5月, 2020年

第2460話

2020-05-12

少林寺墓苑内に 除草剤を散布しました

火曜日は本来休寺日なのですが、今日から良いお天気が続くという予報を聞き休息を返上して野町・少林寺に出向き、さっそく墓苑内に除草剤を散布する作業をしました。

つい先日、徹底した草引きをしたばかりですが、この時期の草の勢いは凄まじくアッという間に小さい草が無尽蔵に生え、手仕事では追いつかないため除草剤散布に切り替えました。

苑内のすみずみを廻って、丁寧に散布しました

昔の除草剤とはずいぶん違って、土壌や苔を痛めず雑草だけを枯らすという優れモノ、日進月歩で自然に優しい薬剤が開発されていくようです。

最後に 本堂周辺の雑草にも

散布後には先々代の寺庭様としばし歓談しましたが、今日まで約70年間に渡って寺院を護持されて来た艱難辛苦の話に聞き入ってしまいました。「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」 今日もお掃除から出発できたようです。感謝!感謝! 南無観世音菩薩 友峰和尚より

ジャーマンアイリス / 少林寺墓苑にて 

第2459話

2020-05-11

大工師の岩内さんから 新鮮なタケノコを頂きました

日々お掃除と境内周りの整理整頓をしています。前々より時間が出来たら是非やりたいと願っていた室外倉庫の整理整頓でしたが、ようやく綺麗に片付けることが出来ホッとしました。

青々とした わらび

年々農作業用の道具が増えていき、スコップや鍬、鎌などの整理整頓が急がれていましたが、ここ数年は煩雑に倉庫に押し込められていた器具を分別しながらいつでも取り出せるように収納しておきました。和尚の人生は恐らく掃除に始まり掃除で終わるのかも知れません?

さて午前中にはご祈祷を修業しましたが、「坊主はお経!」と師匠より常々厳しく指導を受けたおかげで最近では「御祈祷」による「現世利益」を感応するようになりました。

読経と祈祷太鼓により、「なり切る!捨てきる!思い切る!」 無我の境地にこそご祈祷の極意有り! 新型コロナウイルス禍の中に有って、皆様も是非いちど和尚の「災難消除」のご祈祷を受けに御来寺下さい。心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より

寺カフェスタッフ の 高倉さんとともに

第2458話

2020-05-10

母の日の今日、「母の日参り」として昨日買い求めたカーネーションの花を供え、感謝の霊供養をしましたが、幾つになっても母への思いは尽きる事が有りません。親が子を思う気持ちは加齢とともに深くなる事を自覚するにつれ、自省の念に駆られるのも事実です。

もっと親孝行をしてあげたかったと思ってみても、今では泣き言にしかなりません。「親孝行 したいときには 親は無し」とは本当に身に染みる言葉で反省しきりです。

午前中には霊前供養と年忌法要を営みましたが、新型コロナウイルス禍の今に有ってますます霊供養の大切さを痛感するものです。

現在発令されている「緊急事態宣言」も地方の都市ではまもなく解除されるとの報道に安堵感を覚えるものの、まだまだ油断せずに感染防止に努めて参りたく思うものです。友峰和尚より

第2457話

2020-05-09

寳勝寺 庫裡通用口の こでまり

明日10日は「母の日」ですが、長い歴史の中で赤いカーネーションを送る日と定着しています。今年は思いもよらぬコロナウイルス禍に有ってお花屋さんが多忙を極めているとか。家の中に華やいだ雰囲気を醸し出すのにはお花が一番ですね。この時期は色々な種類の花が揃っている為、ステイホーム中の心を癒すには何よりも効果抜群です。

5月9日生まれの 中本大資社長のお誕生祝をしました (5月7日撮影)

「世の中に 一億人の母あれど 吾が母にして 優る母なし」という言葉を耳にした事が有りますが、明日は感謝の気持ちを込めて亡き母親の霊前にお花を捧げたいと思います。

霊苑 奥の院にて   おだまき

霊苑にて バラの花々が咲き始めました

さて、休業中の寳勝寺ですが、ふれあいパーク霊苑には墓参の方を始め見学の方が来られており、霊苑スタッフの方々が丁寧に対応されています。和尚は現在、少林寺で墨蹟をしながら閑静な日々を過ごさせて頂いています。南無観世音菩薩 友峰和尚より

第2456話

2020-05-08

休業中の 宝勝寺 寺カフェ

以前としてコロナ禍の緊張感が続く毎日ですが、大型連休が過ぎた金沢市の街なかには人影も少なく、懸命に食べ物のテイクアウト販売をする従業員の掛け声が響き渡っていました。

大安禅寺 花しょうぶ園

福井県は8日間連続で感染者ゼロの発表に安心感を覚えますが、更なる感染予防の努力に集中して行きたいと気を引き締めています。ウイルス感染防止治療薬も少しずつ報道されていますが、治療薬出現の奇跡を信じたいものです。

和尚の書斎の本棚に、以前大安禅寺でアルバイトをしていた学生さんの父、國清拡史さんが2009年6月に鳥影社より「発刊された「ウイルスは怖くない」という本が目に留まり、改めてじっくり読んでみました。

要点を言えば、「正しい食べ物で、血液を浄化すれば、ウイルスを恐れることは無い」という提言でした。和尚も昨年6月より糖質制限と食事療法を今日まで続けて来たお蔭で、現在は正常な数値に戻っています。

最近は自己免疫力を高める食べ物がたくさん紹介されていますが、今回のウイルス禍は日頃からの「食事療法」の大切さを改めて知る機会ともなっているように思います。皆様も是非試してみては如何でしょうか。友峰和尚より

