1月, 2023年

第3444話

2023-01-21

凍てつく樹々 / ふれあいパーク霊苑にて

 

昨日は二十四節気の「大寒」ということで気温も急激に下がり、北陸地方は夜半より雪模様になるとの予報で心配しましたが、一夜明けてみれば小雪程度で安堵しました。週明けの24日頃からは今年一番の大寒波が日本全土を覆うそうで、まだまだ気を抜けない状態が続きそうです。

 

霊苑管理事務所スタッフの木村さんと

 

午前中に霊苑管理事務所スタッフの木村さんと今年の法務打ち合わせをしましたが、今のところ墓域の降雪も少なくお参りにも支障が無いようで有難く思っています。土日ということで寺カフェをオープンしましたが、寺町界隈は観光客も疎らでひっそりと静まり返っていました。

 

少林寺 の 御朱印お札書き

 

「 〇 △ □ 」 渓仙 書

 

午後からは依頼されていた色紙描きをし、今年の書初めとなったようです。ここしばらく墨蹟禅画の制作から遠ざかっている為、今年は新しい作品制作に再びチャレンジし、金沢での個展開催も視野に入れて墨蹟創作活動に力を注いでいきたいと願っています。

 

シロタエギク

 

さて、今年から後期高齢者の一人として新たな人生を如何に生きるかが課題で、令和5年度のテーマ「一華五葉を開く」に沿って人間の持つ5つの感覚器官でもある「眼・耳・鼻・舌・身」をフルに活用して大いに花を咲かせて参りたく奮起しています。頑張って参りましょう!命尽きるまで! 友峰和尚より

 

第3443話

2023-01-20

 

寒波に備え 融雪装置の点検をしました

 

朝方は薄日が差し穏やかに見えた天気も、午後からは一変して冬嵐を予感させる雷が鳴り響き風雨が強まってきたため、ゆっくりする間もなく次の寒波襲来に向けて融雪装備の点検をしました。天気予報では夕刻より雪模様となり、週明けには気温も零下5℃まで下がり大雪となるそうですから油断は出来ません。

 

ホースの目詰まりを直し しっかりと穴を開けているところ

 

融雪装備点検後は除雪機をチェックし万全の態勢を整えたものの、如何せん今後は体力勝負となりそうです。時間の合間を見ては主治医先生の健康指導に従ってスクワットや体操を試みてはいますが、いちど衰えた筋力がそう簡単には復活しないため流石にジレンマに陥ります。

 

ふれあいパーク霊苑縁者の方の 御供養諷経を修業いたしました

 

父親から「若い時は二度ない!」「苦労は買ってでもせよ!」と言われた言葉が思い出され、その言葉通り今日まで常に20歳の気持ちを保ち苦労する事は少しも厭わなかったものの、最早メタバースで自分の若きアバターを造るしか打つ手は無く、これまでは「実僧」でしたが今後は「仮僧」(仮想)の自分で頑張るしかないようですね。

 

本堂裏庭の 蝋梅が咲き始めました

 

さてまもなく和尚の誕生日がやって来ますが、愈々後期高齢者認定までカウントダウンが始まりました! 25日以後は泣いても笑っても後期高齢者としての自覚を持って残りの人生を歩んで参りましょう!!なんだか嬉しくなって来ましたね。友峰和尚より

 

第3442話

2023-01-19

東京インテリア(金沢市鞍月) へ 行って来ました

 

2023年もどんどん日が過ぎていきますが、ブログをご覧頂いている皆様におかれましては日々恙なくお元気にお過ごしのこととお喜び申し上げます。本日はリニューアルオープンした金沢市鞍月にある東京インテリア家具へ雑貨の買い物に行ってきました! 近年郵便物が急激に増え従来の物では入りきらなくなって来た為、前々より品定めをしておいた郵便箱を買い求め、さっそく庫裏玄関に設置しました。

 

店内のようす

 

 

その他にも寺カフェ用のトイレ用品はじめ色々な小物雑貨を買い求めましたが、久しぶりの買い物でカフェに必要なものが次々目につき余りにも品数が多いため選ぶのに困ってしまいました。お店は地元でも大変有名で、県外からも多くの方が来店されていました。売り場面積も広くお洒落な家具や日用雑貨にも人気があり、卑山寺カフェのインテリアも色々お店で調達しています。

 

庫裡玄関に 新しい大きなポストを設置しました

 

