和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2553話 】
2020年 08月 13日 談

兵庫県西宮市 海清寺専門道場入門

ふれあいパーク霊苑には墓参の方が次々と訪れ旧盆を迎える風情となっています。墓石には色々なメッセージが刻まれており故人の恩徳を知ることが出来ますが、73歳にもなると自分のこれまで歩んできた人生を振り返り、今後の生き方をしみじみ考えるものです。

托鉢 / 海清寺専門道場にて

残された時間を充実させながら生きるために何を成すべか!との自分への問い掛けで、その答えを見い出すには修行時代に戻る事が一番です。修行時代の写真を整理しながらじっと見ていると、当時の新鮮な感覚が蘇って来ます。

托鉢の途中での しばしの休憩

修行仲間とともに

修行の第一義は「自分とは一体何者なのか」を見極める所に有り、修行時代の心境を思い起こすことは、心の原点に戻るひとつの手段でも有るようです。さて、当時はまだモノクロのフイルムが使われていた事も今では懐かしく感じます。写真は「真」を写すと言いますが、誠に初々しい修行時代の自分の姿の中に今後の人生の方向性が示されているものと自覚するものです。友峰和尚より

托鉢中の眼差し

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