10月, 2022年

第3342話

2022-10-11

「 禅 〇△□ 」 

 

大安禅寺山門並びに鐘楼の完成に伴ないこの15日(土)午前10時より落慶法要と記念式典が執り行われる予定となっており、卑山御詠歌講員の皆様も連日奉詠の為の練習に励んでおられるとの連絡を受け本当に感謝しております。大安禅寺諸堂すべてが完成を見るのはまだ約10年後だそうで、この度は先行して二棟完成の落慶法要厳修となります。

 

㈱ココ・プランニング 中本会長 と 大西石材工業㈱ 大西社長、御家族の皆様が来寺くださいました

㈱アイソウシャ 中村会長です

 

法要までにはまだまだ時間があると思っていましたが、アッという間に月日が過ぎた感があります。現在は新命和尚に本寺の諸堂大修理工事始め法務遂行の全てを委ねており、尚更早く感じるのかも知れません。何事もそうですが、一所懸命に一つ一つの仕事を遂行していると、時の過ぎ行く事を忘れてしまいます。最近になって金沢兼務寺院4カ寺の法務遂行が多忙になっていることもその原因のひとつなのかも知れません。

 

 

「シルクハットの誘惑」 谷中耀子

 

谷中耀子さんとともに

 

大安禅寺山門並びに鐘楼落慶法要を無事に円成すると、23日(日)には金沢・伝燈寺に於いて伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天御祈祷祭が予定されています。大安禅寺を含め兼務寺院の復興は和尚の最大の責務と自覚するも体力との戦いとなっているように思う今日この頃です。さて加齢に見合った働き方改革をしつつ頑張って参りましょう!為せば成る成る何事も‼️ 鳴るは大安禅寺の鐘の音ぞ‼‼ 友峰和尚より

 

「語り尽くす 山雲海月の情」 大安 書

第3341話

2022-10-10

「 空 くう 」

 

10月10日は“スポーツの日”で毎年気候が良く晴れる日が多いのですが、今年は残念ながら朝から冷たい雨模様の一日となりました。3連休も今日まで、悪天候もあり流石に観光客の足もピタリと止まった感じでした。

 

「行雲流水」 / 「銀河からのおくりもの」 谷中耀子

 

 

午前中には葬送の儀の導師として出頭しましたが、退院後の日常生活が始まった疲れからかぎっくり腰に見舞われ危うくダウンするところでした。幸いに桂岩寺御住職に加担をお願いしてあったため無事に修業できました。最早一触即発的健康状況ではどうにもこうにも自分でも情けなくなる始末!やはり加齢には勝てませんね。

 

 

福井より 酒井様と御子息様が来寺くださいました

 

 

 

「 武 一即一切 」

 

「夢のはこびびと」 谷中耀子

 

 

 

導師としての職務を無事に遂行出来た理由として、もうひとつは長い杖の手助けも有りました。「転ばぬ先の杖」とは正しくその通りでありました。本日は桂岩寺御住職と杖に感謝したスポーツの日となったようです。

 

「刻苦光明必ず盛大なり」

 

さて現在開催中の個展は早くも3日目を迎えていますが、昨日は地元新聞記事に取り上げられ市内の方々も来寺くださっているようで大変嬉しく思っています。健康の秋!文化の秋!スポーツの秋!食欲の秋!大いに満喫して頂きたいと念じています。友峰和尚より

第3340話

2022-10-09

 

 

3連休の2日目を迎え、金沢市内の至るところでイベントが開催されており多くの地元の方を始め観光客で賑わいを見せたそうですが、卑山でも昨日より個展が開催されており午前午後とも鑑賞者が訪れていました。

 

北國新聞の記事を見て来場された鑑賞者の方と ご案内される谷中さん / 今朝のようす

 

 

 

午前中には少林寺に於いて御檀家様の納骨法要が修業された後、墓前納骨供養が厳かな雰囲気のなか営まれました。午後からは個展をご覧いただいた方々と応接間で歓談しましたが、久しぶりにお会いする方も多く楽しい懇親の席となりました。この時期は気候も気温も不安定で、時折陽が差してきたと思ったら突然雨が降り出したりでなんとも季節の変わり目を迎えている様に実感します。宝勝寺ふれあいパーク霊苑にも県内外から3連休と有ってか多くの墓参の方が訪れており、終日苑内は線香の煙りが絶えることが有りませんでした。心から菩提を弔う「追善供養」の尊さと法悦を感じる一日となったようです。

 

 

少林寺墓苑にて 檀信徒様の納骨法要が修業されました

 

 

 

「 壷中日月長し 」

 

 

中越様御夫妻 と やまだのりこさんとともに

 

 

 

さて百丈懐海禅師の言葉に「一日作(な)さざれば一日食(く)らわず」と有りますが、健康管理の上でも身体や頭を使うことが如何に重要か思い知らされます。健全な心と健康な体づくりは日々の働きの作用に掛かっているようです。友峰和尚より

 

本日は御来寺くださり 誠にありがとうございました

 

