6月, 2019年

第2132話

2019-06-20

約2時間 の 待ち時間 でした

今夜行われる月例木曜坐禅会の準備をしつつ、先般抽選を申し込んでいた東京オリンピック開会式入場チケット当落を調べる為、インターネットに接続しましたが、その瞬間に約90万人待ち! 全体的には600万人とも1000万人とも言われる方が世界中から応募している現実からすると、初めから当選するわけもありません。もし当選するようなことが有れば「逆立ちして地球を一周してみせますよ!」

 

2時間待った後には当落の結果が判明し、「落選」の文字が生き生きと画面に出ていました。来年の東京オリンピックはテレビで開会式を見学したいと思います。お蔭さまで「逆立ち」の約束は反故と成りました。

 

昨晩は久しぶりに寳勝寺近くの野町・少林寺に宿泊したわけですが、実に静かで、今後事務整理をするときなどは少林寺で行いたいと思いました。もちろん坐禅会や写経会、法話会などにも最適な環境で、大いに活動の場を広げていきたいと願ったほどです。ところ変われば何もかもが違って感じます! 寺を取り巻く環境すら別世界です! 同じ寺町寺院群の中に有っても寺それぞれに個性が感じられます。71歳になって初めて体験する「禅」の世界なのかもしれません。

 

アベリア / ふれあいパーク霊苑にて

今から約350年前、大安禅寺の開山大愚宗築禅師は岐阜、京都、兵庫、東京、福井など全国36か寺の禅宗寺院に住職されたとか。禅僧はその境地を点検するために全国に多くの師を訪ねたと言いますから、うらやましい限りです。今晩は坐禅を通して大いに先師と問答したいものです。友峰和尚より

第2131話

2019-06-19

藤田通麿様と共に / 愈好亭にて

卑山責任役員総代 藤田通麿氏が本日80歳の傘寿を迎え、午前中に祝意を述べ記念品を贈呈しました。平成元年、和尚が大安禅寺第22代住職として就任するに当たり藤田通麿氏を責任役員総代に任命し、以来30年此の方、卑山総代長としてその責務を果たして来られたわけですが、この度目出度く傘寿を迎えられました。

この30年の間には、開山堂修復工事はじめ青少年育成道場「枯木堂(こぼくどう)」新築工事並びに本堂雪害復旧修復工事など、卑山の諸堂復興に尽力されて来られました。特に平成3年の晋山式に於いては安下所(あんげしょ・住職の出発休憩所)として藤田家をお借りするなど、本当にお世話になりました。藤田氏は「株式会社アコス(福井市下細江町 冷凍食品開発・製造・販売等)」を創業され、現在会長職に有りますが、来年は創業50周年を迎えられるそうです。本日は目出度き傘寿を迎えられ、記念品として「唐傘」を贈呈させて頂きました。末広がりの縁起物の唐傘! 今後も百歳を目指して更なるご活躍とご健康を祈願してやまないものです。

文房流晴心会野口支部 枯木堂の大作とともに

松雲院 にて

さて、明日の午後6時半より月例の寳勝寺木曜坐禅会が行われます。大いなる御利益は真理を行ずる者に有り! 坐禅こそ自己真実の当体也! 今という 今こそ今が 大事なり 大事の今が 生涯の今!! 坐禅に来たれ!! 友峰和尚より

第2130話

2019-06-18

朝一番に急用で大安禅寺に帰りました。穏やかなお天気の中、北陸自動車道路で一路福井に向かったわけですが、車窓からは夏本番を思わせるほど美しい日本海が延々と広がり、大変気持ちの良いドライブでした。到着と同時に花菖蒲園を見に行きましたが、今年は随分と開花が早かったにもかかわらず今でもしっかりと名残花が参詣者の目を楽しませてくれているようです。

大安禅寺 旧参道の紫陽花

㈱ココ・プランニング 中本社長が来寺されました

この時期の山々は流石に緑が鮮やかで自然と心が落ち着くものです。午後からは㈱ココ・プランニングの中本大資社長が来寺され、久しぶりに愈好亭で歓談しました。まもなくお盆月を迎え寳勝寺では7月7日(日)に盂蘭盆会施餓鬼会が予定されていますが、その前日には「ふれあいパーク霊苑」での合同慰霊祭が午前10時半より修行予定となっています。

修復工事中の本堂を拝観されました

まもなく花菖蒲祭も千秋楽を迎えようとしています。大安禅寺の盂蘭盆会施餓鬼会は8月15日ですが、先祖の恩・父母の恩に感謝しつつ法要の準備に入りたいと思っています。友峰和尚より

