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第4346話

2025-07-11

少林寺本尊 釈迦如来坐像 / 盂蘭盆会の準備 / 少林寺本堂

 

午前中より金沢兼務寺院・少林寺並びに寳勝寺盂蘭盆会の準備が進められましたが、なにしろこの暑さですから汗びっしょりになりながらの本堂設え作業となりました。日頃から寺内の掃除は行き届いているものの年中行事ともなれば話は別です。檀信徒の祖霊をお迎えするため須弥壇や位牌壇などは年末大掃除の如くに丁寧に掃除をして、お供え物が完了するといっきに御盆モードに切り替わります。

 

少林寺 本堂内のしつらえ

 

続いて午後より 明後日の寳勝寺盂蘭盆会の準備 / 寳勝寺山門

 

寳勝寺本尊 聖十一面観世音菩薩坐像

明後日の寳勝寺盂蘭盆会に向けて 本堂のしつらえをしました

 

今年の暑さは別格ですが幸いに少林寺も寳勝寺も冷房機が本堂内に設置してあるため本当に助かります。扇風機だけでは熱風を送風する感じですから焼け石に水と言った感じです。

 

 

午後1時 中澤家三回忌墓前諷経を修業いたしました

 

午後からはふれあいパーク霊苑での中澤家三回忌墓前諷経が修業されましたが、時折苑内を吹き抜ける風は値千金です! 綺麗に掃除が行き届いている霊苑内には薔薇を始め多くの花が咲いています。時折墓参の方が来られていましたが、明日は土曜日という事で多くの参詣者が見込まれ境内の整備も急がれます。

 

 

金沢各寺院に兼務住職して14年目の盂蘭盆会を迎えますが、和尚も喜寿を超え各寺院護持にも体力の限界を感じ始めています。「いつまでも 有ると思うな 親と金」という格言が有りましたがどうやら自分の健康や命が危ぶまれる昨今となっています。愛山護法と報恩菩提の仏心のみが自分を支えている今日この頃のようです。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

第4345話

2025-07-10

すっきりと剪定された中庭に 水やり

 

綺麗に剪定された本堂中庭の樹木達ですが、連日の猛暑続きの中にあって実に涼しい雰囲気で清々しさを感じさせてくれています。庭の片隅に自生している「ヨウシュヤマゴボウ」が異様に大きく育ち、今までに見たことも無いほどの葉っぱを大きく広げています。

 

ヨウシュヤマゴボウ

 

北アメリカを原産とするヤマゴボウ科の多年草で所謂帰化植物らしく、明治初期に薬草として渡来したそうです。別名を“アメリカヤマゴボウ”と言い日本各地で野生化しているとのことですが、まるで原始時代の植物のようで現在花が沢山咲いていますがやがて紫色になり葡萄のような実をつけ毒性があるため触れてはいけないそうです。あまり見たことの無い植物ですが今にも庭を占領しそうです。

 

長さ40センチ以上を超える 見たこともない大きな葉

 

 

石橋家 百ヶ日忌追善供養の法要を修業いたしました

 

さて本日も午前中に石橋家御尊父様の百ヶ日忌法要が営まれ、御息女の藤原様が施主として亡父上の御兄弟とともに参詣されました。外気は33℃を超える真夏日ですが堂内は約25℃と涼しくしてあり、冷房機の恩恵を受けながらの法要修業となっています。

 

 

明後日12日(土)は野町・少林寺盂蘭盆会施餓鬼会が午前10時半より厳修予定をしており、午後からはその準備に入り明日も引き続き堂内の設えなど予定しています。

 

境内では 竹や紅葉の剪定が行われています

 

 

 

宝勝寺御檀家の安田様とともに

 

7月のお盆祖霊供養諷経が続いていますが、猛暑の砌、皆様にはくれぐれも御身体ご自愛くださいますよう御祈念申し上げております。帰国後の和尚の身体の調子もすっかり回復して参りました!盂蘭盆会修業に向けて頑張って参りたく念じております。友峰和尚より

 

 

第4344話

2025-07-09

「言うまいと 思えど今日の 暑さかな」とは作者不詳の一句なれどついつい口に出てしまいます。本当に暑い暑い日が続いていますが寺の中にずっと居ては身体が強張ってしまいそうになりますから勇気を出してウオ-キングにでも出掛けようと思うのですが、いちど外に出れば34℃の熱風が押し寄せて来る感じで気持ちが萎えてしまいます。