第3339話

2022-10-08

谷中耀子・高橋友峰 作品展「空 ~舞う」 オープニングレセプションにて

 

「空 ~舞う」をテーマに、「谷中耀子 陶芸展 & 高橋友峰 墨蹟展」が今日から寳勝寺にて始まりました! 午前中から地元の方はじめ観光客の方々や福井より日頃より御厚誼頂いている知人・友人の皆様が御来寺くださり本当に嬉しく思いました。

 

 

「 道  吾が道、一を以って之を貫く 」

 

午後1時からは、谷中耀子さんと和尚のトークレセプションを行い、本堂で約40分ばかり、今回の個展開催に至った経緯や展示作品についてのお話をしました。作品の説明の中では、出席者並びに地元・金沢美術工芸大学の学生さんからも熱心な質問を受け、大変有意義なオープニングセレモニーとなったようです。

 

「ジュピターの誘惑」 谷中耀子

 

 

 

 

谷中さんの作品を拝見しながら 構想や制作についての裏話をお聞きしました

 

 

 

 

 

越前和紙作家・長田和也氏から御寄進頂きました 手漉き和紙タペストリーも展示しています

(株)長田製紙所|越前和紙 (osada-washi.jp)

 

 

レセプション終了後、皆様と 谷中さんの作品を鑑賞しました

 

 

 

後援の北國新聞社様に 御取材いただきました

 

今回の個展期間は16日(日)の午後4時までとなっていますので、是非御来寺頂きご鑑賞頂ければと願っています。和尚の墨蹟作品も開催期間中に新しい作品を制作し展示していきたいと思っています。夕刻には雨も上がり気温も18℃と過ごしやすい日和となり、観光客の皆様も展示作品を鑑賞しながら寺カフェのひと時をゆっくり寛いでいるようでした。皆様の御来寺を心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より

 

 

第3338話

2022-10-07

「 空 行雲流水 」

 

なんと日中気温が15℃と11月中旬頃の寒さとなり、朝から冷たい雨の降りしきる一日となりました。午前中に墓前供養が修業されましたが、時折強い風が吹き抜けていくと身震いしてしまう程で、いっきに冬が到来した錯覚を起こします。

 

谷中耀子・髙橋友峰 二人展 「 空 ~舞う 」 作品展示のようす

 

明日から3連休を迎えますがそれに合わせて寳勝寺では東京で活躍されている陶芸作家・谷中耀子さんの個展が開催され、昨日に引き続き本日も終日作品展示の設えや説明書きなどを準備しました。和尚の墨蹟も谷中さんの陶芸作品と融合するように職員と工夫しながら展示しました。

 

東京在住の陶芸家 谷中耀子(やなかようこ)さん

 

 

 

明日は午前10時よりオープンとなりますが、午後1時からは谷中耀子さんと和尚とのトークレセプションを行いますので皆様には是非御来寺くださいますようご案内申し上げます。なお自家用車で来られる場合は卑山に駐車場が無いため、お隣の極楽寺様の有料パーキングをご利用頂ければ有難く存じです。

 

本日夕刻 谷中さんとともに

 

和尚は11日まで寳勝寺に在寺となっており、12日午後より大安禅寺に戻る予定をしております。皆様との御目文字を楽しみにしております。ところで谷中耀子さんの陶芸作品を少しここで紹介しましょう! いずれも独創的でドラマチックでダイナミックな作品で驚くばかりです! どうぞお楽しみに!!友峰和尚より

 

 

 

 

 

 

第3337話

2022-10-06

本日夕刻の 犀川沿いの風景

 

犀川大橋

 

朝方は曇り空でしたが夕刻にはからりと晴れて、実に清々しい空気感となり思わず犀川沿いにウオーキングに出掛けました。短い時間でしたがお天気よし!景色よし!空気よし!で足取りも軽く犀川のせせらぎの音とともに深まりつつある秋の風情を楽しむことが出来ました。禅語に「山色日夕佳」(さんしょくにっせきよし)とあるように、夕暮れどきの秋の風景は誠に絶妙で特に犀川から望む白山連邦の景色には感動を覚えるものです。

「 山色日夕佳し 」

 

 

午前中には地元銀行の支店長さんが来寺され、このたび寺カフェで使用するクレジットカード用端末機の説明を受けました。コロナ感染も減少傾向にあり、少しずつながら外国人観光客も戻り始めているためカード用端末機の導入を決めました。近年にあってはカード支払いが主流となっており、遅ればせながらの設置となっています。

 

端末機の使い方を習っているところです

 

 

 

さてさて「日々是新たなり」で、明後日からは陶芸作家・谷中耀子展ならびに和尚の個展が「空~舞う」をテーマに寳勝寺で開催されます。期間中は寺カフェも開業しますので、是非皆様には御来寺頂きたく心よりお待ち申し上げております。和尚も頑張ります!!負けてたまるか!!カラ元気は禁物かも!? 友峰和尚より

 

第3336話

2022-10-05

 

