和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1135話 】
2016年 09月 26日 談

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寳勝寺式台玄関にて 丸葉萩が満開です

九月の事を昔の暦では「長月(ながつき)」と言いますが、この月は小の月で30日で終わり。何が故に「長月」と言ったかと調べてみれば「秋の夜長」を指して付けたそうで、長~い月ではありませんでした。今月も本当に矢の如く過ぎ去った感が有ります。間もなく10月「神無月」を迎えますが、全国の神々が出雲に集結する月でも有ります。所謂、神様たちの「サミット」でも有りますね。この一年を振り返り、来年の神事を決める為に出雲にお集まりになるそうですから、出雲では「神あり月」と言うそうです。昔の方々がいかにその月々を暦の名称とともに楽しんで過ごしていたか、こういった事からも伺えるものです。なんとも優雅で風流ですね。

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本日も御骨上げ諷経が続きました

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さて、和尚もそろそろ今年を振り返る大切な時期に入って来ています。大安禅寺と金沢を行き来する毎日ですが、交通インフラの発達した時代だからこそ成しえる事だとつくづく文明社会に感謝するものです。今後も益々あらゆるものが進化して行く様相ですから実に楽しみです。健康の源は働く事に有りますので、更に精進して行きたいものです。「長生きは 只働くの 他は無し 流るる水の 腐らぬを見よ」なかなか好い歌です。さあ皆様!頑張って参りましょうか! 友峰和尚より

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