第2129話

2019-06-17

霊苑入り口 階段の紫陽花

昨日とは一変して穏やかな良いお天気に恵まれた一日でした。午後より金沢医療センターへ行き、循環器内科で先日、心臓のCTスキャン検診を受けた結果を聞きましたが、本日のからりとしたお天気のように先生から「71歳の御歳にしては大変綺麗な心臓血管です。」と画像を見ながらの説明を受けつつ、先般の急激な不整脈と動悸、息切れは一体なんだったんだろうと先生に重ねて尋ねたところ、「24時間心電図検査結果を見ると”心房細動”が所々に発生するので、恐らく過労とストレスからの症状でしょう。」との診断でした。半年後にもういちど検査をするという事で診察を終えました。

今年は一段と大きな 酔芙蓉の葉

夏 の 豆萩

かたばみ

それにしても驚いたのは心臓の画像で、実に見事な立体のカラー映像で細部に至るまでの血管が写し出され、これが自分の今の心臓なのかと感心するばかりでした。血液検査の結果もほとんどクリアしたものの、血糖値が少し高いということで専門医の食事指導を受けました。本当に久しぶりの診察でしたが、神仏の御加護と感謝いたしました。「病みてこそ道心の起こる候 不幸はこれ道の幸いなり」とは花園法皇様のお言葉乍ら、身に染みた今回の「不整脈」体験でした。 結論! やはり仕事の無理は禁物です! また運動不足も猛省です! 当然、食事内容にも十分気をつけなければなりませんね。「ちょっと一杯のつもりで飲んで、いつの間にやらはしご酒! わかっちゃいるけどやめられね~・・・」 植木等さんの歌を恨めしく感じた「令和の検診」でした。友峰和尚より

寳勝寺中庭のノウゼンカズラ と 承証寺様境内の石榴花

第2128話

2019-06-16

擬宝珠 / ふれあいパーク霊苑にて

大荒れの天気を予想していましたが、幸いに被害もなく梅雨前線も無事に通り過ぎたようです。このところの気候はどうもアップダウンが激しく予想がつきかねます。暑くなったり寒くなったりで、一日の中でもずいぶんと気温の差が有るものです。どうか皆様に於かれましてはくれぐれも御身体大切にお過ごし頂きたく思います。

ふれあいパーク霊苑縁者御家族の 御供養が修業されました

さて日曜日の今日は終日、ふれあいパーク霊苑関係者の法要が本堂内で営まれました。と言いますのも天候不順の為、墓前でのご供養が出来ず急遽堂内での法要となったわけですが、不思議なことに堂内での供養を終えると同時に雨が止むといった具合でわずかの晴れ間をぬっての開眼供養ともなりました。

深い緑の中に咲く 霊苑の紫陽花

わずかの晴れ間に 皆様とともに墓前でのご供養を修業しました

タイム

武藤澄枝 様 が ご友人様と共に 来寺くださいました

午後には野町・少林寺でも長野県から墓参に訪れたお檀家様の墓前供養が営まれ、7月のお盆月が次第に近づいて来たことを感じます。大安禅寺での「花菖蒲祭」には多くの参詣者で賑わいを見せているとの報告を受けて一日の無事円成を願いました。遠隔地に有ってもやはり気になるもので「安全無事」を願わずにおれません。何処に有っても平穏無事であることが一番大切と、感謝の合掌する毎日となっています。友峰和尚より

第2127話

2019-06-15

寳勝寺玄関 の 沙羅双樹

北陸地方は今日明日と梅雨前線を伴った低気圧の通過で大荒れのお天気になるという予報でしたが、幸いに金沢市内は夕刻までは穏やかな一日でした。明日はふれあいパーク霊苑での墓前供養が午前・午後とも予定されている為、今から大変心配しています。

色紙製作 に 専心

不思議なことに最近、卑山ふれあいパーク霊苑にご縁を頂く方々と和尚との過去に何らかのご縁を有する方が増えて来ています。仏教の教理で言えば当たり前の仏縁、と言ってしまえばそれまでの事ですが、本当に有り難いことです。ふれあいパーク霊苑にご縁を頂いた方々と面談している中で分かる事ですが、須らく「万法は一に帰す」とはまさにこれだと合点するものです。

