1月, 2023年
第3454話
ふれあいパーク霊苑へつづく参道にて
久しぶりの晴れ間のお天気で気持ちもホッとするものです。相変わらず朝方の気温は低く、全国ニュースでも報道されたように石川県内では水道管の破裂で断水状態になった地域が多くありましたが、この出来事も他人事では無く各兼務寺院に出掛け水道管に損傷が無いかの点検をしました。
これまで低温警報が発令されることなど無かったため、各寺院のどの場所に止水栓が設置されているかを普段より承知しておくべきだと深く反省です。本当に近年の異常気象は何が起こるか分からないのが現状のようです。
大安禅寺にて 節分御祈願祭 福豆づくり
さて1月も今日が最後、明日から2月如月(きさらぎ)を迎えます。自坊では2月3日(金)午後6時半より3年ぶりとなる「節分会厄除け祈願祭」を厳修予定で、豆撒き用の福豆作りに精を出しているとの事。新型コロナウイルス感染問題で長らく中止を余儀なくされていましたが、「節分会」は招福除災と厄除祈願をする大切な祈祷祭ですので、皆様には万障お繰り合わせの上、是非ご家族で御参詣頂きたいと願っております。福は内!福は内!福は内!福は内!皆様ご家庭の家内安全!健康安心!を心より念じております。友峰和尚より
御祈祷札 と 福豆
第3453話
大安禅寺山門から通じる参道 大雪による倒木の被害が発生
自坊よりこの度の大雪被害状況が伝えられて来ましたが、倒木や落雪による被害が発生しているようで大変心配しています。今年は気温があまりにも低いため谷川の水も凍りつき、融雪用の水が途絶え、境内周辺や参道も雪の山で除雪に時間が掛かっているとのことでした。
ボキリと折れた 境内地の大木
山門から通じる車道が 完全にふさがりました
庫裡屋根からの落雪
建物を押しつぶさないよう 除雪しているところ
金沢市内は今回は降雪が少なかったため除雪もスムーズに進み、安堵していたところへの自坊からの連絡でした。3月に入るまではまだまだ雪に対する警戒が必要ですから油断は出来ません。また金沢市内の兼務寺院3カ寺の積雪状況も気になるところですが、本日は少林寺の現況視察に留めました。明日は雪もひと休みで晴れ間も見えるとの天気予報で安堵しています。
降り続く雪 / 大安禅寺 庫裡
返す返すもこの時期の日々の作業は終日除雪に追われるため、頭の中の思考も身体の保持も大雪対策にその大半が占められ、なんと言っても一日を無事に終える事が一番いい話となります。除雪作業も作戦と工夫が必要ですから、短時間で効率よく除雪できた時は本当に満足感に満たされますから不思議な話ですね。言わば「ちょっといい話」となれば1日の中で尽きることがないほど沢山有り、それらの全ては結局安心無事の境涯なのかも知れません。
誕生日プレゼントを両親に報告しました
さて今月も残すところあと1日ですが、2月は昔の暦では如月(きさらぎ)と言います。その意味は諸説ありますが、一般的には「更に厚着をして寒さから身を守る月」だそうです。和尚の誕生日祝いに息子夫婦が送ってくれた実に暖かそうな上着、さっそく着用して更に寺院護持に向けて頑張って参りましょう!! 南無観世音菩薩
「極寒に ぬくもり伝う 諷経僧」友峰
第3452話
氷点下での除雪 久しぶりに 晴れ間が見えました
大雪警報が各県に発令されていましたが、一夜明けて金沢市内は意外にも降雪が少なかったためホッと胸を撫でおろしたものです。一周忌法要が午前11時より予定されており境内の除雪作業を心配していただけに、短時間で作業を終えることが出来ました。1月も残すところあと2日間のみとなりましたが、除雪作業を除けば十分に休息できた1ヶ月間となったようです。
一周忌の御法要を 修業いたしました