 

小松家先祖代々追善供養の法要を修業いたしました

 

お盆月ということもあって本堂での追善供養の法要が毎日行われており、本日も小松家の御息女 湯川様による今は亡き御両親の納骨供養並びに盂蘭盆祖霊供養が本堂で修業されました。

 

 

法要の前に 宝勝寺本尊並びに十六羅漢像について、施主様に説明しているところ

 

 

本堂内は冷房機が設えてあり、室温約26℃が保たれ涼しい環境での法要修業となっており参詣者の方々に喜ばれています。近年参詣者の御姉弟やご親戚の方のなかには海外に住まわれている方が多く見受けられ、卑山ホームぺ-ジよりSNSを通して仏前にお参りして頂きこちらも施主様に大変喜ばれており、時代の価値観の変遷と共に寺院に於ける法要の有り方や発信の仕方にも随分と工夫が求められているように思うものです。

 

桂岩寺御住職が 御挨拶に来寺くださいました

時同じくして ガラス工芸作家の高橋ナオミさんが来られ懇談しました

 

 

 

昨日に引き続き 中庭掃除

 

さて応接間から望む中庭の立木剪定が昨日行われ随分と涼しく清々しく感じる庭の風景となりました。本日も夕刻より庭掃除をしましたが、掃除が一番ほどよい運動となるように思います。

 

 

 

「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」と口ずさみながらの掃き掃除!いいですね!楽しいですよ! 盂蘭盆会が近づき掃除を隅々まで徹底して頑張って参りましょう!ご自愛ください。友峰和尚より

 

第4343話

2025-07-08

 

連日30℃を超える真夏日となっていますが、7月13日(日)寳勝寺盂蘭盆会を前に休日返上で境内の整備を進めています。午前中に千樹園の巻下さんが応接間中庭の庭木の剪定に入り和尚は奥の院代々墓の草引き作業をしましたが、気温がどんどん上がりあまりの暑さに熱中症を心配するほどでした。

 

千樹園の巻下さん / 中庭の羅漢樹を剪定中

 

「日本一美しい霊苑」をテーマに寸暇を惜しんでの草引き作業となっていますが、渡欧前に徹底して草取りをしておいたおかげで雑草も少なく安堵したものです。お茶室のお庭は先般巻下さんが椿の木の剪定をされたため実に涼しい風情を醸し出していました。

 

盂蘭盆会を前に ふれあいパーク霊苑奥の院 代々墓の草引き作業

 

所々生えてきた雑草 きれいに取り除きました

 

禅語に「遊戯三昧(ゆげざんまい)」とあるように禅僧の大切な日々の行は坐禅と読経と作務(さむ)ですが、特に外作務は欠かすことの出来ない修行となっています。「遊戯(ゆげ)」とはその字だけを見れば“遊び戯れる”で如何にも楽しく遊んでいる姿を想像されると思いますが、その言葉の本意は執着を離れた無我の境地即ち「三昧(ざんまい)」を指し、坐禅や読経や作務の実践を通して自由自在な心境を実地体験することを意味しています。

 

 

 

 

 

「たかが草取りされど草取り」で丁寧に一本一本の草を根元より引き抜く事で、己の煩悩や妄想を取り除き自由な境地を味わい得るところに作務の醍醐味があります。

 

茶室側中庭の草引き

午前10時の休憩を前に 暑さのあまりダウン

 

 

日光の厳しい照り返しの中 木の上で黙々と作業する巻下さん

 

伸びた枝がすっきりと剪定された 羅漢樹

 

ツバキやノウゼンカズラ、柊南天、ろうばい、柏葉紫陽花や南天なども次々と剪定されました

 

 

 

 

 

夕方 カラカラに乾いた土と草花に水やり

 

さて皆様もお仏壇のお掃除をしてお盆を迎える準備に入っている事と思いますが、祖先の恩と父母の恩に感謝して真の心を捧げましょう。お盆を迎える準備が続けられている今日この頃です。友峰和尚より

 

第4342話

2025-07-07

今日は七夕(たなばた)で仏教では「棚旗」と書き、お盆の入りを意味しています。昨日は金沢兼務寺院・瑞光寺の盂蘭盆会を厳修しましたが、7月12日(土)は少林寺、13日(日)は寳勝寺の盂蘭盆大施餓鬼会が修業予定となっています。

