和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第911話 】
2016年 02月 15日 談
寒暖を繰り返しながら春を迎えていくわけですが、最近の異常とも思える気候は、世の中の動きに合わせるかのように実に過激で極端な変動を見せています。皆様にはくれぐれも健康には気を付けて頂きたいと思います!なんて、もう他人事では有りません。和尚も身に染みて感じる今日この頃です。春先は健康を害しやすいと言われていますから要注意ですね。
ふたたび雪化粧の寳勝寺中庭
さて、昨日の夜に放映された「NHKスペシャル 司馬遼太郎思索紀行 この国のかたち」の第二部では、日本人の持つ「名こそ惜しけれ」の精神こそ武士(もののふ)の魂であると同時に、日本の発展を支えた民衆の心でも有ると結論付けていました。また、現代の日本の社会には「強い精神、信念」が不足しているとの司馬遼太郎の指摘でも有りました。最近のテレビ番組は視聴率を重視するが故の娯楽的内容が増えつつある中で、大変意義深く、自己の問題として考えさせられる番組でした。時代は超スピードで変化して行く今日、新たな日本社会発展への問題提起でも有りました。確かに、戦後七十年を経過した今、日本の未来についてもっともっと論議すべき時が来たようです。それこそ林先生の「今でしょう!!」と感じたものです。「日本人とは一体何者なのか?」和尚も日本人として、この問題提起に対して日々自問自答している者の一人です。「刻苦光明必ず盛大なり!」 友峰和尚より