和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3899話 】
2024年 04月 20日 談
「箸が転んでも可笑しい年頃」という言葉が有りますが、だいたい18歳から20歳くらいの女性を指しているのだそうですが、成る程!卑山にも20歳代の女子大学生がカフェ手伝いに来ていますが、とにかくじっとしておらず何でもない事でも笑みを浮かべる姿は生き生きとして可愛らしくも思うものです。
春の花々 / ふれあいパーク霊苑
和尚も大学時代は「疲れを知らない青年」だったような自分を思い出します。それだけ溌溂としたエネルギーを発散させる時期があったのですが、が、が、あんときのエネルギーはどこに!と誰しもが加齢とともに感じる思いながら諦めるにはまだ早いようです。なぜなら高齢者には歳を重ねた分、本物の笑みがあるからです。
芍 薬
歳を取るごとに笑みが無くなるというのは間違いで、大げさな笑いでは無くちょっとした笑みに意義があり、木の年輪のようなものだと思います。和尚も76歳を過ぎましたが、春の青葉若葉をじっと観賞していると、うんと若返りするが如き感覚を覚えます。曹洞宗の開祖・道元禅師が詠んだ句「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 涼しかりけり」の如くに、自然の有りようと共に1日1日を穏やかに過ごすことの大切さででもあるかと思います。
さて本日も終日霊苑内でのご供養が続きました。僧侶にとって故人の追善菩提の諷経を修していくことは何よりの喜びであり、参詣者にとっての安心に繋がります。読経後の法話を通して法要の大切さを説く毎日となっています。友峰和尚より