さて天気予報では北陸地方は明後日あたりから再び雪模様となり、月末には大寒波が襲来するとか。ここしばらくは降雪も無かったため、これから先が思いやられます。正月気分もすっかり無くなり普段のリズムに戻っていますが、法務の事前予約も次第に増えつつあるようです。まもなく節分会がやって来ますが、本年厄年に当たる御方は大安禅寺まで厄除祈願祈祷をお申し出ください。福は内!!福は内!!福は内!! 皆様方の安閑無事を心より祈念いたしております。友峰和尚より

 

第3441話

2023-01-18

 

今日から新年度初めての法務遂行となり、午前中に大場家祥月命日忌法要が営まれ法要厳修後にはご家族と久しく歓談致しました。最近になって強く感じるのは自坊の大安禅寺に戻っての行事遂行の際、和尚がずいぶん長きに渡ってご厚誼を頂いて来た多くの年長のお檀家様が他界され、いつの間にか代替わりになっている現実です。

 

大場家祥月命日忌法要が修業されました

 

当然と言えば当然のことながら、実に寂しい気持ちと感謝の気持ちが交差する昨今です。「今までは 他人の事やと思うたが 俺が死ぬとは こいつぁたまらん ご用心!ご用心!」と、一休和尚がわざわざ新年会の席上で言われた言葉が納得できます。

 

大場様と御子息とともに ひととき歓談しました

 

 

寳勝寺御檀家の安田様が 年頭の御挨拶に来寺くださいました

 

人生は正に光陰矢の如しで1月も早や半月を過ぎてしまい、愚図愚図しているとあっという間に閻魔様がお迎えに来てしまいますから油断は大敵です! 和尚も後期高齢者の仲間入りとなり、本日は今後の卑山法務を滞りなく遂行していくために地元御寺院御尊宿の方にご加担賜りたく深くお願い申し上げました。「備えあれば憂いなし」の諺の真意とは、実は自分の身体の老化を意味するものであったと自覚する今日この頃です。

 

地元御寺院様との会合にて

ふれあいパーク霊苑 を 視察されている様子

 

さて、そうは申せ和尚もまだまだくたばるわけには参りません! 午前中の法要後の歓談の席で、大場様の御子息から200歳まで生きてください!と言われましたからその気になって頑張って参りましょう!!「金さん百歳!銀さん百歳!和尚は二百歳!」かな? 友峰和尚より

 

第3440話

2023-01-17

本日は火曜日で休寺日。以前は休寺日であっても何らかの法務に従事していましたが、最近は休寺日には仕事を意識的に止めて体調管理に努めるようにしています。どういう因縁かこれまでは和尚の休息日に限って緊急の法務が入ることが多かったのも事実で、それを「友峰和尚の火曜日のジンクス」と称していました。しかしながら最近、加齢とともに和尚の需要も減少しつつあり、ようやくジンクスも薄れ休息出来ることを有難く感じています。

 

墓参に来られた方から お供えのお花を賜りました

 

昨年秋には思いも掛けず体調を崩し入院を余儀なくされましたが、退院後の病気療養方法について主治医先生始め専門の医療関係者方々から丁寧な説明を受けたお蔭でずいぶんと健康が回復して来たように実感しています。

 

孫 芭月からのプレゼント

 

何事も「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」で、昨年9月の「あんときの和尚」はまるで疲弊した馬だったように思います。走ろうにも走れないほど身体がおも怠く、餌を与えても元気が出ず却って害になるといった感じでした。今では先生の教えに従って健康オタク優等生の毎日です。そこで教訓の一句あり、健康は「一に運動 二に減塩 三四菜食 おかげさま」アンド「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」。南無観世音菩薩 友峰和尚より

 

第3439話

2023-01-16

昨日行われた 令和5年度 大安禅寺 大般若祈祷会

 

昨日は年中行事の中でも最も重要な大般若祈祷会と檀信徒総会を無事に終え、愈々本格的な出発となりました。前年からの気持ちの切り替えとして大晦日に始まり除夜の鐘撞き、元旦諷経、左義長、大般若会厳修と行事を一つ一つ遂行しながら気持ちも新たになっていき、最終的には2月3日の節分会における厄除け祈願並びに鬼やらいの豆撒きを無事に終えるとガラリと気持ちが入れ替わるから不思議なものです。

 

本堂修理保存工事現場 本日のようす

 

