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第3841話

2024-02-22

 

 

庭作り作業を続行したいと願っても外気温度が4℃に加え冷たい雨の降る中では高齢者には到底無理と言うものです。それにしても先日来より法務の時間の合間を見ながら庭作りに没頭しましが、なかなかどうして坪庭ながら良い雰囲気が出て来ました。やはり卑山は約400年の歴史を有する禅寺だけに、寺院のどの場所を切り取ってみても枯淡で落ち着きのある雰囲気を感じます。それだけに庭作りにも工夫が必要ですが、以前からの庭は和風庭園であるが故に、今回は和と洋を折衷させゆっくりと寛げるように仕上げています。まだまだ完成には程遠いのですが、今後は樹木の移植を中心に四季折々の花が咲き誰もが親しめる作庭を目指したいと思います。

 

 

今日は終日室内での事務仕事となりましたが、それはそれで結構楽しめます。特に日々送付されてくる郵便物の整理などは、普段はゆっくり目を通せないでいる寺院向けカタログなど具に点検しながら今後必要な品物には付箋を貼って保存しています。以前は職員にお願いしていた事務も現在では自分でやらなければなりません!和尚にとって一番苦手な分野でも有るのですが、認知症予防となれば結構頭脳を使う作業で一石二鳥なのかも知れません。

 

福邦銀行金沢支店 堀口さんと

 

整理作業の途中で地元銀行の行員の方が来られましたが、お話しによると日経平均株価が本日3万9千円越えの市場最高値を付けたとか!物価が高騰する中での新記録達成ですが賃金のアップも願いたいものですね。日本経済の好循環と共に景気が少しでも良くなることを祈念しています。以前講演で「経済」とは「経世済民(けいせいさいみん)」を短くしたものでその意味は「世を豊かにし人々を救う」だそうですから、本当に経済成長を願っています。気温も下がり懐も冷たい風が吹き抜けていく今日この頃、皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

第3840話

2024-02-21

 

朝方の気温が3℃と、もはや異常気象としか思えないほど昨日より急激に気温が下がり身震いするほどでした。午前中に寳勝寺に入りましたが真冬に戻ったような感じで、今にも雪が降って来るのではと思うくらいに冷え込む1日となったようです。

 

昨日 大安禅寺での諸堂修復工事打ち合わせにて

文建教・高木主任 と 松浦建設(株)・中島現場監督

 

自坊での滞在時間が限られているため昨日は午後から諸堂修復工事関係者との会合を持ちましたが、庫裡の全面修復工事準備がまもなく始まるとの事で庫裡に保管している什器や仏具、古書、仏像はじめ私物の整理移転の段取りなどについて協議しました。すでに電気系統や水回り並びに足場を組むための養生工事が始まっている状況で保管物移転が急がれます。寳勝寺の法務遂行を制限して3月上旬に再び自坊に帰山し整理移転作業を進めたいと計画しています。

 

滋賀北陸教区宗務所長 齢仙寺御住職が来寺くださいました

 

寳勝寺に帰山すると直ぐに滋賀北陸教区宗務所長の齢仙寺(滋賀県東近江市)後藤住職が能登半島地震に関する被害状況視察を兼ね本山に届ける地震罹災申請届の書類を持参くださいました。金沢兼務寺院の建物被害は最小限度で済んだものの仏像などの破損被害は甚大で、今後の修復にはかなりの費用が必要に思われます。いずれにしましても石川県輪島市、珠洲市、能登町等々石川県全体の広範囲におよぶ被害状況がようやく認知され始めている昨今です。

 

 

教区青年僧の会に於いても被災地でのボランティア活動計画を立てているようで有難く思っています。最近つくづく思うのは日々の健康管理の大切さで、何をやるにしても気力と体力が充実していなければ如何ともし難し!加齢を憂うのではなく日々の心身鍛錬に精進努力する事が今の和尚自身に求められています。ウオーキングぐらいでは埒が飽きませんから、今後は身体作りに全力を注ぎたいと念じながら頑張って実行有るのみです。喝!!友峰和尚より

第3839話

2024-02-20

福井市役所にて 西行 茂(さいぎょう しげる)福井市長と

 

更にスピードアップするかのように日めくりカレンダーが薄くなり、気がつけば2月も終盤と気持ちが追いつけないほどに日々が過ぎていきます。若い頃のように仕事の計画を立てて1日1日を余すことなく使い切っていくのでも無く、また何かしようと思っても思うように身体が機能しない自分にいら立ちさえ覚える今日この頃。時間だけがいたずらに過ぎ去っていきます。「人生は無目的である」と言った方がいますが、そうはいっても限りある人生ゆえに愚図愚図としていては埒が明きません!

