和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3284話 】
2022年 08月 14日 談

初めて御目文字です! 海斗くん 重いなあ!

 

本日も午前7時より総代様をお共に新命和尚と別々に地元町内のお盆棚経へ出向きましたが、各御家のお仏壇では祖霊を迎える準備が行き届いており部屋も涼しくして迎えて下さるため本当に有難く思います。

 

地元田ノ谷町 堀江家にて

 

和尚も74歳になり、これまでに大変お世話になった檀信徒方々が亡くなられ心から追善供養の諷経とともに御冥福をお祈りしました。和尚を支えてくださった方々は現在80歳を越えており、棚経を終えた後はこれまでの事業を振り返りながらついつい長話しになってしまいます。お互いに「身体は動かなくなるが口だけは達者になるね」と冗談交じりに会話に花が咲きます。

 

 

本日お共くださった堀江総代のお父様も長きに渡り卑山の世話方としてご奉仕くださった方で、読経後には丁寧なおもてなしを受けました。お互いに人生の千秋楽を迎えようとしている年齢だけに、これまでの労力奉仕に感謝の言葉を伝えています。

 

 

棚経を終えて総代様と寺に戻れば、実に見事な白蓮の花が和尚を迎えてくれました。約300年間に渡って本堂中庭の蓮池で育てられてきた白蓮ですが、新命和尚が現在の池にレンコンを植え替え、今年立派に花を咲かせました。盂蘭盆会に合わせるかのように幾つもの蓮の花が咲いています。

 

創建当初から三百年以上に渡り育てられている 白蓮

 

「荷葉団々として鏡より円かなり」の言葉の如く、蓮の葉も青々として見事です! 時折降って来る雨を受けて大きな水玉がころころと蓮の葉から池に落ちて行く様もまた美しく見事でした。明日は午前10時半より卑山盂蘭盆会大施餓鬼会が厳修されますが、皆様にはどうぞご参詣賜りますよう御来寺お待ち申し上げております。友峰和尚より

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