 

家族動物共葬墓 「夢の輝」にて 納骨法要を修業いたしました

 

本日は午前9時半より家族動物達と眠る“家族共葬墓”への納骨之儀が墓前で行われましたが、愛犬のお名前が「7(なな)」で本日の七夕の日、ふれあいパーク霊苑に新設された「夢の輝(ゆめのかがやき)」に納骨されました。

 

 

 

宝勝寺本堂にて 林家墳墓開眼納骨法要を修業いたしました

 

午前10時半からは本堂に於いて林家墳墓開眼納骨之儀が御息女の藤江様はじめ御親族方々ご参詣のもと厳修されましたが、本日がお盆の入りということもありご参詣頂いた皆様御尊家の祖霊供養も併せて修業いたしました。御息女は関東にお住まいということで、法要後には地元在住のご親戚方々と故人を偲びながら応接間での懇談の席となりました。

 

 

 

法要修了後 応接間にて懇談いたしました

 

 

 

林家御親族の皆様方とともに

 

 

さて自坊の大安禅寺では令和元年より開始された国指定重要文化財「本堂」の全面修復工事が終わり、これまで建物を取り囲んでいた素屋根がすべて外されその全容が露わになり、見事な姿を見せています。今年の秋頃までには本堂内の襖や建具も全て収まる予定となっています。

 

大安禅寺本堂修復現場 素屋根解体のようす

 

 

 

足場が解体され 修復された本堂の全容が明らかになりました

 

 

来年度より重文の庫裡保存修理工事が始まりますが併せて開基堂の修復工事も行われるとのことでした。長期に渡る令和の諸堂大修理工事ですが現在は順調に進められており本当に有難く感謝いたしております。また来年5月16日には新命玄峰和尚の晋山式が予定されており、その準備も並行して進められているようでこちらも大変嬉しく思っています。

 

 

 

欧州より帰国してから今日までほとんど休息なしの日々が続いていますが、盂蘭盆行に集中して参りたいと念じています。刻苦光明必ず盛大なり!頑張って参りましょう! 友峰和尚より

 

(株)豊蔵組 顧問の江川様が ご挨拶に来寺くださいました

 

第4341話

2025-07-06

令和7年度 瑞光寺盂蘭盆会

 

明日よりお盆の入りを迎えますが、本日からは金沢寺院の先陣をきってお盆の行事「盂蘭盆施餓鬼会」が午前10時よりお檀家御参詣のもと本多町・瑞光寺で厳修されました。

 

檀信徒様はじめ御親戚縁者各家の皆様が御参列くださいました

 

昨日は墓域や本堂ならびに庫裡の設えをしましたが、墓域の雑草もすっかり枯れて猛暑という事もあって綺麗になっており安堵したものです。最近は参詣者の皆様にも経本を配りご一緒にお経を唱えて頂いています。午後からも濱屋家の一周忌法要が本堂で修業されましたが、お盆月ということもあり祖霊墓参諷経も併せて行いました。

 

香炉を廻し、御焼香されているところ

 

 

時折涼風の吹き抜ける気候のなかで 盂蘭盆追善御供養を修業することが出来ました

 

盂蘭盆会行事当日 除草整備を終え綺麗になっている瑞光寺墓域

 

 

 

午後2時より宝勝寺本堂にて 濱屋家一周忌法要を修業いたしました

 

 

 

昨日はこのたび「日本禅文化交流会」開催で大変お世話になったフランス・アンジ-市在住の荒木画伯よりメ-ルでの問い合わせがあり、アンジーのギャラリーで墨書を披露した際に見学に来ておられた地元の方が剣道をされており、差し上げた「平常心」の書を剣道で使用する手拭いに印刷したいとのご依頼で快く応諾しました。

 

和尚がアンジーで書した 「 平常心(びょうじょうしん) 」

 

 

マークさんのギャラリ-での墨書の際には見学に来ておられた多くの方々にその場で墨蹟を差し上げましたが、墨蹟を書きながらその場で書を差し上げたのは初めてでした。

 

ご送付頂いた 旅のアルバムを見ながら

 