第2455話

2020-05-07

今年の大型連休はステイホームの休日となりましたが、ここに来てその効果が現れウイルス拡散も減少傾向にあるようです。このまま終息に向かう事を願うのですが、まだまだ油断は出来ません。早朝に境内と園内を一周し新緑の青葉若葉の木々の美しさに見とれている中、鶯を始め初夏の小鳥たちが一斉にさえずり、実に賑やかそのものでした。

新型コロナウイルス禍の社会情勢下に有って、大安禅寺はまるで別世界です。本堂修理工事関係者による作業する音を後に一路金沢に向かいましたが、高速道路は依然として車も少なく貸し切り状態のようでした。ここ数日間は寳勝寺での法務遂行となりますが、さっそくに㈱ココ・プランニングの中本大資社長が霊苑の現場打ち合わせのため来寺され、しばし歓談しました。

ふれあいパーク霊苑も年々インテリアが増設され、その美しさを増していきます。まもなく本格的な薔薇の季節を迎えますが、園内の幾種類もの薔薇もつぼみを大きくしているようでした。友峰和尚より

第2454話

2020-05-06

曇り空ながら過ごしやすい1日となりました。今日も精力的に外掃除に入りましたが、現在は本堂が修理保存工事のため、境内周辺はかなり雑然とした感じで草なども生えており念入りに掃除をしました。

お釈迦様の悟りは「気づき」が第一義で、徹底した掃除は「気づき」への近道でも有ります。「気づき」とは「ハッ」とすることで、自分の中にある清浄無垢なる本来の自己が現前する事で、言い換えれば「無心」の境地を自覚するところに有ります。常に「無心」なれば実に爽快で、「なんでも出来る!」という境地だと思います。

修理工事が進めば進むほど、境内周辺の徹底した掃除こそが「無事」に繋がっていくものと信じて止みません。一に掃除、二に笑顔・・・、の和尚のテーマを胸に刻んで頑張って掃除に集中していきたいと念じています。 友峰和尚より

孫からの贈り物 < 瑞月 >

孫からの贈り物 < 芭月 >

 孫からの贈り物 < 永峰 >

第2453話

2020-05-05

5月5日は子供の日! 昨日に引き続き庫裡前庭の整備に入りましたが、孫達も今日は早起きで、早速にお手伝い! 仕事の合間の家族全員での休憩時間は実に賑やかで、気温は昨日同様に高めでしたが山谷からの涼しい風が助けとなって俄然作業にも精が出ました。

龍潭寺むくげ

しゃくやく

庭の手入れをすればするほど植栽されている草木も反応するもので、みるみる勢いを増し成長していきます。副住職が庭のポーチ作りのため赤レンガを並べる作業をしていましたが、何より孫達にとっては両親と行動を共にする楽しい「子供の日」の一日となったようです。

さんごじゅ

例年とはまったく違う生活パターンの大型連休ですが、皆様に於かれましては如何お過ごしでしょうか? 緊急事態宣言発令中の連休ですが、人それぞれに辛抱し家族で工夫を凝らしながら感染防止に努めておられる姿が報道される度に、日本人の底力を感じるこの頃です。友峰和尚より

第2452話

2020-05-04

膝が痛い!腰が痛い!と言いつつも自坊に戻れば身体がうずうずしてじっとしておれず、早朝より庫裡前庭の整備に入り、午後4時には大方予定通り終了出来ました。和尚の幼少の頃は、庫裡の前庭に蓆(むしろ)を敷いて兄弟でよく遊んだもので、現在も家族の憩いの場所として妻が四季の花々を育ててています。

大変珍しい木として滋賀県の龍潭寺様から分けて頂いた「龍潭寺ムクゲ」が大きく育っており、また珊瑚樹、ハナミズキ、山法師のほかツルバラや菖蒲、紫陽花、テッセンなどが咲きこれからが楽しみです。依然として休校が続いている孫達も、今日は全員が終日お手伝いをしてくれました。

日中気温が30℃近くまで上がり、真夏のような天気の中での仕事で真っ黒に日焼けしましたが、この時期の外作務は実に気分爽快です!! 仕事上がりのひと風呂もまた最高です!しかし何より副住職が一所懸命に外作業をする姿こそ、値千金の禅僧の姿と密かに喜んでいる次第です。友峰和尚より

第2451話

2020-05-03

故郷は遠きにありて思うもの・・とは金沢の詩人・室生犀星の一説ながら、やはり故郷は格別な地です。現在、緊急事態宣言が発令されており外出自粛中ですが、大安禅寺での法務遂行のため急遽福井へ戻りました。

はなみずき

境内のムンムンする新緑の匂いには圧倒されます!この時期の山々は青葉若葉に包まれ、境内の紅葉樹にあっては赤子が手を開いた如くに新芽が透き通って愛らしく思うものです。鐘楼の前には菩提樹そして庫裏前庭にはハナミズキ、山法師が緑を濃くしていました。「故郷は近きに有りて思うもの」、そのくらい心がいっぺんにリフレッシュ出来た感じがします。

やまぼうし

自坊に戻れば門は固く閉ざされており、暫らくは休寺状態が続くとか。今までに経験した事のない不思議な雰囲気が全山を包み込んでいますが、恐らくは卑山創建当初の約四百年前の姿の如く静まり返っています。何処からか修行僧が現れタイムスリップするかのような、実に新鮮な気分を味わう一日となりました。友峰和尚より

菩提樹

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