和尚のちょっといい話
友峰和尚のちょっといい話 【 第873話 】
2016年 01月 08日 談
「規格外の野菜や魚介類が今、主役に!」とのニュースを見て嬉しく思いました。通常の二割から三割安で販売を始めたところ、消費者からも歓迎されているとの事。生産者側としても、捨てるしかない運命だった地産規格外野菜が救われることに、感謝の言葉を述べていました。「賞味期限」や「消費期限」等、飽食時代と言われている現代日本の中で「もったいない」の伝統的精神が復活していく事に、称賛の拍手を送りたいと思います。
松浦建設㈱様と、打ち合わせをしました。
日本は古来より長い間「農業」が人々の生活を支え、また日本独自の和合の精神も農業に従事する中で育まれて来たものと思います。先進国となった日本ですが、食料の自給率は約40パーセントだそうで、有事の際、他国からの兵糧攻めにあえば一辺に滅んでいく運命に有ります。和尚も金沢で自炊をしていますが、出来うる限り工夫して、食物を粗末にしないようにアレンジしながら食べきるようにしています。せめてもの食物への感謝の心ですが、子供の頃、父と共に畑で沢山の野菜を収穫し、田んぼを耕し、お米を作っていた頃が大変幸せだったように思います。「物を粗末にすると神様の罰が当たる!」そんな言葉をもう一遍聞いてみたいと思う今日この頃です。
さて、今日から再び本格的にお寺が動き始めました。今年は坐禅会や写経会なども開催してみたいと思っています。皆様こうご期待くださいまっし! 友峰和尚より