12月, 2020年

第2683話

2020-12-21

どうやら北陸地方の大雪は一旦解消されたようでほっとしています。しかしながら年末にもう一度寒波が来るとの予報ですから、少しでも残雪の融雪をしなければなりません。それにしても今朝方は−1℃と今年一番の冷え込みとなり、寳勝寺玄関入口の大壷には薄氷が張っていました。本日は冬至当夜ということで一年で最も昼間が短い日ですが、古来より「ゆず湯」に入り「かぼちゃの小豆煮」を食べるという習わしが有り、我が家でも今晩はゆず湯に浸かって小豆南瓜煮を食べ健康に感謝したいと思います。

さて明日は午前9時より、福井市の自動車学校にて運転免許更新に伴う高齢者講習を受ける事になっています。遂に!と言いましょうかガックリ!と言いましょうか、和尚も73歳になり免許証の更新の為には約2時間の運転講習が必要との事、勿論これまで違反なしの優良運転手なのですが、最近急激に運転には不安を覚えるようになって来ているのも事実です。

まだ運転免許証返上の歳では無いと自覚するものの、加齢と共に注意力が緩慢になって来ているには違い有りません。注意一秒怪我一生ですから安全運転に心掛けて行きたいと念じています。友峰和尚より

第2682話

2020-12-20

屋根から滑り落ちた雪 / 寳勝寺玄関にて

連日寒い寒い朝を迎えていますが、北陸地方の年末大雪も明日までということですからちょっと一安心といったところです。

寺カフェは土曜・日曜と週2日間のみ開業していますが、GOTOキャンペーンの中止が発表された途端、客足が急に減少した感があります。実際には28日から来年11日までだそうですが、歳末の忙しい時季ということも有ってか観光客の姿もまばらでなんとも寂しい風景です。本来ならばクリスマスソングが賑やかに聞こえ、また年末商戦真っ只中の時期ながら、今は外出をぐっと控えてウイルス感染予防に重点をおきましょう。

暖かな赤い花のシクラメン

境内に張り巡らせた 融雪パイプ

さて大雪も小康状態とは言え油断は出来ず、融雪パイプを移動しながら屋根からの落雪を融かし次の降雪に備えなければなりません。時はまだ12月、北陸地方の本格的大雪のシーズンは年明けからです。コロナウイルスも大雪も油断は禁物、常に臨戦態勢の毎日です。友峰和尚より

本日も 姫観音色紙描きに専心しました

第2681話

2020-12-19

和尚のオリジナル作品でもある「姫観音図」が人気があるというので、時間の合間をみて少しずつ描いています。「童心はこれ祖心に通づ」という言葉があるように、童子は「無心に遊び、無心に語り、無心に学ぶ」ゆえに実に“遊戯三昧”の姿でもあります。また児童の合掌する姿は仏の姿そのままに純粋無垢で実に可愛いものです。

これまでにも沢山描いて来ましたが、最近になって再び描くようにしています。姫観音図を描きながら、遠い昔、修行時代に師匠から授かった公案(こうあん・禅問答)を拈提(ねんてい)しています。その公案とは、「3歳の童児にも分かる無字を持ってこい」というものでした。今では懐かしくさえ思う禅問答のひとつですが、師匠の前で童心に成り切って思いきり童謡の「すずめの学校」を踊った時のことを思い出します。

73歳の今、同じことが童心に成り切って出来るかは別として、精一杯姫観音図を描きながら童心に近づきたいと願っています。友峰和尚より

第2680話

2020-12-18

平成30年2月の豪雪 / 大安禅寺にて

群馬県利根郡みなかみ町ではこの度の年末大雪で約2メートルの積雪となり野菜農家も大変な被害を受けたそうで、被災された皆様には心からお見舞いを申し上げます。ニュースで豪雪の状況が刻々と伝えられていましたが、やはり経験した者でないと雪の恐ろしさなど知る由も有りません。たった2日間で2メートルを超える積雪で、高速道路を走行する車両などは見る見る雪が積もっていく状況に行く手を阻まれ1300台にも及ぶ大渋滞となったそうで、平成30年の2月4日から降り始めた北陸豪雪で国道8号線に於いて約3日間立ち往生となった時の事を思い起こします。

振り返れば和尚は昭和38年豪雪、昭和56年豪雪、平成30年豪雪と過去に3度の北陸地方豪雪を経験したわけですから雪の恐ろしさは十分に承知しているだけに他人事とは思えませんでした。昭和56年の豪雪は12月の大晦日から新年にかけて延々と降り続け、大安禅寺も約2、5メートルの雪にすっぽりと覆われ甚大な被害を受けたものでした。

