和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3296話 】
2022年 08月 26日 談

大安禅寺重文諸堂保存修復工事が現在も順調に進められていますが、現場主任からそろそろ庫裡に保存されている色々な生活用具はじめ重要な備品の移転整理を開始して欲しいとの要望で、9月の秋口からその準備に入ろうと計画しています。なにしろ約300年以上を経た庫裡建造物ゆえに、江戸時代から受け継がれてきた台所用具や調度品を始め私有物でもあるタンスや書籍などその数は膨大で日々頭を痛めています。

 

 

さっそくに現場幹部の方々とも相談を始めていますが、移動する為の大型倉庫建設などの案を練っています。庫裡の大々的な修復工事に入るのはまだ約2年ほど先の話ですが、運び出すのにも時間が掛かるため9月からは長期間自坊に戻って移転作戦に集中したいと念じています。

 

 

それにしても和尚にとっては庫裡に保存されている品物は懐かしい物ばかりで、「断捨離」とは言え実に悩ましい日々が続きそうな気配です。自坊に戻った際は物置や屋根裏倉庫に籠って私有物の整理に当たってはいるもののどれも捨てがたい思い出の品々、誰が見るでもない物ながら和尚にとっては何より大切な宝物には違いないようです。

 

ふれあいパーク霊苑スタッフの 木村さんとともに

 

さて本日もワクチン接種後の休息日としましたが、おかげさまで体温も36,5℃と平熱に戻りました。午前中にはふれあいパーク霊苑スタッフの木村さんと懇談しましたが、このところようやく気温も下がり霊苑内でのご供養も幾分身体が楽になって来たように思います。まだまだ残暑厳しい日々が続きますが、精進してご供養諷経に専心して参りたく思うものです。友峰和尚より

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