和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2257話 】
2019年 10月 23日 談

境内の菊花

今日も青空に日本国旗が爽やかな秋風を受け、たなびいています。昨晩は天皇陛下即位宮中晩餐会の様子が報道されましたが、お疲れにも関わらず天皇皇后両陛下の穏やかな笑顔には感動を覚えました。

大安禅寺愈好亭にて 藤田通麿総代様とともに

早朝に藤田通麿総代様が来寺下さり、話題は専ら「天皇陛下即位礼正殿の儀」の厳粛な儀式の事でした。大安禅寺には第百七代御陽成天皇(1571~1617)と第百八代後水尾天皇(1596~1680)の御宸筆が収蔵されているだけに、気持ちの引き締まる思いでいっぱいでした。

藤田総代様としばし歓談した後、現在進行中の修理工事現場を視察して頂きましたが、開基堂・本堂と庫裏が一直線上に並ぶ建物の姿に圧倒された様子でした。新しい天皇陛下が御即位された令和元年から始まった卑山大修理工事にも不思議な縁を感じるものです。天皇陛下御宣明の際にはそれまで降り続いていた雨が止み、晴れ間から大きな虹が出現するという現象には恩徳に畏怖の念を思います。日本国の益々の弥栄を念じた一日となりました。友峰和尚より

清々しい秋晴れのもと 大安禅寺境内にて

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