和尚のちょっといい話
肌寒い秋雨の大安禅寺
秋雨前線の影響を受け早朝より福井市内は時折強い雨が降り、秋の訪れを告げるような天候となりました。「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から言われているように、今朝方の気温は26℃とずいぶん低くなり十分な睡眠がとれたようです。
昨日 檀信徒役員の方々が お供えの餅を準備されている様子
令和6年度 大安禅寺 秋季彼岸会ならびに放生会
午前10時半より「秋季彼岸会並びに放生会」が多くの檀信徒方々が参詣され、御詠歌講員皆様が奉詠されるなか厳修されました。放生会(ほうじょうえ)は全国的にこの時期に行われる事が多いようで、福岡市筥崎宮で行われている放生会は約千年以上も続く伝統的神事となっており約百万人が参詣されるといいますから驚きです。
大安禅寺御詠歌講員の皆様による 御詠歌奉納
本日は生魚を扱う店から金魚とメダカを買い求め、生け簀に入れ僧侶が読経するなか参詣者が水を注ぎ御供養をしたあと寺の池に放たれました。万物の生命を慈しみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する「放生会」ですが、今後も行事が末永く続けられていくことを願うばかりです。
住 職 法 話
行事終了後、参列者皆様に お供えのお餅が配られました
行事に御出頭くださった 華蔵寺様 と 霊泉寺様 です
孫の芭月が お茶のお運びをいたしました
副住職の補佐として出頭した 永峰禅士
愈好亭にて 酒井清章様と懇談いたしました
蒔田総代と 藤田総代とともに
さて今年1年間のすべての行事を無事円成し心から安堵していますが、秋季彼岸会の行事を終えると今年の終わりを告げる12月師走月がいっきに迫って来る感じを受けます。なにより健康で日々を無事に過ごせることに感謝しかありませんね。ありがとう!おかげさま!は“物”と“人”への感謝の言葉です。祖霊追善供養を通して真の心を捧げて参りたく思う今日この頃です。南無観世音菩薩 友峰和尚より