今日10月5日は禅宗の祖 菩提達磨大師(ぼだいだるまだいし)の命日「達磨忌」ですが、一般的には達磨と言えば七転八起の「起き上がり小法師(こぼし)達磨」として古来より親しまれています。お釈迦様の法を中国に伝えた高僧ですが、達磨大師の有名な禅語に「直指人心 見性成仏 不立文字 教外別伝」(じきしにんしん けんしょうじょうぶつ ふりゅうもんじ きょうげべつでん)とあります。

 

「 直指人心 」

 

分かり易く申せば、「自分の心の中にこそ仏心が有るがままに存在しており、この事実は言葉を以て伝えられるものでは無い」とでも言いましょうか。そこで達磨大師の絵を描いてみました。八方睨みの達磨図です!どこから見ても自分の方を見ている達磨図です。「無心の達磨」の姿であり、眼光鋭く叱咤激励しておられる慈悲の形相でもあります。

 

「 山色清浄心 」

 

誰の人生も山あり谷ありの日々ですが“七転八起”の心構えが大切で、“七転八倒”となっては如何とも仕方が有りません。たった一字違いで人生が真逆となるのも不可思議な事ゆえに、常に「艱難(かんなん)汝を玉とす」の格言を心に置いて精進努力あるのみです。今日は達磨さんの命日忌! 達磨さんが転んだ!達磨さんが転んだ! って子供の頃に遊んだ時のことが懐かしく思い出されました。友峰和尚より

 

 

第3335話

2022-10-04

寒冷前線が本土を横切る形で通過中ですが、気温はいっきに31℃まで上がり強風と共に蒸し暑い一日となりました。しかしながら本日夜半には気温が17℃まで下がるという予報ですから、体調管理には十分な配慮が必要です。

 

野町1丁目 本長寺様 境内のキンモクセイ

 

火曜日の休寺日ということで、1ヶ月検診のため病院に出向き退院後の診療を受けましたが、どうやら全体的に正常に戻りつつあるとのことで安堵しました。それにしても病院での診察までにはずいぶんと時間が掛かるもので、多くの患者さんの心労がよく分かりました。病院とは無縁の状況が長年続いていたため改めて実感した健康の大切さでも有ります。

 

芳しい香りが 寳勝寺の境内にも流れてきます

 

さて10月8日(土)午前10時より始まる寳勝寺での個展準備を急がなければなりません。まずはこれまでの作品を点検し、小作品ながら新しい作品も展示してみたいと思っています。「文化の秋」「健康の秋」、運動と合わせて文化の趣も味わって参りたいと願っています。友峰和尚より

第3334話

2022-10-03

小菊 / ふれあいパーク霊苑にて

 

10月は「神無月(かんなづき)」と言い、その意味は全国の神様が出雲に集合されての“神様の会議”すなわちサミットを開催することから「神無月」と言い、出雲国だけは10月を「神在月(かみありづき)」と呼んでいるそうです。神様達もこの一年間の数々の神事を振り返り来年の新たな神事をお決めになるそうですから有難く思うわけですが、今年もコロナ禍や甚大な災害被害を受けた年だけにお国の安全と発展の為にもより良い会議となる事を願うばかりです。今月末には神様サミットを終えて各地にお戻りになるそうですから、心からお帰りをお待ち申し上げたいと思います。

 

㈱ココ・プランニング 川面専務と 清野さんとともに 朝の茶礼をしました

 

 

 

 

さてこのところの良いお天気も今日までで、明日からは秋雨前線の影響で急激に寒くなる予報ですから皆様には十分に寒さ対策を講じてご自愛頂きたいと思います。寒さは和尚の一番苦手とすることだけに早めにストーブを用意しています。「備えあれば憂いなし」なのですが、なぜか扇風機がいまだに片付けられずに有るのは「いとおかしけれ」の今の状況のようです。友峰和尚より

 

第3333話

2022-10-02

境内 の シュウメイギク

 

気がつけば和尚の「ちょっといい話」も本日第3333回目を迎えました! 数字の語呂合わせでは「燦 燦 燦 燦」(さんさんさんさん)と輝く一日を迎えたということでしょうか! ひと口に3333回と言っても、約10年間ブログを毎日書き続けて来たわけですから本当に自分でも驚きます。

 

快晴の空のもと 霊苑での御供養が修業されました

 

今では“五年一昔”と言いますからブログを書き始めた当初の出来事などはあまり記憶に無く、過去の文章を読み返しながら懐かしく感じ取っています。果たして今後何回書き続けることが出来るかは、自分の徹底した健康管理が大切であることをこの度の緊急入院で身に染みて感じています。

 

 

須貝総代様御家族とともに

 

須貝家 ご長男様御夫妻です

 

さて本日も終日霊前ご供養修業の一日でしたが、夕刻には卑山総代の須貝様ご夫妻と御子息ご夫婦がご挨拶に来寺され、ゆっくりと歓談することが出来ました。世の中、常に出会いあり別れありの無常なる現世であるがゆえに、「一期一会」の仏縁を大切にして参りたいものです。友峰和尚より

 

本日は御来寺くださり 誠にありがとうございました

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