和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第926話 】
2016年 03月 01日 談

今日から弥生3月です! 大いにリフレッシュしながら青春しましょう!! 「青春とは心の若さである」とはドイツの詩人サミュエル・ウルマン氏の言葉です。和尚も同感ですね。心などは百年経っても老いないと思いますよ! 言い換えれば永遠に「無心」なのですから、無心の心で頑張って参りましょう。

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檀信徒様の年忌法要のようす

今月はお彼岸会と涅槃会が予定されていますように供養月でも有りますから、皆様に於かれましても御先祖の御供養を願いたく思います。僧侶の法務の三本柱として「読経と坐禅と作務」が有りますが、とりわけ御霊の供養ほど自分の命の存在を感じる時は他に有りません。自分がどこから来たのか、またその命とは何ぞやと問いかけます時、御供養を通して自然な形で自分の心に伝わって来るものが感じられます。

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最近では、寺離れ現象から先祖の御供養をされる方が減少傾向にあるとか。色々な事情でやむを得ないこともありますが、近年、世の中で頻発する事件事故を思う時、少なからず祖先への敬虔な気持ちの荒廃が心配されます。人間としての存在感を得るに大切な日々の行いとして、先祖への感謝の礼拝が有ります。インドやチベットでは「五体投地」(ごたいとうち)と言って身体全体を大地にひれ伏して礼拝をされますが、禅宗寺院に於いても、法要の際には同じような礼拝が行われます。その意味は「報恩謝徳」を表すもので、一般的には合掌して祖先の霊の安心と感謝の心を示す動作でも有ります。いつも感謝の心で過ごすときが、一番清々しい気持ちでいられるようです。さて皆様!!「命をつなぐは絆」ですから、家族の絆、友人との絆、そして周りの皆さんとの絆を大切に、元気に頑張りましょうね。友峰和尚より

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