8月, 2017年

第1474話

2017-08-31

昨日のブログで「金沢寺町パワースポット寺院」の話を載せましたところ、今日の午前中にさっそく寺町1丁目の桂岩寺様が来られ、「寺町御利益五佛めぐり」が話題の中心となりました。全国の過疎地に於いては村おこしや地域活性化の努力が続けられていますが、少子高齢化の進む中ではなかなか難しい状況となっているようです。そういった意味では、寺町寺院群は地の利や寺の歴史また地元が観光地という事も有って今後大いに活性化に導ける事と思っています。あとはお互いに努力あるのみですね。

 さて10月22日に挙行される落慶法要稚児募集のポスターを、日頃お世話になっている色々なお店のオーナーにお願いし掲示して頂いていますが、早速に今日、そのお店でポスターを見ましたという親子が申し込み手続きに来て下さいました。感心させられたのは、どのお店のオーナーも即座にお店に掲示して下さったことでした!南無観世音菩薩!思わず感謝のお題目を唱えました。どうかブログをご覧いただいている皆様もご応募宜しくお願いいたします

午後からは㈱ココ・プランニング中本社長と懇談しましたが、ふれあいパーク霊苑現地見学会も順調に進んでいるようで嬉しく感じています。愈々明日から9月「長月」に入ります。季節の変わり目でも有りますので、皆様にはくれぐれも風邪に気を付けてお過ごしください。和尚はどうやら8月期の猛暑を乗り切ったようです。気分一新して頑張りましょう! 友峰和尚より

第1473話

2017-08-30

寳勝寺の御朱印 平成29年8月30日

最近の御朱印ブームには驚きます。御朱印そのものの歴史は古く、特に観音霊場巡りに於いては絶対に欠かせないものです。なぜなら写経を霊場寺院に奉納した証しに御朱印頂くものですから、本来は写経の奉納が基本とされています。最近ではスタンプラリー的感覚で参拝記念に御朱印を求められる方が多く見受けられます。昨日は寺町寺院群の各宗派の御寺院様に色々ご相談しましたが、寺町活性化のひとつとして、各寺院の仏像めぐりに合わせ御朱印を御仏とのご縁の証としてお渡しするというものです。名付けて「パワースポット!金沢寺町・ご利益五佛めぐり」。各住職にお話を聞いたところ、それぞれに立派な仏像が祀られているとか。おとなりの承証寺(じょうしょうじ)様には鬼子母神、西方寺様には十一面観世音菩薩、桂岩寺様には五百羅漢、常松寺様には釈迦牟尼仏、卑山には弁財天と地蔵菩薩というように、一般にはあまり知られていない仏像がお祀りされています。

寳勝寺の弁財天 / 音楽、福徳、学芸、戦勝の御利益をもつ

近年の寺離れはまさしく、お寺の中に入ったことが無いことにも原因が有ります。寺ガールや仏ガールそして歴女が増えつつある今日、一刻も早く各寺院の御仏とのご縁を結んで頂きたいものです。御仏にはそれぞれに不思議なパワーが有りますから、是非お参りして実感して頂きたいものです。パワーを頂き御朱印を頂いたらきっと日々の生活が力強くなっていくこと間違いなしですね。「パワースポット!金沢寺町・ご利益五佛めぐり」の登場もそう遠い日ではなさそうです。乞うご期待あれ!! 友峰和尚より

毎日の草引き、ごくろうさまです! / 宝勝寺ふれあいパーク霊苑にて

第1472話

2017-08-29

本来なら火曜日は休寺日なのですが、本日ほど来客対応に集中した日は有りません。まず朝一番にお檀家様の月参り諷経で野々市市に出向き、終わって片岡会計事務所の会計監査、文房流晴心会・野口美智子先生、黒川芳江先生と落慶法要の打ち合わせ、午後4時より㈱ココ・プランニング社員並びに寺町各御寺院様との打ち合わせ、同じくして㈱豊蔵組香林氏と江川部長の工事報告、終わって寺町各ご寺院方々との懇親会等々。その間にも色々なお客様が出入りしている有り様。いったい休寺日はどうなったのかい!?と叫びたくなりました。いやいや和尚は心から喜んでいるのですよ。「お寺は人の集まる所」これが和尚のモットーなのですから有難い話です。