2月を目前にして法務予約が次第に増えつつあり、体調管理も含めスケジュールの調整をしています。住職にとっての仕事は多岐に渡りますが、寳勝寺に於いては年忌法要をはじめ霊苑での墓前諷経が年々増加しつつある為、地元御寺院住職への加担お願いも今後重要になって来ているように思います。
金沢大学人文学類の学生さんから 取材を受けました
午後からは、地元の大学に通う学生さんから「寺町寺院群に於ける地域の取り組みについて」の取材を受けましたが、金沢市のみならず寺院群の「寺活」を通しての地域活性化活動は全国各寺院の今後の課題のひとつともなっています。さて、まもなく2月3日の節分会を迎えますが、除災招福祈願と共に今年もコロナ退散御祈祷を修したいと念じています。友峰和尚より
第3451話
人足早く3月桃の節句の雛飾りの写真が届きました! いつも御厚誼を頂いている加賀容子さん手作りのひな人形とつり雛ですが、どの作品も心が籠っており可愛くしかも愛らしく、実に見事としか言いようが有りません。勿論寳勝寺の茶室にも紅唐辛子吊りが飾られており、カフェ来客者の目を楽しませているようです。
加賀様御手製のお人形
毎日が雪との戦いで眼中が白一色でしたから、色とりどりのお雛様を見ているだけで気持ちが和むものです。今年はうさぎ年ということで、兎の男女雛が特に目を引きます!いいですね!気持ちがホッコリします。近年、雛飾りも内裏雛飾りが主流になっているように思いますが、子供の無事成長を願うのはいつの時代でも変わらぬ親の真心ですね。
新年 家内のお茶会にて 加賀様とお孫さんです / 大安禅寺 愈好亭
加賀さん手作りの紅唐辛子飾り / 寳勝寺 喫茶室
さて皆様には日々恙なくお過ごしでしょうか? 冬場の運動不足を解消するには朝方の除雪作業が大いに貢献しているように思います。昔は我武者羅(がむしゃら)に作業をしましたが、最近は“我無シャラ”に、無心でシャラ…シャラ…とスローペースで頑張っています。
早朝 少林寺門前のようす
朝一番に 少林寺と寳勝寺境内の除雪をしました
今日も早朝より少林寺と卑山の除雪をしましたが、機械の操作にも慣れスムーズに作業を終えることが出来ました。「人馬一体」という諺が有りますが、「人機一体」の努力が続いています。
「降りしきる 雪も阿弥陀の 化身仏」友峰
降りしきる雪
第3450話
今朝も 除雪からスタートです
この時期のブログは雪の話から始まるのも仕方の無いことで、午前中はその殆どの時間を除雪に費やしているからです。雪の降らない県では、ニュースなどで道端に山と積まれた豪雪地帯の写真を見ても凡そその地域に住む方の除雪時の苦労までは伝わって来ないと思います。実際に現地に出向き除雪体験をするとその苦労というものが実感できるかもしれません。
特に今日などの雨をたっぷりと含んだ雪は実に重く、まして気温が下がれば猶更のこと除雪に対しての身体への負荷が大きくなりますからいっぺんに足腰を痛めてしまいます。
「払えども 風がもて来る 落ち葉かな」の秋の句をもじって「すくえども 降り続けたる 雪のやま」でしょうか!とにかく降り積もった屋根雪が突然いっせいに怒涛の如く落ちて来るのには恐怖を覚えるものです。勿論、屋根の軒先で除雪作業をしていれば命にも関わりますから十分な注意を要するとともに、寺院の屋根は実に大きいため一晩じゅう雪が地震の如くに建物を揺らしながらずり落ちる音に目が覚めてしまいます。まもなく立春を迎えようとしていますが、本当に春が待ち遠しい今日この頃です。
しばらくすると また屋根雪が滑り落ちてきます
ふたたび 除雪機をフル稼働です
5~6往復して 自家用車1台分の通路を確保します
引き続き 霊苑側の通路を除雪
さて、この時期は室内での仕事をこなしていますが、今年の年賀状の整理を急がねばなりません。和尚も後期高齢者となり、この機にこれまで御法縁を頂いて来た多くの方々に和尚の近況報告をしたいと思っています。