まだまだ渡欧の余韻の残る日々が続いていますが、今回御参加頂いた御社中の方から編集されたアルバムをご送付頂きさっそく拝見し、羽田からフランスに渡った時の事を思い出していました。

 

夕刻 乾いた境内の樹木に 水やり中

 

さて明日からお盆の入りを迎えます。7月7日は七夕でもあります、天空の天の川の星を見上げながら祖霊をお迎えしたいと思います。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

第4340話

2025-07-05

ミュンヘンの地下鉄に乗って、禅道場へ

 

ドイツ・臨済ミュンヘン坐禅道場に電車で出向き到着駅から閑静な住宅街にある道場まで約15分ほど歩いて行きましたが、到着と同時に道場のマスター・アンタイさんが玄関前で和尚の迎えのために合掌して立って居たのには驚きました。と言うのもドイツ出身の金沢大学助教授で宝勝寺でご縁を頂いているパトリックさんが事前に日本から道場に連絡を入れてくれていたからでした。

 

 

平日の閑静な住宅街

 

 

 

道場の前で待っていてくれた アンタイさん

 

仏縁というものは実に不思議でパトリックさんと親しくなったのも渡欧研修の計画が持ち上がった頃で、しかも今回はドイツに行く予定をしていただけに何度かお会いしてミュンヘンでの「臨済ミュンヘン坐禅道場」への電車を利用しての行き方やドイツの習慣なども前もって色々教えて頂いたものでした。

 

帰国後に パトリックさんにご挨拶

 

そのおかげで希望していた坐禅道場を訪ねる事が出来本当に有難く感謝したもので、次回はドイツに長く滞在して禅の布教に出向きたいと願っています。道場の皆様にはこのたび大変親切で丁寧な応対をして頂き心から感謝しております。

 

臨済ミュンヘン坐禅道場で 3時間の坐禅をいたしました

参禅者の皆様と 親しく懇談させていただきました

 

 

 

 

本日11時より 野町・少林寺 / 檀信徒総代 中山家御尊父様3回忌法要

 

さて本日は野町・少林寺でお檀家総代中山家御尊父様3回忌法要を厳修致しましたが、今後は少林寺に於いて日本人は勿論外国人を対象とした坐禅会を実施していきたいと願っています。

 

小雨の降るなかで お墓参りをいたしました

 

 

瑞光寺墓域にて

 

午後からは瑞光寺に出向き明日午前10時半より修業予定の盂蘭盆会を前に本堂と墓域や庫裡の準備をしましたが、金沢兼務寺院の最初の盂蘭盆会厳修となります。和尚の体はひとつなれど動ける間はひたすら精進努力あるのみ、明日からは読経三昧の日々が続いていくようです。友峰和尚より

 

第4339話

2025-07-04

岐阜 安国寺先住職小祥忌にて

 

相変わらず猛暑日が続いていますが季節はまだ7月に入ったばかりで今後の暑さが心配されます。7月7日は七夕ですが仏教ではお盆の入りで、日本のところによっては祖霊をお迎えする“棚旗”の仏事が始まり15日の盂蘭盆会まで水施餓鬼供養が行われていきます。まずは6日(日)に本多町・瑞光寺の盂蘭盆会が午前10時半より厳修される予定となっておりその準備に入っています。

 

安国寺 山門

 

 

 

 

安国寺 導師控室の 床の間

 

霊苑管理事務所スタッフの皆様と 和合茶礼

 

本日は午前9時半より卑山霊苑管理事務所に入職された高塚さんとの和合茶礼を行いましたが、昨日からは栃木県にある「小山樹木葬 ほほえみの樹」スタッフの橘さんが宝勝寺ふれあいパーク霊苑の視察に来られており、御一緒に歓迎茶礼を致しました。

 

 

昨日、本堂茶室側の庭にある2本の椿を千樹園の巻下さんが剪定してくださり、あまりに見事な剪定には感心したものです。実にすっきりとして庭が涼しさを感じるほどでした。後日には応接間中庭の椿やノウゼンカズラと羅漢樹も剪定してくれるようお願いしました。

 

生い茂っていた枝を スッキリと剪定してもらいました

ノウゼンカヅラ

 

 

