和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2606話 】
2020年 10月 05日 談

重文・大安禅寺本堂修復保存の為の解体工事が進んでいます。自坊に戻る度に創建当初の骨組みが露わになり興味深く現場監督より説明を受けていますが、約400年前より幾たびもの修復を重ねて来た年輪を感じさせてくれます。

至る所に修復の後が残されており、その苦労が偲ばれます。今回は「令和の大修理」と銘打っての全面的な大修復保存工事の為、建造物の調査には時間を掛けながら解体工事が進められています。

若い時の10年間と73歳になってからの10年間では健康維持にも雲泥の差が有るため、今後約10年かかる保存工事に際し一番気掛かりなのはやはり自身の健康をいかに保つかです。建物と同じように和尚もいちど人間ドックに入り、徹底して健康診断をしなければと思いを強くした現場視察でも有りました。

願わくば一刻も早いips細胞並びにDNA交換の医学発展による臓器交換が可能になる事を期待したいものです。さて明日は滋賀北陸教区会計監査委員会が予定されていますが、深まりゆく秋の風情が心を和ませてくれています。友峰和尚より

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