会計監査の様子

今日はわざわざ福井から落慶法要の打ち合わせと会計監査に来て下さいました。本当に感謝申し上げております。記録写真を撮りたかったのですがその時間も無かったようです。夕刻からの寺町各御寺院方々との食事を介しての懇親会は和尚にとって実に楽しい時間でした。今後は「ふれあいパーク霊苑」の法務遂行の上で、何かとお世話になるご寺院です。年齢も若く寺町寺院群で「寺活」として活発に活動しておられる青年僧の方ばかりです。元気な若き僧侶との出会いが和尚の気持ちを一層鼓舞させてくれました。休寺日でしたが大いに力を得た一日となりました。友峰和尚より

第1471話

2017-08-28

秋の風にたなびく 五色の吹流し

残暑のお見舞いを申し上げます。8月もあと僅かとなりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? このところ少しずつ日の暮れるのが早くなって来ましたが、9月は陰暦では「長月(ながつき)」と言われるように、秋の夜長を指す意味で名付けられたとか。本来我々も自然の有り様と共に日々を過ごしていきたいのですが、現代社会は最早昼と夜との隔たりも無く誰かが働いているため、季節感も感じられなくなっていく環境のようです。昔は太陽が昇ると起床し、日が沈めば休息するといった具合ですから自然の働きも体感できましたが、今では東京不夜城の如く眠ることすら忘れてしまった人間社会、どうやら宇宙人との遭遇もそう遠い話ではないように思います。秋の夜長、これからは夜空を見上げながらUFOの出現でも期待しましょうか?

合祀墓「宙(そら)」を見学される方々

本日は再び事務整理を遂行しました。落慶法要挙行準備の為の事務ですが、日にちが迫って来るに連れ次第に細かい仕事となっていきます。ふれあいパーク霊苑のほうも、見学者が毎日来られているので喜んでいます。また今日は仏教情報誌社からの取材依頼も有り、こちらも有り難く思っています。9月1日には地元、テレビ金沢の番組「テレ金ちゃん」の「五木寛之の新金沢百景」で、午後6時15分過ぎに寳勝寺ふれあいパーク霊苑が紹介されますので是非ご覧頂きたいと思います。一歩、一歩また一歩です。あわてない!あわてない! 友峰和尚より

第1470話

2017-08-27

    

住職研修会2日目は午前8時半より総茶礼から始まり、9時より滋賀同宗連前議長・良疇寺浅野住職(長浜市)による講演と経過報告がなされました。浅野氏にはこの2年間に渡る議長職、本当にご苦労様でした。

    

   

さて昨晩の懇親会の席は大いに盛り上がり、住職も副住職も共に胸襟を開いての交流の場と成ったようです。俗にいう「ノミニュケーション」でしょうか? 来年は滋賀北陸教区第五部の福井が開催地となっているので、今から支所長・瑞源寺様とよく相談して、多くの寺院尊宿方々が参加して頂けるよう協力していきたいと思っています。

2日間に渡る研修も無事終了して、教区宗務所長としての責務を果たすことが出来ました。これも偏に教化主事・無量寺様の綿密な段取りのお蔭と心から感謝申し上げます。こうしてブログを書き続けていると不思議な感覚に襲われる時が有ります。と言いますのは、そもそも日々の住職の仕事をこと細かに世間に知らしめるなど普通まったくに無い為、ブログを書きつつも、自分で納得しながらの自分自身へのコメントともなっています。日々の全ての出来事をアップしているわけでは有りませんが、多くの僧侶が自己研鑽の為に日夜努力に励んでいる事だけは事実ですね。

8月もアッという間に過ぎていきました。長い夏休みも間もなく終了ですが、今日も金沢市寺町界隈は8月最後の日曜日とあって賑わいを見せていました。友峰和尚より

第1469話

2017-08-26

平成29年度滋賀北陸教区住職研修会が午後2時より甲賀市・水口センチュリ―ホテルで開催されました。午前中には教区各支所長並びに役員会が開かれ、研修会の打ち合わせと教区行事遂行の報告などしましたが、今年の10月3日にはロームシアター京都で本山主催の「平和復興の祈り」と11月には秋季特別布教が各支所で開催される予定となっています。