午後1時 ふれあいパーク霊苑にて法要が修業されました

本日午後より法要をされた女性の方も以前に大安禅寺に参詣されており、その折には和尚の「一に掃除…」の色紙を求められたそうで、寳勝寺の志納所に並んでいる色紙を見て驚いたそうです。所が変わっても仏縁は万国一如ということだと思います。

さて、午前午後とも時間の合間を見て色紙書きに専念しました。ようやく和尚の体調も回復傾向に有ります!「過労死」という言葉とは無縁だと思っていた自分でしたが、ギリギリのところで神仏のご加護を得たようです。ずっと続いていた不整脈も正常に戻りつつある今日です。友峰和尚より

寳勝寺の中庭に 花菖蒲が咲き始めました

第2126話

2019-06-14

松浦建設㈱ 現場監督の東野氏 / 大安禅寺にて 

拝啓 松浦建設㈱ 東野様! 今日も早朝より諸堂修理工事のための解体工事が進められています。写真の如くこれまで会計室、総務室、副住職室が空っぽになり、以前の面影は有りません。本堂も当然ながらスケルトン状態で、参詣者の方々が興味深く熱心に見学していました。

 

副司寮の渡り廊下

客寮へ渡る縁

足場を組むための 土のうが積まれています

本堂側から 渓仙舎を望む

本堂にて

 

未生流 山口啓甫先生とお弟子様とともに

文房流晴心会野口支部・野口翠智先生と 酒井む津子先生、黒川芳江先生とともに

さて、松浦建設㈱の東野様ですが、現場監督ということで毎日仕事に汗を流されている姿は実に頼もしく感じます。東野様とはかれこれ20年以上のご厚誼を頂いているわけで、今から7年前、金沢寺町・寳勝寺の本堂全面修復工事の時の現場監督でも有りました。人生とは全くに不思議なご縁で結ばれているもので、この度の重文諸堂修理工事の第一期工事の監督でも有ります。今は恒例の「花菖蒲祭」開催真っただ中ながら、修理工事は粛々として進められています。

庫裡玄関にて 古い書棚や台を搬出

さてさて工事関係者皆様は花見どころでは無いようで、黙々と仕事に専念されています。「無一物中無尽蔵 花有り月有り楼台有り」とはまさにこのような風景の心境を言うのだとつくづく納得した自坊での終日となりました。友峰和尚より

ふれあいパーク霊苑 合同慰霊祭のご案内

2019-06-14

清々しい初夏の季節となりました。日頃より御法縁を賜り厚く御礼申し上げます。本年も霊苑合同慰霊祭を下記の通り執り行いますので、皆様には是非ご参列賜りますよう心よりお待ち申し上げております。合掌

皆様の御来苑を心よりお待ち申し上げております 太白山 寳勝寺

令和元年度 盂蘭盆会のご案内

2019-06-14

【令和元年度 寳勝寺・盂蘭盆会のご案内 】

本年の盂蘭盆会法要は、7月7日 午前十時半より厳修致します。寳勝寺檀信徒の皆様には丁重なるご返信を賜り、厚く御礼申し上げます。(返信の締切は7月1日 月曜日です)   本年もご家族皆様での御来寺を心よりお待ち申し上げております。


第2125話

2019-06-13

「 風 如 心 」 渓仙 書

こころ清風の如し! 爽やかな風が堂内をすり抜けて行きます。現在、野町・少林寺の住職としても法務を遂行していますが、身体はひとつしかなく掃除まで手が回らないのが事実で、先々代住職の奥様が90歳のご高齢にもかかわらず毎日霊苑の草取りと堂内のお掃除をしてくださっています。いつまでも甘えているわけにもいかず、今日は本堂や書院の掃除に出掛けましたが、本当に隅々まで綺麗に行き届いているのには頭の下がる思いです。

紫陽花「隅田の花火」

大奥様が90歳ならば和尚はまだ71歳、奥様からすれば子供のようなものです。掃除の前に開山千岳宗仭禅師並びに歴代住職そして先々代秀道和尚回向の後、檀信徒先祖代々のご供養を致しました。大奥様も一緒に参詣されたわけですが、実に涼しい風が堂内に吹き込み心の洗われる清々しいひとときでした。7月の少林寺盂蘭盆会施餓鬼会は13日(土)午前10時半より厳修予定となっています。

くちなし

寳勝寺の事業も終了しつつあるため、少林寺の法務を今後は充実させて参りたく願っています。先ずは檀信徒皆様との交流を図る為に寺内に侍者寮(事務所)を整えています。いつでもお参りできる寺を目指していきたいものです。南無観世音菩薩 友峰和尚より

 

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