平成30年2月の豪雪 / 寳勝寺

少林寺にて

昔から恐ろしいものの例えに「地震、雷、火事、おやじ」と有りますが、ここに豪雪も加えて欲しいと思うものです。さて心配された大雪も北陸地方は峠を越えたようですが、北陸の本格的な降雪は年明けですから、油断しないように備えを更に徹底していきたいと思うものです。友峰和尚より

㈱ココ・プランニング 中本大資社長とともに

第2679話

2020-12-17

令和3年元旦まで あと14日

じりじりと大晦日が迫ってくる感じがする今日この頃ですが、お正月飾りの注連縄や鏡餅などスーパーの入り口には所狭しと並べられています。ウイルス禍の中、例年のような活気は見受けられずとも新年を迎える雰囲気に少しずつ近づいているように思いますが、孫達へのお年玉熨斗袋を購入すると気持ちは一層忙しくなっていく感があります。12月も早や半月を過ぎ、年末のご挨拶に来寺されるお客様も有りなかなか予定通りに準備が進まないのも例年通りの事です。

福邦銀行金沢支店 北川支店長 と 行員の舟橋くんとともに

片岡経営会計事務所の 平馬さんとともに

さて本日は今年最後の定期会計監査を受けましたが、寺カフェはこの一年間ほとんど休業を余儀なくされたため厳しい会計報告となりました。「人間万事塞翁が馬」の格言の如くに、一喜一憂することなく「縁に隋(したが)い感に赴いて周(あまね)からずということなし」で何事も努力を惜しまず「縁」に委ねて前進して参りましょう!為せば成る程!ガッテン!ガッテン! 友峰和尚より

第2678話

2020-12-16

北條総代様とともに

昨年末は暖冬で実に良いお天気に恵まれましたが、今年はその反対のようです。午前中には年末の墓参とご挨拶を兼ね、卑山北條英俊総代様が来寺下さり、この一年を振り返りながら話が弾みました。

昨年は12月下旬に初めて東京のお檀家様を訪ねお参りさせて頂き、今年もと願っていましたがコロナウイルス禍で果たせず真に残念です。さて、本日も厳しい寒さとなり家の中でじっとしていたい心境でしたが、先般たくさんのお野菜を頂き、長期保存のため本堂裏庭に穴を掘って埋め、大いに汗を流しました。

午後から 大根保存の穴掘り

どんどん 深い穴を掘っていきます

土の中に保存すれば約3か月は品質を保つことが出来るため、今後は必要に応じ取り出して調理したいと思います。雪が降れば一気に作業が増え、融雪パイプの調整や除雪機の整備などが日課となっていきます。

ニュースでは新潟や東北地方は大雪に見舞われているとか、本当に高齢者にとってはウイルス禍の中、さらに苦難を強いられる毎日となっていますが、どうか無事に新年を迎えることが出来るよう和尚共々頑張って参りましょう。友峰和尚より

第2677話

2020-12-15

朝から 除雪をしました

天気予報通り、雪の朝を迎えました。早朝の気温が1℃と昨日とは正反対に真冬並みの寒さで一晩じゅう強風が吹き荒れ、ものすごい音に寝つけない夜となりました。屋根雪が落ちる音も凄まじく、一気にどどっと滑り落ちていきます。境内の木々はすっかり雪化粧され、ふれあいパーク霊苑も真っ白の銀世界となってなんとも不思議な感覚を覚えるものです。

静寂 の 銀世界 / ふれあいパーク霊苑 永代墓「宙」にて

今年の初雪となった金沢市内でしたが、あまりの寒さに人出も少なく今がクリスマスシーズンを迎えているとは思えないほど寂しい風景でした。日中気温も4℃と上がらず外に出るのが億劫になる始末。「GOTOトラベルキャンペーン」も年末年始は全国的に中止とか、新型コロナウイルス感染予防のため止むを得ないとは思いながら、新年に観光客を迎える準備をしていただけに「なんもいえね」心境です。

