和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第3736話 】
2023年 11月 09日 談
11月9日は「いい句の日」ということで、「ひとつ俳句でもひねって」という日なのでしょうか? 俳句は時々作っていますが、最近はテレビでも俳句の番組が人気だそうです。
寳勝寺玄関前 ニシキギの色づき
穏やかな気候のもと 修復工事が着々と進んでいます
和尚は学生時代、俳句同好会に属し4年間先生に就いて沢山の句を詠みましたが、父母共に日常俳句と親しんでいたため沢山の句を残しています。母はよく投稿して賞を取っていたのを思い出しますが、賞を取るのは別としても自分の日常の生活を句に託して詠むのは日記を付けているのと同じことで、自分の人生を振り返ってみるには俳句は本当に想い出になります。和尚は短歌も好きですが、俳句は更に短い文章で自分の心境を文字に託すため言葉の使い方の勉強にもなります。
さて本日は休息日でしたが、自坊からの依頼で志納所用の色紙書きをしました。また来年の干支色紙描きも続けて練習しているところです。味覚の秋ですが、寳勝寺中庭に花梨の木があり実を沢山付けています。今日は職員が花梨の実を収穫してその一部を焼酎漬けにして熟成するまで保存するとの事。のどの痛みに大変効くそうですから楽しみに熟成するのを待ちたいと思います。
寳勝寺中庭で収穫した花梨の実
そこで一句、「花梨酒の 甘き匂いや 古寺の暮れ」、さらに一句「花梨の実 もいで嬉しき 果実酒」って何となく楽しくなりますね!皆様も今日は俳句を詠んでみては如何でしょうか! 友峰和尚より