和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4349話 】
2025年 07月 14日 談

今朝の大安禅寺の情景

 

猛暑が続いていますが、大安禅寺の朝は実に清々しく谷間から吹きおろす涼しい風は値千金です。午前11時より「第30回全日本司厨士協会北陸本部並びに福井県本部主催 物故者追悼法要」が枯木堂(こぼくどう)にて全国からの会員様御参詣のもと厳修されました。法要が開始される前には愈好亭(ゆこうてい)にて常務理事の加藤祥師氏はじめ幹部方々とご挨拶し、新しく役員になられた方のご紹介を受けました。

 

愈好亭にて 加藤様はじめ幹部の皆様とご挨拶いたしました

 

 

 

 

 

「第30回全日本司厨士協会北陸本部並びに福井県本部主催 物故者追悼法要」

 

 

 

 

 

 

 

 

加藤様はじめ御参列の皆様が順に御焼香されました

 

 

御真前に引き続き 花園霊苑慰霊塔の方角に向かって御焼香されているところ

 

 

大安禅寺花園霊苑に全日本司厨士協会物故者慰霊塔が建立されたのは今から30年前の平成7年(1995)で、それ以来今日に至るまで毎年この時期に会員物故者の追悼法要を修業して参りました。誠に残念ながら、慰霊塔建立発起人である黒味傳氏が現在療養中で本日の追悼法要にご出席が叶いませんでした。黒味傳氏は洋食界のスペシャルシェフとして長年貢献されて来られました。和尚も黒味傳氏が総料理長として活躍されていたフランス料理店「ジャルダン」に於いて約10年間に渡り毎年「大安和尚のディナーショー」を開催して頂き、黒味傳シェフの素晴らしい御料理も頂きました。一日も早いご快復を願っております。

 

全日本司厨士協会 会員の皆様との 記念撮影

 

 

法要に引き続き松雲の間にて 精進料理の御昼食

 

精進料理「 阿吽 あうん 」の御料理

 

 

 

 

 

 

午後3時半からは福井市内の八雲迎賓館に於いて慰霊塔建立30周年記念の懇親会が開催され出席させて頂きましたが、この約30年の間に御厚誼を頂いて来た方々が御逝去され本当に30年という重みを感じた次第です。盂蘭盆にあたり司厨士協会物故者各々尊霊のご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

さて自坊での時間を大切に過ごしていますが、明日の午前中には日頃より卑山年中行事などに於いて多大な御協力を頂いている花園流御詠歌講員皆様との渡欧帰国報告の和合茶礼会が予定されており、講員皆様方との久しぶりの歓談を楽しみに致しております。

 

大安禅寺 本堂修復現場にて

 

 

法務の合間を見て現在順調に進められている本堂修復現場の視察をして回りましたが、すっかり素屋根や足場が解体され本堂の全容が顕になっており約400年前にタイムスリップした感じで、送られてくる画像で見ていた風景とは全く違った感覚を覚え心から感動しました!

 

大安禅寺 式台

式台側から 開基堂をのぞむ

 

 

 

修復工事の準備が始まった 庫裡

 

来年の5月には本堂の落慶法要に合わせ新命副住職の晋山式が予定されています。まだまだ今後も続いていく卑山諸堂修復工事ですが、緊張感を緩めずに頑張って参りたく思うものです。友峰和尚より

 

 

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