古来よりの日本の伝統的仏教行事や神事は人々の生活に活力を与えるための実に良く考えられた司祭だと感心します。少子化社会が進む我が国に於いて全国的に伝統的行事が消滅しつつある事を残念に思うものです。

 

 

さて本日は久しぶりに本堂の修理工事現場を視察しましたが、着々と確実に進んでいるようでした。本堂工事の完成が3年後だそうですが、現在は大屋根の復元工事に入っており微速前進といったところでしょうか。

 

山門にて

「 不許葷酒入門内 」

 

 

今年は不思議なくらい降雪も無く穏やかな気候が続いていますが、まもなく立春です! 来る2月3日午後6時半よりの「節分会」は今のところ催行する予定とのことですから大いに行事にご参加頂きたいと思います。皆様方の御来寺を心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より

 

第3438話

2023-01-15

大安禅寺 地元・田ノ谷町にて 左義長が行われました

 

穏やかなお天気のもと、午前10時より大般若祈祷会厳修に引き続き檀信徒新年総会が開催されました。新年行事に先立ち午前7時より地元田ノ谷町の左義長が行われ、新命副住職が御祈祷諷経を修したのちお焚き上げが行われました。大般若会の前には檀信徒責任役員総代の新年ご挨拶が有り、新命和尚が本日の行事内容を説明し新年茶礼となりました。

 

副住職による御祈祷諷経

 

 

 

 

 

行事に先立ち 副住職が式次第についてお伝えしているところ

 

卑山責任役員総代の 藤田通麿様 蒔田城助様 です

 

 

 

大安禅寺 令和五年度 修正大般若祈祷会

 

毎年恒例の大般若会ですが、卑山は参詣された檀信徒皆様も加わっての全国でも珍しい御祈祷会で、力強い声が堂内に響き渡り今年1年の無事を願い無病息災・家内安全・健康安心を祈願しました。和尚も今年で75歳になりますが、連綿と約400年継承されている大般若祈祷会だけになんとか100歳まで修業出来たらと願っています。

 

檀信徒皆様による 大般若経転読

 

 

 

 

 

 

 

副住職が 各家無病息災・家内安全・健康安心を祈念し 御祈願文を読み上げているところ

 

 

檀信徒新年総会にて

 

 

 

責任役員総代並びに副住職より 修理保存工事進捗状況などの説明がなされました

 

 

 

 

孫の芭月が 御茶席のお運びをしました

 

本日も孫達が参詣者接客の手伝いをしてくれましたが、年々上達していくのを目を細めながら見つめています。なにごとも幼き頃より礼儀作法など丁寧に教えることの大切さを思うものですが、「三つ子の魂百まで」という諺がありますように、単に躾け(しつけ)だけでなく親の愛情も生後3歳までに強く受けるため、親の深い慈愛を以て子供の躾けをして欲しいと願うばかりです。さて一歩一歩また一歩と今年の行事が着実に進められていきます。すべての御法縁のある方々がこの1年平穏無事であるよう心から祈念した大般若祈祷会厳修となりました。友峰和尚より

 

 

 

第3437話

2023-01-14

すっぽりと霧に包まれた 大安禅寺山内

 

この時期としてはあまりに気温が高いため、今朝方は全山がすっぽりと霧に包まれなんとも幽玄な景色を見せていました。午前中に㈱アイソウシャ・中村修二会長の御家に年頭回礼諷経に出向いた後は自坊でゆっくり過ごしましたが、昨晩は内孫・瑞月(みづき)の誕生日祝いに息子夫婦家族と夕食を共にした後、孫達と記念の写真を撮りました。

 

瑞月の誕生祝いにて 孫達との記念撮影

 

しばらく会わない間にずいぶん成長したものだと大変嬉しく思ったものでした。瑞月は今年中学1年生!長男の永峰はピカピカの小学1年生になるというので2度驚きました! 離れて暮らしていると驚くことばかりの連続ですね。さて明日は新年最初の年中行事「大般若祈祷会並びに檀信徒新年総会」が修業されるため職員一同がその準備に追われていましたが、新しい年を迎えるに当たって床の間の掛軸を掛け替えました。

 

 

軸の作者は富山県高岡市大本山国泰寺前管長・稲葉心田(いなばしんでん)老大師で、言葉は上から「雲月自ずから悠々」、布袋図の画賛は「三毒はこの中に入れおきて 今日もニコニコ恵比須顔なり」と記されており、新年に相応しい禅語となっています。