 

 

さて本日は新命副住職ならびに修理委員会の吉岡会長、卑山蒔田総代とともに西行茂福井市長表敬訪問に出向きました。昨年12月に行われた福井市長選挙で当選され第17代福井市長に就任され、そのご挨拶に訪問致しました。

 

 

 

先代實道住職も歴代知事並びに歴代市長と親しく交流されていた関係上、和尚の幼少の時より福井市長も大安禅寺によく来寺されていたのを思い出します「歴史の見える街づくり」を目指している福井市ですが、悠久の歴史を有する卑山も現在は重要文化財諸堂保存修理工事が進められており、約10年後の竣工を心待ちしています。

 

 

「泰澄大師の昔より、えにしゆかしき大安寺・・・」と大安寺小中学校の校歌に有るように、約1200年の歴史を有する霊地に建立された福井藩松平家菩提所・大安禅寺ですが、時の名僧 開山・大愚宗築禅師ゆかりの越前の禅道場としての面目躍如を果たして参りたく念じています。寒暖差の激しい毎日となっていますがくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

第3838話

2024-02-19

見事な風格を見せる鐘楼 / 大安禅寺参道から

 

久しぶりの帰山となっていますが、さっそく活動開始! 加齢とともに時間差が生じるのか、自坊を少し離れているだけなのに故郷が極度に懐かしく感じます。いよいよ黄泉の国が近づいて来たのかも知れません! 記憶と現実が乖離(かいり)するのは明らかに老化現象の始まりですから要注意ですが、そのような現象はなんら不思議では無く実に当たり前で、加齢とともに記憶することが難しくなっていくからだそうです。ならば猶更の如くに心身を活性化すべく働かねばなりませんね。

 

本堂修復工事現場視察

礎石部分 と 本堂床下部材

 

<右側から> 文建教・高木主任 と 松浦建設(株)・中島現場監督 

 

本堂内 壁の修復

 

本堂屋根耐震ならびに免震補強

 

76歳にもなると全ての機能が日々衰えていきますから、自己の責任において老化現象を防ぐためのあらゆる対策を講じなければなりません。時々「毎晩よく眠れない」と訴える高齢者の方がおられますが最早寝ている場合では無いのです!残された人生の時間は限られているだけに、寸暇を惜しんで身体を動かし頭を働かせて健康管理に全力を投じる事が大切です。

 

屋根部分にて

 

 

 

早く目が覚めましたら布団の上で瞑想しましょう!直ぐに眠たくなりますから、しっかり目を覚まし呼吸を整えるだけで不眠症から脱皮できます。人生はあまりにも短いのです!頑張って参りましょう! 友峰和尚より

第3837話

2024-02-18

午前11時よりANAクラウンプラザホテルに於いて満中陰忌法要が営まれましたが、元旦に発生した能登半島地震での不慮の事態で犠牲になられた御方の四十九日忌で本当に心からご冥福をお祈り申し上げました。いまだに多くの方が避難所での生活を強いられているだけに心痛の極みです。徐々に災害復旧が進んでいるとはいえ被災地に向かうには色々な制限があり、ボランティアの方々も十分には活動できないようですから悩ましい状況が続いているようです。

 

 

金沢市内には少しずつ人流が戻っているとはいえ観光客も少なく、各商業施設や観光地は閑散としている状態です。さて和尚は所用で自坊に帰山しましたが、今年は大安禅寺諸堂保存修理工事に重点を置き4月14日(日)の「本堂上棟式」の準備を進めたいと思っています。卑山諸堂の「令和の大修理」も今年で4年目を迎え、竣工までにはまだ約10年掛かるそうですから今では我が身の健康管理との戦いともなっており至難の毎日です。「なせば成る!」と豪語した40代から70代の今では「成さねばならぬ」現実に直面しています。なんとか頑張って参りましょう!友峰和尚より

第3836話

2024-02-17

タイルが水平になるように 調整しました

 

気温が上がると本当に身体が楽になるから不思議なものです。今日は10℃と過ごしやすく外作業をするには絶好の気温で、さっそく庭に敷き詰めたタイルを水平に整え目地には砂を入れどうやら完成したようです。庭木の植え替えは今後も続けられますが、少しずつ完成度が高くなって来ました。時折椅子に座って瞑想しながらの作業が続きます。

 

タイルの下の砂を少し取り除き...