と言うのも年々年賀状が減少していく現状を踏まえ、これまでのご厚誼に感謝しつつ大安禅寺を始め金沢4か所の兼務寺院に御来寺頂けるよう楽しいレポートを書いてみましょう。まだまだ75歳!!これから!これから!が人生の本番です。金さん百歳!銀さん百歳!和尚も百歳!頑張って参りましょう。友峰和尚より
綺麗に除雪された 境内
第3449話
大安禅寺 台所軒先の氷柱
全国的に大雪被害が出ていますが、今回は普段降雪量の少ない多くの県での雪による事故が多発しているようですから十分に気をつけて頂きたいと願っています。
寳勝寺 境内のようす
本日も 外は猛吹雪
電車の立ち往生も報道されていますが、北陸線サンダーバードに於いては大阪を出発して19時間遅れで金沢駅に到着したとの報道を聞き、本当に乗車されていた皆様にはお気の毒としか言いようが有りません。和尚も関西にはよく出かけますが、強風や大雨で2時間遅れただけでも疲れてしまいますから、緊急時のなんらかの救護対策を日頃から練って欲しいと思うものです。
温かい健康ショウガはちみつ茶
さてこの時期は目が覚めれば除雪作業から仕事が始まりますが、それだけで十分に疲労困憊となり、加齢とともに除雪の時間が掛かるのも辛い話です。除雪機は大変便利ですが、神経を使う分やはり疲れますね! ご高齢の皆様におかれましても除雪作業には十分に気をつけ、どうかくれぐれも無理をしないように出来る範囲でされることを願います。ご用心!ご用心! 特に屋根雪降ろしは危険ですから要注意です!どうかご自愛ください! 友峰和尚より
第3448話
「友峰ちゃんお誕生日おめでとう!」と両親が小さな声で語りかけてくるのを耳にして目が覚めました。両親の姿は無いのですが声だけが聞こえて来るといった具合でした。両親が他界して以来今日まであまり夢に見ることも無かったように思うのですが、不思議な感覚のまましばらくぼんやりと過ごし、昨晩からの雪を心配して午前5時過ぎより境内の除雪作業に入りました。
宝勝寺境内にて 除雪作業のようす
気温はマイナス5℃と厳しい寒さになったものの降雪は約20センチばかりで思ったよりも少なく、先ずは卑山境内から除雪機をフル稼働させて作業に入り、引き続きいつものように野町・少林寺に向かいました。雪がアイスバーンになっていたため除雪機がガリガリと大きな音を立ててノズルより勢いよく吹き出し、近所の方が心配そうに窓越しからその除雪作業をしげしげと見学していました。
少林寺にて
降雪は少ないものの バリバリに凍っていました
㈱ココ・プランニング様より 誕生御祝のお花を頂きました
除雪を終えて寺に戻れば、妻や家族、お檀家様はじめ親友達からお祝いラインメッセージが次々に届きました。なんとも75歳・後期高齢者認定誕生記念日の最初の仕事が大雪による除雪作業となったのも記憶に残る思い出となりそうです。この年で誕生日お祝いメールを頂くのは本当に果報者だと思いました。
霊苑事務所スタッフの木村さん、吉田さんと 記念撮影
スポーツアスリート達が口々に「多くのファンの声援あってこその今の活躍できる自分です」と言われる気持ちがよく分かります。スクラップ寸前の和尚ですが、皆様の温かいメッセージに応えるべく更に100歳を目指して精進努力を続けて参りたく思います。本日はお祝いを頂き心より厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。友峰和尚より
第3447話
和菓子 村上 にて / 金沢市泉本町
全国的に大雪になるというので、昨日は除雪機のガソリンを補充しておくため近くのガソリンスタンドへ出かけましたが、帰り際に金沢市泉本町に本店を構える「村上」菓子店に立ち寄ってみました。以前卑山の行事の引き出物にも使用させて頂きましたが本店を訪ねるのは初めてで、素敵なお菓子の種類の多さに驚きました。
