和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2155話 】
2019年 07月 13日 談

少林寺盂蘭盆会 / 開式に際し 梵鐘を鳴らしているところ

この時期としては涼しい盂蘭盆会修行となりましたが、今年は冷夏なのでしょうか? 昨年は30℃を越える真夏日の中での法要だったように思います。午前10時半より多くの檀信徒皆様の御参詣のもと野町・少林寺、また午後1時半より、本多町・瑞光寺で盂蘭盆施餓鬼会が厳修されました。少子高齢化の進む日本社会ですが、近年は全国的に伝統的仏事法要も参詣者の減少が目立ってきています。寺院側も布教活動に色々工夫を凝らして寺離れを防ぐ努力が続けられていますが、後継者不足の現状にあってなかなか難しい問題でも有ります。檀信徒制度が徐々に解放されていく中での各寺院の模索が続いているようです。本日は大安禅寺より新命副住職を始め、富山県高岡市より江雲庵、氷見市より宝光寺各住職に出頭して頂き、厳粛な盂蘭盆施餓鬼会を厳修しました。

大安禅寺副住職による 法話 と 法要のご説明

 

檀信徒総代 宮崎寒雉様がご挨拶されました

 

導師入堂に際し 宮崎寒雉様御寄進の殿鐘を鳴らしているところ

 

江雲庵ご住職(臨済宗国泰寺派・高岡市)

宝光寺ご住職(臨済宗国泰寺派・氷見市)

 

 

少林寺盂蘭盆会 香語

 

檀信徒皆様が 順にご焼香されました

 

檀信徒各家先祖代々並びに御法名を読み上げているところ

 

鼓鉢を打ち鳴らし 御供養申し上げました

 

最後に 盂蘭盆会の法話を致しました

和尚の最も心に残る法要とは学生時代に参詣した大本山妙心寺開山忌法要で、実に古式に準じた極めて厳粛で荘厳な法堂(はっとう)での法要で、実に感動したのを今でも忘れる事が出来ません。「荘厳の浄土」また「威儀即仏法」という言葉が有るように、まずはしっかり法要の形を整えて布教活動に専心して参りたいと思うものです。さて、本年も金沢寺院4ヶ寺の盂蘭盆会法要をすべて無事に円成する事が出来ました。明日からは8月15日の大安禅寺盂蘭盆大施餓鬼会に向けて準備に入りたいと思います。友峰和尚より

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