再びタイルを置いて 踏み固めています

 

 

東京に住むフランス人のマーク・アンリさんより連絡があり、フランスの友人キャロラインさんが御子息と金沢を旅行しているので本日寳勝寺に立ち寄りたいとのこと、午後に来寺くださりしばし楽しく歓談しました。と言っても和尚は外国語はまったく無理なため、海外旅行にも必ず持参している翻訳機「ポケトーク」をフルに活用しての会話となりました。

 

フランス南西部 レクトゥールから来沢された キャロラインさんと御子息とともに

 

それにしても便利な機械ですね!以前に渡欧した時も本当に助かりました。今では長文の会話でも即時に翻訳し音声で伝えることが出来るので大活躍です。卑山には約1時間の滞在でしたが、翻訳機のおかげで支障なく意思疎通ができました。これも文明の力で、長生きはするものです。

 

 

それにしても12年前に寳勝寺住職に就任した頃は来客もなく寂しいかぎりでしたが、現在は連日多くのお客様が来寺くださり、寺院は仏縁を結ぶ場所ゆえに本当に有難く感謝しています。帰り際にキャロラインさんから今度は是非フランスの我が家に泊まってくださいと言われました。世界も狭くなったものです。せっかくのお招きに甘えて再び北欧行きを計画したいと念じた1日となったようです。友峰和尚より

 

第3835話

2024-02-16

 

しだれ紅梅 / 本堂向拝

 

寒暖の差が激しい日々となっており昨日は「春一番」が吹いたとニュースで報道されましたが、昨年より13日早かったそうです。一夜明けて気温がぐんと下がり7℃と、昨日とは10℃の差が生じるのですから体調管理には十分に気をつけて頂きたいものです。

 

 

 

(株)ココ・プランニング 川面専務との打ち合わせ

 

午前中に(株)ココ・プランニングの川面専務が東京より来寺され、今年から新設する家族動物合祀墓についての今後の運営の仕方などを協議しました。一般の方々からの要望を受けての新たな計画ですが、家族動物と一緒に眠りたいという要望は高まるばかりです。今年の元旦に発生した能登半島地震でも家族動物との避難について論議を呼びましたが、近年は家族動物と一緒に暮らす高齢者宅も増加傾向に有り、長年一緒に生活を共にしている動物と最後も一緒に埋葬して欲しいという要望に応えての新設です。

 

作庭中の本堂南側で 茶礼をしました

 

協議後は新しく出来た庭で茶礼をしましたが、あまりの寒さに早々に切り上げる始末。暖かい春はまだまだ先のようですね。さて皆様には恙なくお過ごしの事と思いますが、花粉症やインフルエンザならびにコロナウイルス感染にも十分に気をつけてくれぐれもご自愛ください。和尚は庭作りに専心しており頗る元気に過ごしております!ご安心ください!感謝の毎日です。友峰和尚より

 

小さなしだれ梅 / 本堂向拝

 

第3834話

2024-02-15

 

気温20℃を超え 白梅が次々と開花

 

早朝より昨日に引き続き本堂裏手の作庭作業に入りましたが、あまりに気温が高いため半袖姿での穴掘りとなりました。少し土掘りをするだけでヒーヒーハーハーハーと呼吸が荒くなる始末! 哀れな自分に呆れるばかりですが、それもそのはず、あと4年もすれば80歳を迎えるのですから無理からぬ話です。

 

中庭の雪囲いを取り外しました

 

頭の中ではまだまだ大丈夫と思っても身体は正直で思うように作業が捗りません!それでも頑張りました。なんとかアケビの植え替えと龍潭寺ムクゲを移植するための穴掘りを済ませひと安心!微速前進ながら少しずつ庭の形が整えられていきます。この時期の土いじりは本当に楽しいものです。穴掘りをすると春先の土の匂いがたまらなく、特に草木の根っこの甘い香りは最高です。

 

クリスマスローズ

 

午前中に作業を終え午後からは(株)ココ・プランニングの中本社長と現在造成中の霊苑区画について協議しました。能登半島地震の影響を受け墓石業者が多忙を極めている為、卑山工事も遅れがちとなっています。3月の春季彼岸会までには竣工出来ればと願っています。

 

(株)ココ・プランニング 中本大資社長が来寺くださいました

 

