和尚のちょっといい話
大安禅寺御詠歌講員の皆様にはこの一年間本当にお疲れさまでした!心から感謝と御礼を申し上げます。昨日は「滋賀北陸教区発展拡充講習会」が卑山枯木堂にて終日行われましたが、教区内各御寺院の御詠歌講員も近年減少傾向にあり、全国的にも今後の花園流御詠歌の発展とその継承が心配されています。
令和6年度 滋賀北陸教区発展拡充講習会 於)大安禅寺 枯木堂
卑山では現在約13名の方が活躍されており、年中行事の際や本山が開催する御詠歌大会などで日頃の練習の成果を如何なく発揮されています。時代の変遷と共にあらゆる宗教的、芸能的伝統文化が失われつつある今日の社会に於いて、卑山御詠歌講員皆様が日々精進努力されているお姿には深く敬意を表するものです。
「 佛 心 」
先般、卑山寺カフェでお手伝いをお願いしている地元美大生の栗原さんから大学の研究課題としていくつか質問を受けましたが、質問に答えながらつくづく寺院運営や地域との関わりまた観光発展の面での諸問題に今日まで間断なく取り組んで来たものだと感じたものです。
美大3年生の栗原さん 「金沢の寺院運営と観光に関する問題点」について質問を受けました
自坊の大安禅寺を始め金沢兼務寺院4カ寺に於いても常に寺院の復興と健全な運営を目指し、今もなお再建途中にありますが大方の完成には近づいて来たものと思っています。禅僧の根本理念は「随所に主と作(な)る」であり、禅宗の祖師・達磨大師の言葉で申せば「八風吹けども動ぜず」でしょうか。
「 正 眼 」
さてさて自坊より達磨図の依頼を受け宿題となっていましたが何枚か描いてみました。描いているうちに何処か自分の顔に似ているような錯覚にとらわれました。頑張って参りましょう!! 友峰和尚より
「 一華五葉を開く 」