和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2850話 】
2021年 06月 06日 談

好天気の日曜日とあって朝からふれあいパーク霊苑墓参の方が次々に訪れお花と線香を手向けていましたが、墓前に手を合わせて合掌する姿には心から有難く感謝するものです。

墓前にて 年忌法要修業

仏法とは何ぞや?の問いに即答するならば、父母の恩を思う「慈恩」に尽きると思います。「父母の恩、祖先の恩」を思う心こそが「仏性」そのものだと思うのです。仏教の教えに「無我」という言葉が有りますが、その言葉を平易に言えば「おのれ無きものに安らぎ有り」だと修行中に師匠が口癖のように朝夕言っていましたが、近頃思うに「あるがままの心の実践」が「おのれ無き心」だと合点するものです。

午後から 少林寺墓苑の除草をしました

要するに縁に従って為すべきことを直ぐに実行する中に「仏性の働き」を感じます。さて言うは易く行うは難し!です。両親から授かった大切な命を縁に従いながらしっかり活かしていきたいと念じています。友峰和尚より

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