和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第1214話 】
2016年 12月 14日 談
楽しい事はあっという間に過ぎ去って行きます。昨日までご一緒させて頂いた「ハイクラスの会」の中川建造様と広瀬邦彦様から無事に帰宅したとの大変丁寧なる御礼のお電話を頂きました。広島県福山市・中川美術館館長の中川建造様からはこのたび一冊の本を頂きましたが、題名は「人の花を咲かせた男」という単行本で、中川様ご自身の人生を綴った自分史でも有ります。
これまでに朝日新聞社の取材を受けて掲載された記事を始め、自ら執筆されたものなど、写真等を交えての印象的な本で早速拝読いたしました。文中には「日中友好の朝顔の会」についても触れられており、満開の朝顔をバックに中川様と和尚とのツーショット写真も掲載されていました。
2015年 8月 日中友好の朝顔を愛でる会より
人との出会いほど不思議なものは有りませんが、文章を読んでみますと実に必然的な御縁を感じました。誰しも人生で多くの出会いが有ると思いますが、偶然はひとつも無く、常に自分の心の働きと共に必然的に生じて行くものだと確信するものです。自分の過去の中での人との出会いすら似通っているのには驚きます。さすれば日常での出会いほど大切なものは有りませんね。それが人であったり、物であったり、自然であったりしますが、どれも自分の心と深い関わりを持った縁である事を自覚するものです。本の扉に「人のつながりの、つながりの輪。不思議なもんじゃね」と中川様がコメントされていましたが、真に「縁は異なもの味なもの」とはよく言ったものだと感心するばかりでした。友峰和尚より