和尚のちょっといい話
法要開始を告げる鐘 / 金沢市野町・少林寺にて
日本相撲協会主催九月場所で新入幕の前頭14枚目「翔猿(とびさる)」が目覚ましい活躍を見せています。コロナウイルス禍の中で横綱不在の盛り上がりの欠ける大相撲ですが、翔猿の登場で俄然「新入幕優勝」か?という大番狂わせを期待させる展開となっているようです。それにしても「翔猿」という四股名も実に面白く、逆に読むと「さるとび」ですからまるで「猿飛佐助」を彷彿とさせ、事実、土俵上でも右に左にまるで忍者のような戦いぶりを見せており大いに今後の活躍を期待しています。
少林寺本尊 釈迦如来坐像
お檀家様の 年忌法要が修業されました
さて、午前中には野町・少林寺に於いてお檀家様の年忌法要を修業しましたが、故人とは生前深く親交していただけに懐かしく偲ばれました。
近年、お寺の本堂を使用してのご法事が増えてきましたが、住職としては望むところで「荘厳の浄土」とも言われるように、歴史ある立派な本堂を大いに活用して頂きたいと思います。
秋涼の中、法要後には墓前供養を致しました
終了後 ご親族の皆様との懇親のひととき
午後からは雨模様の天気となり、境内はいっそう秋が深まっていくような風情で何処となく感傷的にもなるものです。「雨滴声(うてきせい)」なる禅語がありますが、雨だれの音が心地よく聞こえるのは年忌法要を無事に終えた安堵感なのかも知れません。
皆様とともに / 本日は誠におつかれさまでございました
まもなく10月、健康の秋を迎えますが、法要の際には近くの学校から「運動会」での応援をする賑やかな声が木霊していました。友峰和尚より
少林寺先代住職 河野秀一氏とともに