さて12月も残すところあと半月となり、ますます慌ただしさを増して来ました。一年の締めくくりの月だけにしっかり整理整頓をしておきたいものです。友峰和尚より

第2676話

2020-12-14

文房流晴心会 野口支部 高橋様撮影

日本の茶道の世界に薄茶点前があるように、コーヒーの世界にもお点前が有っても良いのではないかと、和尚も「寳勝流コーヒー点前作法」なるものを考案してみました。まだ未完成ながら立礼(りゅうれい)での作法で、先般地元のコーヒー屋さんの職員の方から習ったコーヒーの淹れ方を少し吟味し、如何に美味しいコーヒーをお客様に味わって頂くかの作法です。

< ♪ 音楽が流れます ♪ > 文房流晴心会 野口支部 方山様撮影

茶道と同じくコーヒー器具にも力を入れ、ドリップ式、サイホン式、プレス式と3通りの淹れ方を作法に基づきお客様に提供するもので、特に所作については全く日本茶道に準じ、姿勢を正してゆっくりとした動作で行うことに重点を置いています。茶道の薄茶点前と最も異なる点はコーヒー豆を挽くことから作法が始まるところで、いかに上手に豆を挽き豆の持つ特徴を最大限に引き出せるかがコーヒー点前のポイントです。

< ♪ 音楽が流れます ♪ > 文房流晴心会 野口支部 方山様撮影

さて本日も干支色紙描きに専念した一日となりました。本日は約30枚仕上げることが出来ました。色紙描きの休憩中に自分で淹れたコーヒーの味に酔いしれながら描き続けています。頑張りましょう! 友峰和尚より

第2675話

2020-12-13

日曜日ということで午前4時に起床し、昨日に引き続き干支色紙描きを始めたところ急に足元が冷えて来たと思った瞬間、屋根を激しくたたきつける霰(アラレ)模様となり本格的な冬の到来を感じたものです。

晩秋から冬へ / ふれあいパーク霊苑にて

午前10時よりふれあいパーク霊苑内で開眼供養が修業されましたが、寒さが身に応えるほどで急激な気温の変化に驚きます。本日は福井県坂井市より長年ご厚誼を頂いている文房流晴心会・野口翠智先生とお弟子さん3名が年末のご挨拶を兼ねて御来寺下さり、コロナウイルス禍でずいぶんと御無沙汰していましたが久しぶりにゆっくり歓談することが出来ました。

文房流晴心会 野口翠智先生と御社中の皆様とともに

久方ぶりの 歓談のひととき

今年は1月に新型コロナウイルスが発症して以来、ほとんどの方が感染予防のため外出自粛の生活を余儀なくされ、友人やグループ間の交流は皆無に近い状況でした。12月を迎えて福井県と石川県はウイルス感染者も全国的に見て少ないため、感染防止に気を配りながらの御目文字でした。

コーヒーを淹れ 茶礼をしているところ

御社中の方山さんが 和尚の写真を撮ってくれました

短い時間では有りましたが、リラックスしたひとときを過ごすことが出来大変嬉しく思いました。いつの日か野口先生始め御社中の皆様と金沢で茶会と華展を盛大に催したいと願っています。本日はご遠路御来寺下さり、心より厚く御礼申し上げます。友峰和尚より

文房流晴心会「緑 光」第30号 の御本をご寄贈頂きました 

第2674話

2020-12-12

寳勝寺 山門の落葉

おでんの季節を迎え、金沢市片町にある有名なおでん屋さんの前には観光客が列をなして並んでいました。現在自炊生活が続いていますが、お檀家様はじめ多くの方々から色々な加賀野菜を頂き早速おでん鍋を作ってみました。

頂いた野菜は白菜、キャベツ、大根、山芋、里芋、さつま芋、かぼちゃ等で、どの食材もおでんにするには絶好の野菜です。また柚子も沢山頂き、これもまた里芋の煮っころがしには欠かせない食材で本当に有難く調理しました。

今日も 干支色紙描きに専心しました

どの食材も収穫したばかりの新鮮な野菜だけに美味しいのなんのって、とてもとても言葉では言い表せないほどの味わい深さがあります。大根などは「畑のお肉」といった感じで、「白菜」もまた新鮮な野菜のもつ特有の甘さが絶妙におでんと絡まってとろけるようでした。

おとめ椿が咲き始めました

妻から調理の仕方を聞きながらの自炊生活ながら、最近ではかなりメニューのレパートリーも増えて来たように思います。多くの方々から心温まるご親切を頂き和尚も更に元気を出して頑張って参ります。

寳勝寺檀信徒 の 安田様とともに

さて本日の午後にはお檀家様の安田様が手作りのお料理を持参してくださいました。朝からずっと働きづくめの一日だっただけに、本当に有難く感謝の毎日となっています。友峰和尚より

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