暖かくなると俄然身体の動きも良くなりますから屋内での事務仕事を離れ外作業をするのが楽しみです。中国の禅僧 百丈懐海禅師の「一日作さざれば一日食らわず」の言葉が有難く身に沁みます。健康こそ宝なり!!筋力低下を防ぐためにも外作務は大切ですね。皆さん頑張って参りましょう!!負けてたまるか! 友峰和尚より

第3833話

2024-02-14

庭づくり中の本堂南側にて 早朝から入口ゲートを組み立て

 

日中気温が17℃と実に暖かくなりました。早朝より庭作りに入り、先日ホームセンターで買い求めた庭のゲートと長椅子の組み立てから開始! 組み立てを終了した後は庭木の植え替えを予定していましたが一端中止して午後に回し、伝燈寺の巡回視察に出向きました。

 

 

 

 

午前10時半より伝燈寺へ出向き 祖師祖霊供養諷経並びに坐禅をしました

 

 

 

 

早春の清々しい空気の中で 坐禅中のようす

 

先般の能登半島地震では仏壇の位牌や灯篭などが倒れたものの大した被害は無く安堵しました。到着後、高橋直美さんの定期坐禅指導と祖霊供養を修業しましたが、堂内に入り込む山の冷気は実に清々しく心が癒されました。読経後には普段から伝燈寺をお守り頂いている地元の西川氏と茶礼をしながらしばし歓談しました。

 

伝燈寺囲炉裏の間にて 西川氏 と 高橋さんとともに

伝燈寺町の近況などについて お話しを伺いました

 

 

午後より 寳勝寺にて

 

帰山後は引き続き庭作りに戻り庭木の植え替え作業をしましたが、小さい庭ながら周囲は寺院に囲まれているためとても自然で幽玄な雰囲気を感じます。本日はキンシバイ、紫陽花、ツツジを植え替え、明日は紅葉や龍潭寺むくげの植え替えを予定しています。皆様が寳勝寺に来られましたら是非ご利用頂き、ゆっくりと寛いで頂ければと思っています。

 

 

さていっきに春めいて参りましたが身体作りには持って来いの季節です。大いにリフレッシュする為にもアウトドアでの軽めの作業をお薦めしたいと思います。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

第3832話

2024-02-13

2024年1月15日 撮影 / 大安禅寺本堂屋根修復工事現場

大安禅寺諸堂修理保存工事も今年で4年目を迎えますが、現在は本堂の全面修復工事が進められています。屋根の構造が創建当初の茅葺屋根に復元され、今回は屋根は銅板葺きになりますが裾野部分はこけら葺きに葺き替えられ見事な風格を見せています。本堂の完成は令和7年とのことですが、この4月には本堂上棟式が予定されています。

 

寳勝寺境内 白梅が開花

 

建物の保存修理工事が必要ならば人間も同じ事で常に身体のメンテナンスが不可欠で、歳を取れば猶更の事、日々自己の健康管理に重点を置いて怠り無く補修と点検を履行すれば安泰です。和尚も一昨年、思いも掛けず体調不良で入院を余儀なくされましたがその後の懸命な保守点検と調整のおかげで健康な身体を取り戻すことが出来ました。「無病息災」が理想ではあるものの今では「一病息災」と承知して精進を続けていますが、思えば僧堂での修行時代こそ理想的健康生活環境であったと自覚するものです。

 

坐 禅 <禅文化研究所ページより引用しました>

 

早朝4時に起床して朝のお勤めが約2時間、坐禅瞑想を修したのち粥坐(しゅくざ・朝食)で食事はお粥のみにて胃には負担が軽く、その後は作務(さむ)で外掃除。再び坐禅、諷経、外作務(庭仕事など)、提唱(師匠の説法)、斎坐(さいざ・昼食)は消化の良い麦飯に味噌汁のみ。午後からは外作務、夕刻より坐禅、薬石(やくせき・夕食)後は坐禅三昧、午後9時より夜坐(外で坐禅)そして午後10時半就寝の毎日。

 

外作務 <禅文化研究所ページより引用しました>

 

さて皆様如何でしょうか!理想的だとは思いませんか!世に言う「早起きは三文の徳!」「腹8分目医者いらず!」です。坐禅はリラックスタイムで作務はストレッチ体操。まさに理想的な環境でした。健康的生活とはやはり軽めの食事、適度の運動、日々の瞑想、腹からの発声、それに有難い説法を聴く。今いちど僧堂生活を思い出し、少しでも生活リズムの改善に役立てていきたいと思う今日この頃です。友峰和尚より

 

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