     

午後からの研修会のプログラムは、「マンネリ化しない喜ばれる寺報編集」と題してフリーライター杉本恭子氏のお話に引き続き、花園大学国際禅学研究所顧問吉澤勝弘氏の講演が行われました。全国の寺院に於ける寺離れの問題は深刻な状況となっており、各寺院の広報活動は檀信徒との交流を深める上で大変重要な位置づけとなって来ているだけに、参加した住職・副住職の今後の布教活動での参考になったことと思います。

     

研修会は明日も続きますが、今晩は教区寺院間の交流をよりいっそう深めて頂く為の懇親会が開催されました。どの分野の研修会でも同じことが言えると思いますが、なにより大切なのは「情報交換の場」であって、色々な問題を討議し心の交流を図ることが問題解決の大きな力となっていきます。所謂「3人寄れば文殊の知恵」でしょうか。和尚なども日々宗門の発展の為に実践を踏んでいますが、経験に勝るものはありません。何事も聞いてみて、やってみて、して見せてこそ、納得するものです。さて今夜はたっぷり般若湯を頂いて、しっかりと明日も頑張りましょう!般若湯ってなんですか?ピコ! 友峰和尚より

第1468話

2017-08-25

石川県観光連盟の新井様との打ち合わせ

天気予報に振り回された一日でしたが、金沢市内は早朝はどしゃ降りだったものの午後からはすっかり雨も上がり、事無きを得てほっとしました。あとで聞いたのですが、福井のほうは豪雨で大変だったとか。本当に今はどこに居ても安全地帯は無いようです。

明日もたくさん咲きます

昨日来寺された「日中友好の朝顔の会」の皆様を妻と共にホテルまで迎えに行き、その後、金沢市歴史博物館へ見学に行きました。まだオープンしたばかりの、すっかりリニューアルされた博物館を時間をかけて見学しました。和尚はこれで三度目でしたが、回を重ねるごとに展示内容が良く把握できてずいぶん勉強になりました。特に「加賀一向一揆」については映像や展示物で詳しく説明されており、改めて当時の信仰の強さを伺い知ることが出来思わず「な~るほど、ガッテン!ガッテン!」とうなずいたものでした。いや~、知っているようで知らないことばかりですね。一揆の意味合いを改めて知った感じでしたし、寺町群の中に浄土真宗の寺院を排除したなどの歴史的背景を実感したものです。

       

昼食後は皆様を駅までお送りして散会と成りました。その後、いったん寺に戻ってから滋賀北陸教区住職研修会出席のため一路滋賀県甲賀市水口町へと車を走らせました。本日はホテルに宿泊し、明日からの一泊二日の住職研修会に臨みたいと思っています。一年に一度、必ず開催される研修会ですが、各寺院間の情報交換とお互いの親交を深める大切な研修会でも有ります。初心に帰って臨みたいと思います。友峰和尚より

ふれあいパーク霊苑 コリウス、薔薇、アベリアの花々

第1467話

2017-08-24

「寿福」 渓仙

いま寳勝寺では「日中友好の朝顔」が次々と開花してお寺に来られるお客様の眼を楽しませてくれています。今日は、その朝顔の種子を分けて下さった広島県福山市・中川美術館館長御夫妻と、名古屋市在住の和尚の親戚・廣瀬様御夫妻が来寺され、家内と共に朝顔を観賞しました。

中川様ご夫妻・廣瀬様ご夫妻と、中本隆久会長、中本大資社長とともに

この朝顔は、中国清王朝のラストエンペラーとして名高い愛新覚羅溥儀氏の弟、溥傑氏御夫妻が育てられていたもので、その娘・福永嫮生(ふくながこせい)様が日中友好を願って全国にその朝顔の種を分けておられます。写真の如く、実に気品のある紫色に白の優雅なふちどり模様の大きな花びらの朝顔で、同じような品種を見たことが有りません。これから毎日沢山の花を咲かせますので是非ご観賞いただければと思います。

毎年この時期に「日中友好の朝顔の会」を開き、お花を愛でながら皆様との親交を深めています。昨年も寳勝寺で開催されましたが、今回は新たにふれあいパーク霊苑が竣工された為、朝顔観賞の後には霊苑も視察して頂きました。

