和尚のちょっといい話
瑞光寺 盂蘭盆会 / 金沢市本多町・瑞光寺の御堂にて
御釈迦様の根本の教えは「縁起の法」です。言い換えれば「有るがままの実相の法」ともいえます。この月はお盆月。「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の語源となったのはインドの古い言葉・梵語(サンスクリット語)の「ウランバーナ」で、そのまま音写されて盂蘭盆になったと言われています。その意味は「倒懸(とうけん)」、逆さまに吊り下げられた苦しみだそうですが、詳しくは「盂蘭盆会」で検索してください。
今日は本多町・瑞光寺で10時より盂蘭盆会施餓鬼法要を厳修しましたが、和尚が兼務して今回で三度目の法要となりました。瑞光寺開基・伊藤家の先祖墳墓もこの度立派に新調され、昨年他界された御母堂様の新盆の御供養も修業されました。何もかもが縁起によるお導きです。和尚が兼務する三つの寺院が少しずつ息を吹き返し始めているようです。
御墓参りのようす
瑞光寺庫裡にて 和合の茶礼
少林寺盂蘭盆会の準備 / 野町・少林寺にて
午前中の法要を終え、午後には少林寺の準備に入りましたが、どうか皆様に於かれましても御先祖の霊供養を通して「縁起の法」を実感して頂きたいと思います。「供養するが故に安心有り」です。日々報道されている事件事故や争いのニュースから解放される唯一の時間でも有ります。人々にとって「安心」ほど大切な心は有りませんが、それとて実践なくして得られるものでは有りません。まずは御先祖供養から行動を開始しましょう。一に掃除二に笑顔三四元気におかげさま! 明日は10時半より、少林寺で盂蘭盆会施餓鬼法要が厳修されます。お檀家様には是非お参りください。友峰和尚より