうか?「字は体を表す」と言われているだけに「全集中」で書かねばなりません。日進月歩で努力あるのみですね。皆様が和尚の字を見て心安らいでくだされば幸いです。南無観世音菩薩 友峰和尚より

寳勝寺檀信徒 北條直敬様とともに



本日は大安禅寺先代住職、第19世周侃實道和尚(父)の三十三回忌祥月命日忌で午前中に祥当の法要を厳修しました。



大安禅寺では先般18日に新命副住職並びに家族とともに33回忌法要を修しましたが、今日は勤労感謝の日でも有り、生前父と一緒に過ごした日々のことを振り返りながら感謝の真を捧げました。



昨日に建てられた 屋根からの落雪除けの 三角トンネル

3連休最後の休日でしたが、本日も金沢市内観光を楽しむ旅行客が多く見受けられた一日となったように思います。今後はGOTOキャンペーンが見直されるとの事ですが、コロナウイルス感染が全国的に拡大を続けている現状では止むを得ない措置かも知れません。本当に心配の絶えない毎日となっています。

大安禅寺金曜坐禅会 酒井清章氏 とともに

午後には大安禅寺で御法縁を頂いている酒井清章氏が卑山を訪問くださり、応接間にてゆっくり歓談しました。話題は多岐に渡りましたが、酒井氏は会社経営者でもあり、コロナウイルス禍の中にあって社会情勢を知る上で大変有意義な時間を過ごすことが出来たようです。

本日は御来寺くださり 誠にありがとうございました
それぞれに仕事は違えども社会理念においては共感することが沢山あります。お互いに切磋琢磨しながら、百尺竿頭に更に一歩を進めたいと念じるものです。友峰和尚より

本格的な冬に向けて 三角屋根を建てました
政府の観光支援事業でもある「GOTOキャンペーン」の見直しがまもなく発表されるそうですが、本日の金沢市内は3連休の中日ということもあって有名観光地は多くの観光客で混雑し、寺町の通称「忍者寺(妙立寺)」にも朝方から昨年の賑わいを彷彿とさせるほど多くの旅行客が訪れていました。昨年と一番異なることは、さすがに外国人観光客は皆無状態ということでしょうか。

岩内大工師と御子息によって 毎年頑丈に設置されます


初代宮﨑寒雉釜師(1633~1712)の梵鐘 に引き続き
さて午前中には野町少林寺でお檀家様の年忌法要を修業しましたが、この時期としては実に暖かくまるで小春日和のような爽やかなお天気に恵まれ、故人の恩徳を感じ取ったものでした。

第14代宮﨑寒雉釜師の殿鐘 を打ち鳴らし 法要を厳修
少林寺には初代宮﨑寒雉釜師(1633~1712)の梵鐘が有りまた本堂内には現在の第14代宮﨑寒雉釜師の殿鐘が寄贈されており、本日は宮﨑家の分家お檀家のご法要ということもあって法要の最初に梵鐘と殿鐘を鳴らして始めました。




法要終了後の 和合の茶礼にて

因みに宮﨑寒雉家は加賀藩御用釜師であり、京都今日庵・裏千家とも現在まで深い関わりを持っています。現在の第14代・宮﨑氏が寄進された殿鐘は余韻が長く響き、言葉では言い表せないほどの深みのある音色です。皆様も是非いちどお訪ね頂き、その音色を聞いて頂きたいと思うものです。友峰和尚より

昨日宝勝寺にて 霊苑で大変お世話になった故・高田学氏の三回忌法要を修業致しました

高田氏がご寄贈くださったジャスミンの苗木が成長しています

寺カフェ看板の横で 秋桜がお出迎え
三連休の初日を迎えた金沢市内は、予想通りGOTOキャンペーンで来られたとみられる観光客の方が多く見受けられました。石川県内はウイルス感染者がゼロということも旅行者にとって安心感を得ているのかも知れません。いかにして旅行者をウイルス感染から守ることが出来るか試行錯誤の毎日です。玄関や室内、トイレの中にも外にもアルコール消毒液を設置し、窓を少し開けた状態での室内暖房となっています。