 

「 雲月自ずから悠々 」 

「 三毒は この中に入れおきて 今日もニコニコ 恵比須顔なり 」

 

“三毒”とは仏教の教え「貪 瞋 痴(とん じん ち)」のことで、貪(とん)とは欲どおしくむさぼる心、瞋(じん)とは激しく怒ったり妬んだり恨んだりする心、痴(ち)とは不知から来る愚痴(ぐち)を指すそうです。その三毒をお腹の溶鉱炉で溶かしてしまいなさい!ということでしょう。

 

 

さてさてなかなか難しいことですが、明日は大般若御祈祷会ですので腹の底から声を振り絞って三毒の大魔を消除したいと願っています。檀信徒の皆様にもお力を頂き、1年間の招福除災祈願を修業したいと思います。友峰和尚より

第3436話

2023-01-13

北嶋家 年頭回礼にて

 

新年を迎えてから初めて自坊で過ごしていますが、精力的に法務遂行に当たっています。本日は長年ご厚誼を頂いている㈱キタジマの北嶋幹補会長ご夫妻のお招きを受け、年頭回礼とともに新年初釜のお茶席に参席しましたが、奥様の御友人がオーストラリアから帰国され一緒にお抹茶のお点前を拝見させて頂きました。

 

茶室の出入口に掛けてくださっている 和尚の墨蹟額

北嶋幹補様と奥様、お孫様です

 

オーストラリアから来られていた 奥様の御友人とともに

 

 

奥様は、先般ブログでも紹介しましたが手作りのお人形を制作されており、本日も玄関に展示されている沢山のお人形に御目文字しました。年頭諷経を修業した後にはお孫さんはじめ御友人の方々と和合の茶礼をしましたが、なんとも優雅なひとときを過ごさせて頂き感謝申し上げました。

 

玄関に展示されている 奥様御手製のお人形

北嶋家の皆様と 御友人の方々との 記念撮影

 

 

午後には文建協の高木主任と職員の皆さんとの年始茶礼を催しました。また岐阜県より武藤澄枝様が御友人と新年のご挨拶に来寺くださり楽しく歓談しました。

 

卑山修理保存工事を担当くださっている 文化財建造物保存技術協会の皆様と

 

 

岐阜県在住の 武藤澄枝様とご友人様とともに

 

引き続き藤田通麿責任役員総代がご挨拶に来寺くださり、昨年9月、突然の入院時の話題に端を発し金沢寺院の近況報告など歓談致しましたが、本日は新年を迎え話題も多岐に渡り実に楽しい時間を過ごす事が出来ました。

 

大安禅寺責任役員総代 藤田通麿様とともに

 

 

本当に来る人も又来る人も福の神の一日となったようです。本日は北嶋様御夫妻はじめ御来寺くださった皆々様に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。友峰和尚より

第3435話

2023-01-12

「 紅梅 」 渓仙 書

 

大安禅寺責任役員総代 蒔田城助様とともに

 

なんと日中気温が15℃に加え快晴の空模様と驚くばかりです! 今年は暖冬なのか厳冬なのか定かでは有りませんが、北陸地方に於いてこの時期の気温15℃は異常としか言いようがありません。降雪が無いのは有難いのですが、そのことが却って大きな災害の予兆ではないかという不安に駆られます。今月の天気予報では月末寒波が来るそうですからまだ油断は出来ません。

 

 

1月15日午前10時半より「新年大般若御祈祷会並びに檀信徒新年総会」が開催されるため本日は自坊に戻りましたが、さっそく午後より愈好亭にて卑山責任役員総代の蒔田城助様と年頭のご挨拶を致しました。「一年の計は元旦に有り」とは申せ、ここ数年は不安定な社会情勢が続いているため今年もかなり厳しい寺院運営が求められているようです。これまで卑山収益の大黒柱となっていた観光事業も未だ復活の兆しが見えず、新型コロナウイルス感染者も世界的に増え続けており一向に収束の気配もない中での出発となっています。

 

大般若御祈祷会 2020年1月の記録より

 

大般若御祈祷会厳修に於いては、先ずは檀信徒皆様が健康で無事であることを願い、コロナウイルス感染の収束とウクライナ戦争の終結並びに日本経済の復活を祈願したいと念じています。「念ずれば花開く」「一即一切」ゆえに15日には全身全霊で御祈祷申し上げる所存です。友峰和尚より

 

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