和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2874話 】
2021年 06月 30日 談

くちなし / ふれあいパーク霊苑にて

とうとう今年も半分が過ぎようとしています。明日から7月「文月(ふみつき)」に入りますが、73歳にもなるとひと月ひと月の過ごし方が意味を成していきます。1月の睦月(むつき)から一年が始まり、12月の師走(しわす)で一年が終わるのですが、ひと月ひと月を惜しむかのように日々暦の呼称に沿って充実させながら生活を送っています。今月は「文月」でも有るので、日頃ご無沙汰している方々に暑中見舞い状を書いたり、お盆月ということで今は亡き父母や師匠、友人たちの霊供養をねんごろに修したいと願っています。

少林寺墓地の整備をしました

本日は野町・少林寺に出向き、7月10日厳修予定の「盂蘭盆施餓鬼会」の下見をしましたが、65歳以上の方のワクチン接種も殆ど終了していることから、今年は行事を本来の姿に戻してしっかり執り行いたいと思っています。この2年間、年中行事はじめ法務に関する事柄が縮小または中止を余儀なくされてきただけに、より丁寧に祖霊供養を修したいと思うものです。「楽あれば苦あり 苦あれば楽あり」で、困難な時にこそ知恵を出して乗り切っていく覚悟と精進と努力が求められていると感じるコロナ禍の今日この頃です。友峰和尚より

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