渡欧の疲れが今になって怒涛の如く押し寄せて来る感じで、午後からは休息日としたものの昨日から始まった参議院議員国政選挙の選挙カーから聞こえてくるウグイス嬢の声でゆっくり休むことも出来ませんでした。人それぞれに人生の闘い方も違うものだと同情しきりの一日となったようです。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

第4338話

2025-07-03

出頭の前に 控えの間にて / 太平山 安国寺

 

岐阜県高山市・ひだホテルプラザで夜明けを迎えましたが、昨晩は全国からこの度の安国寺先住職英信和尚小祥忌に出頭するため前泊された各御寺院住職との夕食会が行われ、久しぶりに修行時代の先輩や後輩と杯を交えながら懇親の席となりました。今朝方は6時に起床し朝食を済ませたのち一路高山市国府町の安国寺に向かいましたが、昔懐かしい風景を眺めながらの運転となったようです。

 

 

 

 

 

午前10時より先住職第五十一世大雄英信和尚小祥忌(一周忌)法要が檀信徒始め多くの御寺院が参詣される中、しめやかに厳修されました。本日は小祥忌の導師を務めましたが、真前にはこの度の法要にあわせて完成した先住職の頂相(ちんそう)が掲げられ、和尚が揮毫した画賛の偈を本日の小祥忌拈香拙偈(ねんこうせつげ)として心を込めて奏しました。

 

先住職第五十一世大雄英信和尚 頂相(ちんそう)

画賛の偈

 

 

 

本当に光陰矢の如しで、昨年お見舞いのため病床に参上したことが昨日のように思い出され誰もが経験する無二の親友との別れは言葉にはならない程の寂しさを感じるものです。

 

 

法要を無事に終え参詣者全員が本堂で斎坐(昼食)を頂きながら故人を偲びましたが、食事をされている僧侶の姿を見るにつけ世代交代がずいぶん進んでいることに愕然とします。

 

小祥忌法要終了後 斎坐(昼食)

和尚修行時代の大先輩 真龍山 宗猷寺(そうゆうじ) 閑栖和尚様

 

気がつけば自分も喜寿を過ぎ、来年は大安禅寺住職を引退しますが遅きに失した感を覚えたものです。どの世界も若さが如何に素晴らしいかを思います。生き生きとした青年僧の姿を頼もしく感じ取った今回の出頭となったようです。友峰和尚より

 

海清僧堂時代の和尚の師匠 妙心寺六四二世 春見文勝老大師の書

 

第4337話

2025-07-02

ふれあいパーク霊苑 夏季のバラの花

 

午前10時より宮本家一周忌祥月命日忌の法要が本堂で修行されましたが、7月はお盆月ということもあり盂蘭盆祖霊供養も一緒に修業いたしました。卑山ふれあいパーク霊苑には色々な草木が植えられていますが、現在は夏の花とともに今年2度目のバラの花が見事に咲いており参詣者の心を慰めています。

 

 

宮本家一周忌祥月命日忌法要を修業いたしました

 

 

法要終了後には施主の方と故人を偲びながら懇談する時間を大切にしています。住職の仕事は多岐に渡りますが、参詣された方々とのご法縁を結ぶことを最優先にしており法要後の参詣者方々との会話が寺院との結びつきを深めていくように思います。

 

日中友好の朝顔

 

近年は寺離れや墓仕舞いが急速に進んでいるようですが、コロナ禍以後世の中のあらゆる面での価値観や宗教に対する考えも以前とは随分と変化しているように思うものです。それだけに、葬送の儀や法要修業の際には仏教の教えを分かり易く丁寧に説きながら若者達との懇親も大切にしている昨今です。

 

今年も子猫が来ています

 

本日は午後より飛騨高山市に出発予定で、明日7月3日(木)の午前10時半より安国寺先代住職英信和尚小祥忌が厳修されることとなっており、法要の導師として出頭します。英信和尚は大学時代と西宮市・海清僧堂でも修行時代を共に過ごした無二の親友であり、昨年は葬儀導師を務め今回は小祥忌(一周忌)の導師を依頼されましたが、久しぶりに全国から修行当時の仲間が参詣されるとのことで故・英信和尚を皆で偲びたいと思っています。連日猛暑となっていますが皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛ください。どうやら渡欧の時差ボケからは解放されつつあり、運転には十分気をつけて高山市に向かいたいと思います。友峰和尚より

 

夕刻 無事、高山市に到着しました

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