和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3980話 】
2024年 07月 10日 談
一日中蒸し暑さを肌で感じる気候となりましたが、午前10時半より岸家満中陰忌法要が本堂で御親戚一同がご参詣されたなか厳粛に修業されました。
岸家 満中陰法要
また卑山山口職員の父親である故・山口國夫様の葬送儀が本日鯖江市アスピカホール南館にて午前10時より執り行われるのに合わせ、宝勝寺にて法要の始まる前に葬送諷経を厳修致しました。
山口家葬送諷経を修業いたしました
最近は同年代の方々の御逝去が続いており、なんとも言い難い複雑な思いに駆られます。
岸家開眼納骨法要にて
「散る桜 残る桜も散る桜」とはあの有名な高僧良寛和尚の辞世の一句と言われていますが、和歌も詠んでいます「形見とて 何を残さん春は花 夏ほととぎす 秋はもみじ葉」と。また「裏を見せ 表を見せて散る紅葉」 とも詠んでいます。人は生まれた時点で寿命の宣告を受けますから須く「一期一会」と自覚して1日1日を大切にしかも和合専一に力強く生きて参りたいと念じるものです。
桂岩寺様にハスの花をお渡ししました
さてさて祖霊を想う追善供養の行も大切ですから盂蘭盆会を目前にして祖霊を迎える準備を致しましょう。先ずはお仏壇のお掃除から始めて下さいな。盂蘭盆会には霊供膳(りょうぐぜん)を供え献花、献茶、献香、献菓、をして家族全員でお参り致しましょう。友峰和尚より