和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2889話 】
2021年 07月 15日 談

新命和尚と斎藤公一氏とともに 花しょうぶの苗植え作業

北陸地方の梅雨明け宣言が発表され、いっきに夏本番を迎えようとしています。内孫が「じいじ、蝉が鳴いているよ」と言うので「ほんと?」と耳を澄ますと確かに蝉しぐれとなっていました。最近は耳鳴りがひどくいつも蝉しぐれの中に居るような感覚なので、孫に言われて初めて気づく感じです。さすがに昨晩は盂蘭盆会修業の疲れからかぐっすりと眠れたようで、今朝方は実に気分爽快で元気を取り戻し、その勢いで昨日に引き続き花菖蒲苗の植栽に入りました。

 

畑では既に加担をお願いした斎藤公一さんが作業を開始しており、新命和尚も加わって炎天下のなか午前中には凡その作業を終えることが出来やれやれ。午後からも引き続き作業に入る予定でしたが突然の雷雨のため急遽中止、なかなか思うようにならないのが世の中のようです。「人間万事塞翁が馬」で明日は2回目のワクチン接種の為、ゆっくり休養することにしました。

 

調査工事中の 大安禅寺鐘楼

現在大安禅寺では鐘楼の解体調査工事が進んでおり現場を視察しましたが、あまりの頑丈で美しい石組に感動しました。創建当初の姿はまるでお城の石垣のような風格を具えた立派な鐘楼であったと思います。今回の復元工事完成を楽しみにしています。

解体前の鐘楼

掘り進めると 地下深いところまで 石が組まれていることがわかりました

毎日変化する環境と生活リズムで少々体に変調を覚えますが、人生の正念場と捉え努力を続けながら「日々の仕事を楽しむ」事の大切さを感じ取って参りたいものです。友峰和尚より

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