和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2734話 】
2021年 02月 10日 談

大安禅寺 庫裡裏山の砂防工事

轟音(ごうおん)とともに門塀をくぐり抜けて行く工事車両には驚きましたが、現在卑山庫裡裏山で大規模な砂防工事が行われており大型車両が境内を往来し、また同時に諸堂修復工事も行われており境内はまるで戦場のようです。

午前中に藤田通麿総代ならびに修理委員会会長の吉岡泰英氏と御子息、高木現場主任、新命副住職を交え修理工事の現場視察と進捗状況について愈好亭で懇談しました。新型コロナウイルス禍のため観光も停止され寺全体が工事一色の様相となっており、今までの観光寺院の風景とは全く違った別空間を感じます。和尚のアトリエも修理中で今後は金沢に墨蹟禅画制作の拠点を移す予定です。

和尚のアトリエにて 建具屋さんが作業中

修理委員会会長 吉岡泰英氏と御子息

文化財建造物保存技術協会・高木現場主任 と 新命副住職

昔の大安禅寺山門写真を御覧になっているところ

自坊での日々の生活リズムは和尚の大休息を主としていますが、それだけに精神的余裕も生じ、コロナ禍終息後の構想を練るうえで重要な脳トレーニング時間ともなっています。健康管理と精神的発展は比例するものですから、大安禅寺で過ごす数日間は和尚にとって大切な休息タイムのようです。

責任役員総代 藤田通麿氏

さて社会全体がテレワークに移行する状況に有り、ウイルス感染予防の観点から今後の寺院運営もSNSやインターネット通信網の利用を余儀なくされており、月参りや法要そして法話に坐禅等すでにオンラインでの発信が始まっています。いま何を成すべきか!またどう有るべきか! 拈提(ねんてい)の日々が続いています。友峰和尚より

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