和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第705話 】
2015年 07月 24日 談
今日24日は卑山副住職・玄峰和尚の33歳の誕生日でした。最近の東奔西走、活発に法務活動を展開している姿を見ながら大変嬉しく感じているものです。特にこの夏休み期間中は、地元の子供達や幼稚園児対象の坐禅体験修練を積極的に指導しており、近年のいじめや引きこもりがクローズアップされる中での、心の問題をテーマにした子供達にも分かりやすい法話が人気を博しているようです。
日ごろなかなかお寺とは無縁の子供たちですが、新命和尚の言葉を熱心に聞き入る姿には流石に安堵感を覚えるものです。修行時代に師匠から、「三歳の童子にも解る無字を持ってこい!!」という公案(問答)を頂いたことを思い浮かべていました。「童心はこれ仏心なり、すなわち祖心に通ずるものなり!」また「三つ子の魂百まで!」なる言葉は、いつの時代に於いても風化することのない真なる格言だと思います。この夏休みを利用して大いに心身の鍛錬に時間を費やしていただきたいものですね。
さて、和尚も「さらに参ぜよ30年!」でお庭の掃除に集中しました。夏草は容赦なく庭を埋め尽くして行きます。人々の煩悩もまた夏草の如く心を埋めつくして行くようですから、ご用心ご用心! お坊さんの剃髪の意味は、伸び行く雑草を刈るに通じるのだそうです。「確かに!」この時期の剃髪は何にも増してさっぱりとして涼しく気持ちの良いものです。皆様も一度バッサリと剃髪してみては如何でしょうか?天が抜けたような爽やかな心境を得ること必定です! 友峰和尚より