和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第980話 】
2016年 04月 24日 談
修行仲間や法縁関係の寺の大きな行事に参加することは住職の大切な法務の一つです。今日は郡上八幡の慈恩寺様の庫裡新築落慶法要と副住職の晋山式に参列したわけですが、この時期これ以上の天気は無いと思われたほど好天気に恵まれた二日間でした。
行事の様子は写真の如くですが、稚児行列も盛大に行われ慈恩寺住職の御徳の高さを感じ取ったものでした。このような晴れやかな行事は檀信徒皆様にとっても慶賀の極みであっただろうと察した次第です。行事に参列する事は勿論、仲間たちと久しぶりに会えたのも楽しく充実した時間ともなりました。いつもの生活パターンとは全くかけ離れた二日間、しっかり充電できたように思います。和尚にとって今一番大変なのは車の運転で、特に長距離走行は疲れるものですね。一日も早く自動運転システム自動車の登場を願ったものです。それにしても慈恩寺様のお庭は素晴らしいものでした。写真では中々その良さをお伝えできませんが、実によく整ったスキの無い庭園でした。どの寺院にも自慢の枯山水のお庭が有りますが、お庭を鑑賞できる事も楽しみのひとつとなっているようです。
さて、無事に帰山してみれば、広い広いお庭の掃除が和尚を待ち受けていました。余りにも広範囲に広がる庭だけに、慈恩寺様のお庭とは比較のしようも有りませんが、卑山の庭はどうやら自然そのままの姿が一番合っているように思いました。「稚児行列 声賑わいて 初夏に入る」溪仙