いまや「村上」と言えば時の人となっているプロ野球ヤクルトスワローズの村上宗隆選手を思い出しますが、金沢は江戸時代より和菓子の文化国として今日までその伝統を引き継いでいます。
今回訪ねた「村上」もそのひとつで、見るからに食べたくなるようなお菓子がずらりと並んでおり圧巻でした! お土産用にと幾種類ものお菓子を混ぜて梱包してもらいましたが、ついつい自分用にとみたらし団子とわらび餅を買い求めました。寺カフェでも地元で有名なお菓子を使用しておりお客様から好評を頂いています。
さて本日は気候が一変して急激に気温が下がり、極寒の状況のなか見る見る境内が雪景色に変わっていきました。ここしばらくは雪模様の天気が続くということなので除雪作業に集中して参りましょう!皆様も十分に暖かくしてお過ごしください。友峰和尚より
第3446話
今日23日は先代住職實道和尚の月命日忌で、報恩菩提の新年の追善供養を営みました。昭和63年(1988)11月23日の勤労感謝の日に齢81歳で遷化され、今年で35回忌を迎えようとしています。
昨日に引き続き 新年の追善供養をいたしました
昨日が母の月命日忌そして本日が父の月命日忌と毎月2日続けての追善供養日となっていますが、和尚も両親が他界した年齢に近づくにつれ、如何に深く自分を愛してくれていたかを思い知る毎日です。
大竹社長と久保さんが 和尚の誕生祝いに来寺くださいました
午前中には名古屋から、日頃卑山霊苑で大変ご厚誼を頂いている㈱エムエムシーの大竹社長並びにスタッフの久保さん御両名が新年御挨拶と和尚の誕生祝いに来寺くださり久しく歓談しました。久保さんは卑山霊苑事務所職員として約5年間勤務され、昨年本社に戻られた関係で久しぶりの御目文字となりましたが、このたび2人目のお子様となる長女が誕生されたそうで心から祝意を表しました。大竹将人社長は愛知県下を始め、北海道と和歌山県に「花楽苑(からくえん)」の名で未来型霊苑事業を展開されておられます。
温かいお心遣いを賜り 厚く御礼申し上げます
月末を迎え、次第に世の中の動きが活発になって来たように思います。和尚自身も身体全体に気が漲ってくる感じがしています。所謂「血沸き肉躍る!」といった感覚でしょうか。詩人サミュエル・ウルマンの言葉に「青春とは心の若さである」と詠っていますから、年齢を思わずに大いにリフレッシュして頑張って参りましょう。友峰和尚より
「 如 是 」 渓仙 書
第3445話
大相撲1月場所も今日が千秋楽のため早めのテレビ観戦となり、結果は大関・貴景勝の優勝となりました。横綱不在の場所でしたがなかなか見ごたえのある勝負が続いたように思います。以前名古屋場所を升席で観戦しましたが、直に見る力士は流石に迫力を感じたものでした。初日より毎日欠かさず観戦して来ましたが、今日が最終日で明日からしばらくは相撲ロスの日々となりそうです。
霊苑奥の院 しだれ紅梅のつぼみ
今日22日は亡き母の月命日忌で、本堂にて追善供養の諷経を修業し感謝の真を捧げました。母は92歳の人生を全うしましたが、晩年は寺院受付にて御朱印係を担当しいつも和服姿で拝観者と応対していた時のことが思い出されます。また俳句を嗜み、寺に嫁いでからの寺庭としての心境を詠んだ句も多く見受けられ、宗教誌でもある大法輪に毎月投稿しよく賞を取っていたことを懐かしく思います。
髙倉様御夫妻 と 寺カフェお手伝いの野中くんとともに
さて25日は和尚の誕生日ですが、本日は日頃お世話になっている高倉様ご夫妻がお祝いに来寺くださいました。寳勝寺に兼務住職を拝命して以来11年目を迎えました。本当に多くの地元の方々に支えられての今日の寳勝寺が有り、心より深く感謝する毎日となっています。友峰和尚より
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