和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第528話 】
2015年 01月 28日 談

「感性」とは「物事を深く心に感じ取る働き」と有ります。日常、「あの方は感性豊かなお人ですね」とか、褒め言葉としても使われていますが、「感性」を磨いていくことは「人間性の目覚め」にもつながって行くように思われます。人間ひとりが有する60兆にも及ぶ細胞いわゆるDNAには無尽蔵の膨大なデータが組み込まれていると言われていますが、ならばそれらの潜んでいるデータを自分の中に見出し、創造力をもって使いこなしてみたいものだ思います。一般的に人間は、外に向かって色々なものを求めていきますが、想いを完成させる全ての才能は本来、自分の中に潜んでいると言ったほうが分かりやすいかも知れませんね。今、寶勝寺ではトイレの工事が進められています。和尚にとって、トイレは「思案する場所」そして「瞑想する場所」としても最適の空間です。

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㈱松浦建設の東野さまです。トイレの天井の髙さを確認中。

自分の持てる感性をフルに活かし、哲学出来るトイレ作りを目指しています。どのようなトイレが完成するかは後のお楽しみといったところです。四百年の歴史を有する禅寺のトイレで皆様も瞑想してみませんか? きっと心地よさに酔いしれる事必定です。間もなく「完成」です。友峰和尚より

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