和尚のちょっといい話
重要文化財大安禅寺本堂ほか七棟修理工事会議
午前10時半より重要文化財大安禅寺本堂ほか7棟保存修理事業の会議が開催され、文化庁武内主任調査官の現地指導が関係者出席のもと実施されました。
最初に松雲の間にて本日の日程について新命和尚より説明がなされた後、住職から福井県教育庁生涯学習・文化財課並びに福井市文化財保護課始め工事関係者皆様にご挨拶を申し上げました。
文化庁 武内主任調査官
本日は文化庁・武内主任調査官の現場視察と今後の指導が主なる目的であったため、午前から午後に掛けて入念な工事箇所の点検が実施され、特にこれから第2期工事として開始される庫裡全面修復に関し時間をかけながら細部に至るまで調査官の指導が為されました。
本堂内部の視察
本日は和尚も久しぶりに視察に出席出来たこともあり、改めて修復工事の意義を再認識した1日となりました。
修理委員会 吉岡泰英委員長
卑山修理委員会・吉岡会長には本当に長年に渡り卑山修復事業のご指導を頂き、本日も的確な意見を述べられ本当に有り難く感謝申し上げました。
庫裡周辺の視察
重要文化財保存修理事業には建造物専門家皆様から多くのご意見ご指導のもと着実に復元されていく過程に感動すら覚えます。
ここ数年は新命和尚に修復事業進行の多くを委ねて来ましたが、本当にここまで大変な苦労があった事と察します。
開基堂にて
諸堂の全面修復工事竣工までには約10年を要するとの話ですから、今後も緊張感を持って会議に出席しながら工事の進捗状況を見守って参りたく気持ちを新たにしました。
本日は公私御多忙の中ご出席を賜り、心より厚く御礼申し上げる次第です。今後ともより一層のご指導ご厚誼を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。本当にお疲れ様でした。ありがとうございます。高橋友峰