和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4007話 】
2024年 08月 06日 談

上田家 盂蘭盆棚経

 

蝉しぐれの中、目が覚めました。鬱蒼とした山中に建つ悠久の歴史を有した大安禅寺の早朝の雰囲気は格別なるものを感じます。開山堂と開基堂を掃除したあとお水を供え朝の勤行を修しますと気分が一新します。

 

上田総代とともに

 

午前11時より卑山上田総代の御家に新命和尚と盂蘭盆棚経に出向きましたが、本日が上田家初代の祥月命日忌に当たるということで合わせて追善供養諷経を修しました。読経後は御当主手打ちの越前蕎麦と奥様手作りのお料理を頂きながら久しく歓談いたしました。いつもながらの変わらぬ大変丁寧なおもてなしに感謝申し上げております。

 

午後より 修理委員会が行われました

吉岡修理委員長

 

午後1時からは松雲の間にて修理委員会が開催され、行政関係者、工事関係者、卑山総代ならびに吉岡修理委員長が出席のもと午後3時まで会議が行われ、今後の修理保存工事に関する説明もなされました。

 

 

 

 

 

吉岡氏より 開基堂修復について説明を受けているところ

 

開山堂にて

 

会議終了後に開基堂、開山堂の工事説明を吉岡修理委員長より受け、引き続き庫裡に移動しました。

 

 

長年住み慣れた庫裡の居住空間は現在3期工事準備のためスケルトン状態にあり、なんとも不思議な感覚に襲われます。和尚の幼少の頃から住み慣れた庫裡環境であっただけに、修復工事が進むにつれて感傷的になるのも仕方のないことなのかも知れません。

 

 

修理委員会関係者の皆様と現場視察をしながら感慨無量の気持ちに浸ったものです。さて自坊に帰山すれば日々の法務のすべてが宝勝寺とは異なるため慎重にしかも丁寧に遂行しているところです。本日は大変な猛暑の中、御多忙中にもかかわらず修理委員会に御出席頂きましたこと厚く御礼申し上げます。今後ともご指導ご支援ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。髙橋友峰

 

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