錦木の赤い実
さて午後からはふれあいパーク霊苑での読経三昧となりましたが、昨日の荒れ模様の天気から一変して爽やかな秋晴れに恵まれ、清々しい気候の中での墳墓開眼納骨の儀となりました。

これまでもそうで有りましたが、お経が始まると同時に神々しい太陽の光が差し込み、神秘的な雰囲気を醸し出します。故人の御霊の家族を見守る慈悲心と安らかな真心が伝わって来るかのようでした。

明日は野町・少林寺でお檀家様の年忌法要を営む予定ですが、古来より11月と12月は一年の終わりに祖霊供養の法要を営み報恩感謝の気持ちを表す月だったそうです。いつの時代においても父母の恩、祖先の恩を忘れないことが仏家一大事の行だと思うものです。友峰和尚より

酔芙蓉の綿帽子

松浦建設㈱社員の松浦達也さん 御手製の 「足踏み式消毒台」 / 寳勝寺にて
大安禅寺のホームページでも紹介されましたが、松浦建設㈱社員の松浦達也さんより、新型コロナウイルス感染予防対策としての「足踏み式消毒台」を寳勝寺にも寄贈下さり、さっそく本日玄関に設置しました。松浦達也さんが自ら作成したそうで、素材には米ヒバ(ひのき)が使われており大変良い匂いがします。

松浦建設㈱職員の 松浦達也さん です / 大安禅寺にて

普段から用いられていた消毒器は手動だったため感染予防としては不完全だそうで、手を消毒器のノズルにかざし足元のペダルを踏むと勢いよくシュッシュッと液が出るため、感染予防にも大変有効で有難く感謝しています。全国的に感染拡大が増加傾向にある為より一層の感染予防対策が求められるだけに、エアロゾル感染(空気感染)予防対策も不可欠になって来ています。3連休を前にGOTOトラベル並びにGOTOイートを利用しての観光客を感染から守るためにも、実にグッドタイミングでの設置となったようです。

手をかざし足でペダルを踏むと、ポンプが押され消毒液が勢いよく飛び出します

さて、自坊での休息を終え、再び本日より金沢各寺院での法務遂行に入りました。11月もあと1週間ばかり、一年を振り返りきちんと事務整理しておかねばと思っています。友峰和尚より

隠寮から望む 樹齢400年の紅葉
日中気温が24℃と汗ばむような1日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。 久しぶりの自坊で過ごす時間は実に時間が止まってしまったかの様にのんびりしています。午前中にはアトリエに篭って来年の干支色紙描きをしましたが、すべての窓を全開しての作業でした。時折強く吹き抜ける秋風が色づいた葉っぱと共に部屋に飛び込んで来るのも山寺ならではの風情です。


丑図干支色紙描きも着々と進み、約100枚ほどを仕上げる事が出来て大満足でした。 午後には金曜坐禅会会員でも有る大工師の小林永尚さんと表具師の斎藤公一さんが来寺され、隠寮でしばし歓談しました。

金曜坐禅会会員 大工師の小林永尚氏とともに

和尚のアトリエも建築してかなりの年数が経過している為、至る所が痛んでおり、そろそろ修復が必要になってきているようです。 金沢に滞在する期間が長くなるに連れ、留守中の建物は痛みが激しくなっていくように思います。小林さんの話では、人が住まなくなった建物にはあらゆる虫がはびこり材木を蝕んでいくのだそうです。 どうやら徹底した修復が必要だとの事でした。 建物も人の身体も同じことが言えると思います。 自坊に戻るたびに、あらゆる物が和尚に甘えてくるように思う今日この頃です。友峰和尚より

アトリエにて 表具師の斎藤公一氏とともに