夕食は金沢プレミナンス・川本紀夫オーナーシェフの素晴らしいお料理で会話も弾み、楽しい時間を過ごすことが出来ました。色々な人との出会いが再び新しいご縁を生んでいくようです。

金沢プレミナンス 川本シェフとともに

これまでにも多くの方々と朝顔の御縁を頂きましたが、次々に開花状況が写メールで和尚の元に届けられています。もっともっと友好の輪が広がっていく事を念じています。友峰和尚より

第1466話

2017-08-23

写真を撮るなら笑顔が一番!ですが、この「写真のための笑顔」を作るってなかなか難しいんですね。昔の話ですが、和尚が大安禅寺で「生き生き法話」をしていた頃、法話を聞かれたお客様が「和尚さん、本当に久しぶりに笑いました、今日は笑顔で帰れます。」と言われた言葉を思い出します。日常生活では家族との会話も無く、ましてや笑うことすら忘れた日々を過ごされている方が増えているとか。それでは尚更の事、急に笑顔を作れと言っても無理な話です。

今日のお客様は、㈱豊蔵組の江川部長と香林氏。実に良い笑顔の写真が撮れたようです。「笑う門には福来る!怒る門にはホスピタル!」って懐かしい和尚の法話フレーズですが、やはり笑顔が一番です。

午前中には現代写真スタジオ(野町3丁目)の加茂正光氏に来て頂き、落慶法要時の記念写真撮影の打ち合わせをしました。加茂氏は和尚の「ちょっといい話」のスチール写真を撮って頂いた方ですが、落慶法要にはお稚児さん行列も予定されている為、当日の式次第など説明させて頂きました。最近はスマホやタブレットで記念写真や動画を撮られる方が多く見受けられますが、今回は集合記念写真と記録用の写真をお願いしました。また檀信徒皆様への案内状も、発送準備を本日無事に終了する事が出来ました。少しずつですが落慶法要に向けての事務整理が進んでいきます。猫の手も借りたい心境です! いや、ネズミのしっぽでも借りたい今の心境です。筆代わりの尻尾ですよ。なんだか気候が定まらない昨今の中での事務仕事、時折、雷がゴロゴロドカンと地響きを立てて轟きました。クワバラクワバラ! 友峰和尚より

第1465話

2017-08-22

宝勝寺ふれあいパーク霊苑 早朝の清掃作業

和尚自身にとって毎日が「人生哲学の道」ですが、近年ほど目まぐるしく変化していく日々は有りません。「どうしたって言うんだい!へぇへぇい!」と言われてみてもその因縁はどうも自分が作っているのですから、致し方無い事です。一日として同じリズムの日が無いのもどうかと思うのですが、今は諸縁に従うしか有りません。

本来火曜日は休日なんですが、今は夏休み中とあって相変わらず観光客の流れが止まらず、お客様への便宜を図るため寺カフェを開けました。午後からは、9月9日午後に開催される「寺町の歴史を巡る会」の打ち合わせのため、金沢市歴史建造物整備課職員の方が来られました。3年前にも実施されましたが、その時のお寺の様相とは一変して境内はじめ建造物も綺麗に整備を終えている為、皆様のご来寺を今から楽しみにしています。

金沢市歴史建造物整備課の皆様

打ち合わせと前後するかのようにテレビ金沢による取材が有り、ふれあいパーク霊苑の撮影が行われました。「五木寛之の新金澤百景」という番組で9月1日の夕方六時半頃に放映されるそうですから、皆様には是非ご覧頂きたいと思います。五木寛之氏がナレーションされている人気番組です。

近年は若い人たちの間でSNSが人気ですが、寳勝寺もフェイスブックやインスタグラムを通して色々な映像や評価がアップされており、有り難く思っています。アイフォンやパソコンそしてSNSなど、和尚は今のところギリギリでクリアしていますが、流石に進化のスピードには閉口します。アナログ社会の世代ながら、デジタルから光ファイバーへと進化する現代社会の中に有っては最早お手上げ寸前です。思えば子供の頃、ローソク提灯がまだ活躍していた時代! それが今やLED時代。人間の命も一刻も早くLED化されると長持ちするようになるかも知れませんね。南無さん!! 友峰和尚より

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