寶勝寺日誌
今日も風の強い寳勝寺、山門です。仏旗を掲げるようになってから、強風もありがたしの心で迎えられるようになりました。勢いよくたなびく旗は気持ちの良いものです。そして今日は、仏旗の下に・・・
小仏旗と鯉のぼりが登場いたしました! こちらも、風に吹かれのびのび悠々と泳いでいます。「屋根より低い鯉のぼり~」ですが、往来の皆様にも楽しんで頂いているようです。
爽やかです!
あっという間に、すずらんが成長しています
クレマチスが、今年最初のつぼみを付けました
芍薬がぐんぐん伸びています!
久々の快晴となりました日曜日。寺町にはたくさんの観光客が往来しています。今日は午前中、寺カフェのお客様の応対をしつつ境内の掃除や草取りをしました。花や緑の育つ春、雑草もまた旺盛です。
ハナミズキと野菖蒲
擬宝珠の葉
寳勝寺の庭はおそらく代々に渡って多種多様な草花が植えられており、草取りも慎重になります。葉の形をよく見ながら、園芸種、山野草、雑草? と区別しつつ、大事な芽を引き抜かないように気を付けています。
いわやつで
スズランの芽
また今日は、庫裏横の作業小屋で可愛らしい花を見つけました。「貝母(ばいも)」またの名を「編笠百合」というそうです。
名前の通り、花の内側に編み笠のような独特の模様があり、高山植物のように繊細です。
利休梅が咲きはじめました。
雨の本日はときおり寺カフェのお客様が見え、ストーブの前で暖を取りつつ喫茶を楽しまれる、静かな一日となりました。本堂にて、御依頼を頂いた住職墨蹟作品「空」を広げ、書体や落款などを確認。受け取りに来られる日の為の準備をしました。
「空」/ 髙橋友峰住職 真筆
書体や落款、和紙の色や向きによって、多様な作品が生み出されます。
境内の利休梅が咲き始めました。今年は桜を始め、どの植物も旺盛に花を咲かせています。
ふと、利休梅の横の、藤棚に視線を向けると…。
ギョッとするほど大きな花房が付いていました。つぼみと呼ぶにはあまりに猛々しい、深海魚のうろこのような形状です。
枝いっぱいの藤のつぼみ。昨年は5月1日頃が満開でした。桜にひきつづき、藤のお花見も楽しみです!
花冷えの春風に仏旗たなびく本日は、午前11時、京都・大本山妙心寺専門道場で厳しい修行をされている三名の雲水様が、托鉢にあわせて寳勝寺へ御来山下さいました。
式台玄関にて
雲水様はとても静かで、機敏な所作で行動されています。
御到着後、本堂にてお経をあげられているところです。
お経の大きな御声が堂内に響いています。
寳勝寺にて御参りをされた後、少林寺様(金沢市野町)へ向かわれました。
今日も観光客で賑わう寺町
御参りの後、寳勝寺にてしばし休息され、お迎えに来られた御寺院様とともに再び托鉢に出発されました。短いご滞在でしたが大変緊張してお迎え致し、とても清々しいひとときを与えて頂きました。御来山を賜り、厚く御礼を申し上げます。
4月に入り、昨年も思ったことですが、外国からのお客様がとても多くなっています。今日は、ドイツから国際交流に来られているという団体の皆様が「寺カフェ」をご利用下さいました。
コーヒー、加賀棒茶、和菓子などなど…。さっそくに宝勝寺の英語パンフレットをご覧いただいていたところ、住職とお話ししたいとの御希望があり、住職も同席されることとなりました。仏教のことや、達磨大師や観音様のアクセサリーのことなど、あらゆる話題が飛び交っています。
フランクフルトにお住まいという日本人の方が、通訳されています。
日本文化や歴史、書に触れ、「素晴らしい!」「来てよかった!」を喜んで下さる皆様。このあとも日本の主要都市を巡られるそうです。そして午後には…。
ノルウェーから旅行に来られているという、クリスティン様ご夫妻が寺カフェにお立ち寄り下さり、御縁あって住職とお話しされることとなりました。
というのも、奥様が干支色紙をお求め下さり、「羊」の干支について説明されているうちにすっかり意気投合されていました。ご夫妻はこの後、京都へ行かれ、高山、箱根の温泉を巡り、再び東京からノルウェーへと帰国されるそうです。よいご旅行になりますように、祈念申し上げます。
松浦建設㈱の東野さまが、ご家族と一緒に御来山下さいました!
風の強い本日です。金沢ではいよいよ桜が咲き始めましたが、この強風と雨で花も耐えている様子。寳勝寺でもたくさんの春の花が咲き始めました。縦に横にと風に揺れている山吹の枝を摘まんで、写真を撮っています。
強い強い風で、となりのビル群から何か飛んでくるのでは!?と案じ境内の見廻りをしていたところ、なんと、山門の「寺カフェ」看板に付帯させていた「”軽食あります”」の発泡スチロール看板が吹き飛んで無くなっていました。あわてて四方を探しましたが、見当たらず…。風向きに従って、蛤坂の交差点まで出てみましたが、陰も形も無くなってしまいました…。
ユキヤナギが満開です。
どこかのお寺の庭先か、ベランダに引っ掛ってしまったかも知れません。本当に恥ずかしく、申し訳ないことです…。明日もう一度、ご近所を探してみたいと思います。
野菖蒲の緑
どんよりと曇った雨の朝ですが、春の雨は滋養が豊富らしく、花や緑がみるみる元気になっています。寳勝寺の式台玄関はただいま花ざかり。寺カフェのお客様も「花の小道」を通り抜けてお寺に入って来られます。
雨の桜もいいですね。散るのが淋しいです…。
クリスマスローズが咲き始めました。
リュウキンカ ご近所のあちこちの庭先でも見かける花です。
いよいよ満開を迎えました寳勝寺の桜。お客様から品種名を尋ねられることが多く、色々と調べてみたところ「おかめ桜」という桜ではないか(?)という結論に達しました本日です。朱傘と床几がお目見えし、北陸では一足早く、ちょっぴりお花見の風情が楽しめる場所となっています。そして今朝、お花見第一号!のお客さまが来られました。
オーストラリアから来日中というこちらの女性。寺カフェの御利用ですが、どうしてもこの場所でとの御希望でした。「はじめて座られたお客様です。」とお伝えしたところ、とっても喜んでくださいました。(日本語がお上手です。)
寳勝寺の庭では、今、あちこちから新しい芽が吹き、春の新鮮なときめきを感じることができます!
山吹
雪柳
中庭でも・・・
芍薬
白椿
レンギョウ
寳勝寺の式台玄関前に咲く、早咲きの小さな桜の木。まもなく見頃を迎えそうです。
やや濃いピンク色で、どの花も少しうつむき加減に咲く姿がとても清楚です。小さな樹ではありますが、赤い毛氈の敷かれた床几に座ってお花見をすると、なんとも離れがたく、この桜と自分がとても親しくなったような、不思議な感覚が涌きます。